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2011年09月02日
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カテゴリ: けいの日常
前回の日記に続き、母のこと。
長くなるかもしれません。



母がどんな人かというのを、文章で説明するのは難しいです。
悪い人ではありません。 頭もいいですし、常識がないわけでもない。
けど結構毒舌キャラで、見た目も派手な感じですが
性格も言葉もちょっときつい人です。
私は四人兄弟で私以外は全員男。

「愚痴くらい聞いてやれよ。」兄弟は言います。
聞いてます。けど何十年も、愚痴を聞いてると聞いてる方もとてもしんどくはなります。

機嫌のいい時はとても良くしてくれます。
愛情を受けてないわけじゃありません。
ありがたく、感謝もしています。

結婚しても実家が近いのでよく行きますし、
いくといつも何かしらおかずを持たせてくれたりします。
一緒にランチも行きますし、旅行も行きます。

小さいころから衝突はよくありました。
小学生・中学生のころは、親に子供が怒られてるということで
私も特に何も不思議に思わなかったけれど、
私が一番叩かれたし、怒られたし、喧嘩すると私だけ長かった。
そのたびに言われました。

「親子にも相性がある。」

いつも吐き捨てるように言われ、その都度とても悩み、傷つきました。
私とは相性が悪いと言われてるのです。傷つかない子供はいないでしょう。
高校生くらいから、考え方の違い、とらえ方の違い、意見の相違は顕著になりました。
「なんで私の意見を理解してくれないのだろう。」
「どうしてわかってくれないのだろう。」
いくら「そういう意味で言ったのではない」と説明しても、
母が一度怒るとどんな言い訳も、どんな気持ちも通じませんでした。
何度説明さすの?って、いつも思いますけど
結局100回説明しても、一度逆鱗に触れたらそこから考えが変わらないので
もう謝るしかありません。

「行ってらっしゃい」と機嫌よく送り出してくれても、
帰宅すると態度が豹変してることがよくあり、
小さいころから家に帰るのが怖く、緊張していたのを覚えています。
褒められたことがないとはいいませんが、
記憶にもありません。
私が100回母にプレゼントしても、たった一回でも忘れたら生涯言われますし、
普段何にもしない男兄弟が、たった一回プレゼントしたら
それは母にとって生涯忘れられないプレゼントになります。
「どう思う?」って言われて「○○だと思うよ」と私が言っても流されますが、
「○○ちゃうか。」と弟が私と同じことを言っても、
「やっぱり頭のいいあの子に言われたらそんな気がしてきた」となります。

一番気持ちが沈み、心が重かったのは20代後半でした。
家の中で良くないことがあり、ストレスがたまった母に、
私はいつもちょっとしたことでしょっちゅうどなり散らされました。
30代になった私、結婚式の前日、それからしばらくして嫁ぐのに家をでる前日、
妊婦の私、どの私に対しても、容赦はありませんでした。

結婚して距離を置くようになり、心はだいぶ楽になりました。
何より自分の家に帰るのが怖くない。 家にいて緊張しない。
自分の旦那、娘達、家族がそちらにシフトしていくにつれ、
母がかわいそうになりました。
思えば気の毒な人生を送ってきた人です。
「縁を切る」という選択肢は私にはありませんでしたし、
それは今も変わりません。
「それは親不孝だ」と思っている自分がいますし、
もう本当に嫌だ、会いたくないと思う自分は
とても悪い人間に思えてしまうからです。

自分を理解してほしいと、正面から喧嘩もよくしましたが、
数年前に母に言われました。
絶対に自分の意見が正しく、それと違う意見は認めない人です。
その時も「でも私はこう思ってん。」と一生懸命伝えたつもりだったのですが、

「何年親子しても、相いれない考えもある。
 お母さんがこんな人間やと思ってあんたがあきらめなさい。」


この一言で目が覚めました。
あぁ。今まで私はなんて無駄な労力を使ったのだろうと。
絶対に、非は認めない。何があっても。そう言われたのと同じことです。
だとしたら、私は親子である以上、この関係が続くことを理解し、
あきらめるしかない。そう思いました。
そうすると、子供のころから言われ続けた「親子にも相性がある」という言葉も、
私を傷つけなくなり、私も「私は考え方が違うし、相性も良くないから」と
開き直れるようになり、「私がいつも悪いわけじゃない」と、
自分が楽になりました。
私は母と違う人間だから、考え方が違って当たり前。

でも一度、母に「私だって時々(関係が)苦しい」って言ったことがあります。
私にとってもかけでした。本当のことをわかってもらいたいって。
それに対しては母は、自分のことを見直したり私の立場にたったりってことは
しませんでした。
「親にそんなこと言うなんて、普通じゃない」と言われました。
もう、あきらめるしかないですよね。
勇気をもって向き合っても無駄無駄~ってなってしまって。


自分が楽になったけれど、
もう、本当のことは言えない。本音は言えない。心は開けない。
だから母の意見に「そうやんな~」と適当に相槌を打っていると、
兄弟から「おまえはおかんそっくりや」と言われ始めて、
最近はそれが厭でたまりません。
でも所詮、私と母のこの関係の難しさを兄弟に理解してもらうための言葉も
私は持っていない。 だから伝えるつもりもない。
だからはたから見たら、普通の仲のいい親子です。

「一番近くに住んでいるからしんどいこともあるけど、
 その分恩恵もあるからよしとしなさい」

そう母に言われると心の中で「プラマイ0なわけないやんけ」って思うけど、
恩恵が確かにあるから、「そうやんな~」って笑っておくのが
賢い選択かな?と思っています。
自分が妊娠した時、「息子でありますように」って、心の底から願いました。
女の子が生まれて、同じことをしたくないって。
でもうちは二人とも女の子。
気をつけて気をつけて、同じ思いをさせないように
私は立ち止まらないといけない。
この先喧嘩もするだろうし、叱りもするだろうけど、
言葉を心で聞くことを忘れないでいたいと思ってる。

本当に長くなりました。
でも書くことで心の整理ができました。
私は別に母を憎んでも嫌ってもいない。
大事な親であることは変わりがない。
突然にいなくなったら多分取りみだすと思います。
その部分はこの先も持つことで
私は自分の心をバランスよく保てると思います。





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Last updated  2011年09月03日 00時28分41秒
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