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2019.06.26
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カテゴリ: 音楽




その予習のためにこのところ、ベートーヴェン本を読み、交響曲や弦楽四重奏曲など、これまであまり聴かなかった曲も含めて聴き漁っている。

よく見るベートーヴェンの肖像画(上記写真)は、晩年の大曲「ミサ・ソレムニス」を作曲している姿を描いているということをベートーヴェン本で知った。しかし、これまで一度もこの 曲 を聴いていなかった。
さっそく中古CD店で450円で購入したのが上記写真のCDだ。デイヴィッド・ジンマン指揮トーンハレ管弦楽団、シュヴァイツァー室内合唱団の演奏だ。通常80分くらいかかるこの曲を65分57秒で演奏している。相当なハイテンポ。ネットで調べると、「フレッシュで軽妙なタッチの快演奏」とあった。

いざ聴いてみる。
カトリックの典礼文が歌われている宗教儀式のための曲には聴こえない。ま、カトリック教徒でもないし私に教会音楽の何たるかがわかるわけないけど・・・。交響曲第9番「合唱」のもう1つの楽章のように聴こえた。あの「歓喜の歌」のようなシンプルで親しみやすいメロディーと言うよりは、バッハの曲のような感じだが・・・。
ワーグナーはこの曲について、「真正なベートーヴェン的精神を持つ純粋な交響曲的作品」と言っている。私の印象はあながち間違ってはいなかった。

あるベートーヴェン本を読んでいたら、こんな記述があった。
危うく 上から1枚1枚メイドの食料品買い出しの包み紙に使われてしまう一歩手前であった。』
曲を作り始めたら寝食も忘れ、周囲の迷惑も顧みず大音声で歌いピアノを弾く・・・・そんな一般常識からかけ離れたベートーヴェンの生きざまの一端を垣間見るエピソードだ。でも見つかってよかったよ。体調不良の晩年の5年もの歳月をかけて作った曲がジャガイモの包み紙になって捨てられてしまったら悲劇だ。喜劇かもね。その4年後、ベートーヴェンは死の床で曰く。「諸君、喝采せよ。喜劇は終わった。」

この大曲「ミサ・ソレムニス」のウィーンでの初演は、交響曲第9番と一緒に行われている。
大曲2曲が立て続けに演奏されたわけだ。聴衆はこんな重量級の2曲をしかも初めて耳にしたわけだ。さぞヘビーだっただろう。
でも来年のメモリアルイヤーには、あえてこの初演を再現するコンサートをやってほしいな。年末の第9演奏会の時期に。その方がより年の瀬を体感できるのではないだろうか。

最後に一句。  「  待ってたよ  入梅鰯に  白ワイン  」





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最終更新日  2019.06.29 08:08:55
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