旅に出よう 思い出は語らず。

旅に出よう 思い出は語らず。

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2011.07.23
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昨日にひきつずき 小説を読んでいるのだが『刑事魂』松浪和夫 prat 2

『刑事魂』松浪和夫 を、読み終えました。
やっと読み終えました。テーマが、講談社の好みに合うので採用されたのだろうか。
まあ 反権力の色濃いストーリーであった。
刑事物が多数出ている中、地方の福島件を舞台に それなりに読みどころ有ったが、

警察の裏金の存在がメインテーマで、その県警の裏金を、取り仕切る本部長と、金庫番が、出てきてその本部長の家族が ひどいめに逢うというストーリーなのだろうが、県の裏金と、警視庁の裏金の関係も、よくわからないし、どこか、書き手の 認識が伝わってこない。
事件が起きて、その臨場感、切迫感が無くて 唐突に 県警の裏金といっても 一般の読者 すなわち 私には あまりピントこない。 裏金は無ければ無いに越したほうがいいが、それがあっても、ふつうにはあまり困らない。
それに、犯人逮捕優先化、一般人保護が優先化といっても、そう一方的に平板に対極を示されてきても、どちらにも組することはできないんじゃあないかな。

そういっても、このテーマで、もし 私に書けといわれても これ以上のものは書けないだろうが、三主人公の三島と妻と娘は 最後のほうになって よく描けてきたが、本部長と妻ともう一人の主人公でもある娘 遙さんにかんして 人物像が、描き足らないと思う。3回も繰り返し犯人 じつは 犯人が遙さんの父である前の警視庁時代にかかわってくるのだが、けっきょく ふせんにするべきことを 書きすぎ 逆に全般で、人物描写を おろそかにした結果であろう。まあそれでも 大変楽しかった。 残念ながら当の舞台になった福島県は、映画の舞台以上の 現実が、おおわれている。








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最終更新日  2011.07.23 12:06:46
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