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2008年01月02日
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きのう隣の両親の家に泊まった弟の子どもを迎えに、弟夫婦が午前中に来て、昼は‘もう一方のおじいちゃん、おばあちゃん’の家に行くからと言って帰って行ったので、昼前に子どもたちの相手から解放されました。(笑)
それで、せっかく‘フリー’になれたのだし(^-^;)、特にすることもないので、急いで出かける準備をして、きょうは去年とまったく同様に、西宮市の「大谷記念美術館」へ「近代絵画の美」展を見に行って来ました。

阪神電車の「香櫨園(こうろえん)」駅から歩いて7分ぐらいのところにあります。
住宅街の‘ど真ん中’にあるとは思えないほど静かな環境の美術館です。

ちょうど1年前のことを思い出しながら、きょうは着いてからすぐに美術館の中に入らずに、庭園のほうに回りました。
庭園の散策は無料です。


エントランスは北側にあって、そこから左手のほうに進みました。
東側の通路から南に向かって見たところです。


大谷記念美術館(1)_2008_1_2


広くはないのですが、ほどよい日本的な庭園が建物の周りを取り囲んでいます。
建物の東側の途中に「水琴窟(すいきんくつ)」があります。
耳を澄ませると、かすかに高い金属音のような音が聞こえました。


水琴窟_2008_1_2


半周すると、美術館の建物の南側に出てきます。
庭園と建物の間に人工の池があります。


大谷記念美術館(2)_2008_1_2


少し進んだところから、東側を振り返ったところです。
・・・いちばんいいところじゃないかな。。。(^-^;)





真冬なのに、工夫が凝らしてあるのか、結構いろいろな花が咲いていました。

つわぶきがあちらこちらに植えてあって、花が咲いていました。
また、「シコンノボタン」という木が何か所かに植えられていて、きれいな紫色の花が咲いていました。
ほかにも、千両や万両の赤い実がきれいだったし、しだれ梅や「ろうばい(狼狽)」のつぼみも膨らんでいました。
春先あたりに来たら花が見られるのではないでしょうか。

つわぶきの花です。





庭園のほぼ南西の端から来た道を振り返ったところです。
一応この中に「シコンノボタン」が入っているのですが、画像が小さくてわかりませんね。。。(^-^;)


大谷記念美術館(5)_2008_1_2


建物の西側は特に何もないので、ぐるっと1周して、正面エントランスに戻りました。
のんびり散策して、ちょうど30分かかりました。

建物の中に入りましたが、コインロッカーが有料ゾーンの中にあります。
それで、荷物を持ったままチケットを買って、コインロッカー・ルームへ行き、荷物を入れました。

会場は1階奥の部屋、続いて2階、再び降りて1階の反対側の部屋という順路です。

1階の最初の部屋は、日本人の油彩ばかりで、画家も知らない人ばかりでした。

続く部屋の最初に、なぜか橋本関雪の大作(『僊女』)が1枚ありました。
あとは、梅原龍三郎と小出楢重の作品を中心とした油彩でした。

梅原龍三郎の絵に‘紙に岩彩’の作品があったのですが、「油彩」とは違って「絹本着色」と似ていて、描き方は西洋画風でありながら、タッチは日本画といった感じで、去年の1月に「京都国立近代美術館」で見た「揺らぐ近代」という展覧会を思い出して、勝手に「揺らぐ現代」とでもいうような作品だな、と思いました。
このあとにも、山下魔起や山口蓬春の作品にも同じような印象を受けた作品がありました。

2階に上がります。
入ってすぐのところに、今回の‘目玉’、上村松園の『清韻』がありました。
あいかわらず色使いのきれいさと描かれている女性の気品に圧倒されました。
ただ、軸壮の作品は当然のようにガラスケースの奥に展示されます。
筆遣いがどうしても伝わってこないのが残念です。

隣には伊東深水の作品が3点。
並べて見比べると、松園と深水の描き方の違いがわかります。

続いて、川合玉堂が3点。
春の絵が1点と秋の絵が2点。
今の時期に合わないと思いました。。。

そのあとは、菱田春草や奥村土牛の作品が1点ずつ展示されていました。
奥村土牛の肉筆は初めて見ました。

杉沼寧のきじの絵を遠くから見ていたときは、上村松篁の絵かと思ってしまいました。
近くで見ると違うとは思ったのですが、遠目に見ると、少し似ているように感じました。(^-^;)

次の部屋は、小島善三郎、安井曽太郎らを中心とした油彩の部屋でした。

その隣は白瀧幾之助という画家の水彩8点と小ぶりの油彩11点だけの部屋でした。
ちょっとした「白瀧幾之助展」といった感じでした。

再び1階に下りて、最後の部屋です。
ここは純粋な日本画ばかりでした。
上村松園の最初の先生だった鈴木松年の作品から始まり、入江波光、榊原紫峰、竹内栖鳳、川端龍子、横山大観、橋本関雪ら、今私が最も興味を抱いている時代の日本画の作品が並んでいます。
鈴木松年の絵は初めて見ましたが、上村松園とはまったく似ていないと思いました。
むしろ、川合玉堂のほうが近いような気がしました。

今回の展覧会は所蔵作品のみで構成された‘拡大コレクション展’なので、図録はありません。
図録どころか、「作品リスト」もないのには少しがっかりしました。

のんびり見て回って1時間45分でした。
普通は庭園と館内で2時間あれば回れると思います。

それでも、全体としては、庭園もゆっくり散策できて、展示してあった作品にもまずまず満足できて、楽しい展覧会だったと思います。

・・・今年もこの調子で‘展覧会巡り’をすることになるのかな。。。(^-^;)





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最終更新日  2008年01月04日 22時26分39秒
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