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2017.11.25
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カテゴリ: 音楽




初めて東京フィルハーモニー交響楽団をナマで聴いた。

日中国交正常化45周年記念と銘打たれたコンサートの指揮者はリュー・ジア(呂 嘉)。世界で活躍する中国人指揮者だそうだ。しかし曲目はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とチャイコフスキーの交響曲第5番。日中国交正常化には無関係なよくある人気曲のカップリング。しかもピアニストはセルジオ・バイエッタというイタリア人。ありゃ?
ま、いい演奏が聴ければそれだけでいいけど。もらったチケットだし・・・・。

まずはラフマニノフだ。ソリストの奏でるピアノは、あまりタッチが強くなく、クラシックの演奏家というより技巧派のジャズ・ピアニストといった感じ。指揮者とオケは、地味だけどきっちりとピアニストを引き立てていた。名曲だから気持ちよく聴けた。

休憩時間にロビーをうろついていたら、東フィルの公演の前売りコーナーを発見。そこで、来年1月にチョン・ミョンフンが指揮しての公演があるのを知った。なんと彼は東フィルの名誉音楽監督なのだ。むむ、一度チョンの指揮ぶりを生で見てみたいと思っていたので係員に値段を聞いてみると、一番安い席で5500円。安い!しかも東フィルの無料会員になったら1割引きになるという。ということは4950円也。いいじゃん。空いている席を尋ねると、ステージ後方の2階席が空いていた。音響的にはあまりよくないが、指揮者を真正面から見ることが出来るではないか。よっしゃ!即購入。思わぬ幸福感に満たされた。

いよいよチャイコフスキーの交響曲第5番だ。東フィルの実力がどのレベルなのかが判明する時が来た。
かなりのスロー・テンポで第1楽章が始まった。リューの指揮ぶりはいたって冷静沈着。視覚的な面白みは一切なし。でも堅実な演奏に好感が持てる。第2楽章のメロディーを吹くホルンが大音声でよく歌っていた。他の金管楽器も気持ちよいほどよく音が出ていた。それに比べ弦楽器がややパワー不足に聴こえた。
でも、最終楽章は、ドラマチックに決めてくれた。ブラヴォー!NHK交響楽団までではないが、いいオケだと感じた。料金も安いし・・・。


この曲を聴きながら、この日のラフマニノフとチャイコフスキーは、中国と長大な国境線を有するお隣の国ロシアの作曲家の曲だったことを改めて思った。旋律が持つ「哀愁」はどこか似ている。そしてこの哀愁は、日本人も大好きなのだ。だから今回の公演曲目はこう決まったのだろう。
そんなことを考え、一人納得しながら家路についたのでありました。

最後に一句。  「  哀愁の  奏でに酔いし  冬の夜  」





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最終更新日  2017.11.26 18:07:23
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