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2010年08月28日
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カテゴリ: 水泳・プール

去年に続いて、「申し込むのをやめておけばよかった・・・。金もかかるし、これのために犠牲にしたことがどれだけあるだろう・・・」と思う「湘南OWS」の日になりました。

去年 の繰り返しになる部分もありますが、屋外遠泳大会などというものがあることを知ったのが4年前。。。
そのときは、9月の大会に9月でも申し込めるものがあったりして、まだ「わきあいあい」という感じが残っていました。
ところが、いきなりその翌年(=3年前)からどの大会も参加者が増え、結果的にレベルが底上げされたような感じがしました。
「ひめじ家島OWS」などはその典型だと思います。

かく言う私は、「3km」程度ではどうも物足りなくて、「5km」あたりのものをさがすのですが、どうしても見つかりません。(というか、ないのだと思います。)


去年、申し込もうかどうしようか迷っていて、一度プールで泳いでみようと思い、50Mプールを100往復するつもりで泳ぎ始めたものの、だんだん体が言うことを聞かなくなり、7500Mで止まってしまったことで、一旦はあきらめようと思いました。
でも、その後の日々を過ごす中で、「水泳が趣味です。特に、長距離が好きです!」などという自己紹介をしているのに、「時間はともかく“10km”が泳げもしないのに、恥ずかしい文句だな・・・」と自分で思う気持ちが強くなりました。

「日本水泳連盟」の定義では、

1.オープンウォータースイミングとは、川、湖、もしくは海洋等自然の形態の水の中で行われる競技をいう。
2.オープンウォータースイミングは5km以上、最長25kmまでの競技をいう。

などと書いてあって、非常に厳密な意味で「私はOWS大会に参加したことがあります」と堂々と言うためには、“5km”以上の大会に出なければいけないことになります。
主な大会の“3km”程度は、OWSと言えないわけです。


その後、「やってみよう!」という気持ちが徐々に出てきて、25Mプールながら無事に「10000M」が泳げたので、「湘南OWS」の“10km”に申し込みました。
でも、それからの日々はもっと暗いものになりました。。。

プールで調子よく泳げても、私の場合は「10000M」は短水路で‘3時間10分’ほどかかります。


苦手なヘッドアップ・クロールの練習もして、周りの人から「あの人、何やってるんだろう」とか、下手したら「プールで過ごす以外にすることないんだろうか・・・」と思われそうな日が週に1回はありました。

何とか「10000M」が泳げるようになっても、不安は消えませんでした。
「湘南OWS」は時間制限が厳しく、「1km地点で20分」、「5km地点で1時間40分」、「完泳は3時間30分」という‘公’のチェック・ポイントがあります。
最初の1kmが20分で泳げないことは普通はあり得ないと思うのですが、参加者の人数を考えると、ものすごいタイム・ロスがあります。(・・・スピードが同じだとしても、先頭と最後尾で3分ぐらい違うんじゃないでしょうか。)
また、直線的に泳げるわけではないので、数十メートルは余分に泳ぐことを考えると、意外に心配なタイムです。
そんなことを考えると、泳いでいる時間は実質で‘17分’ぐらいのつもりでいる必要があると思います。

そして、この‘公’にはされていないチェック・ポイントがあるらしいことが、去年、泳いだ後でわかりました。
「9.5km地点で3時間30分」というのがあるようなのです。
「完泳が3時間30分」というのはわずかに‘おまけ’してもらえます。
その代わり、9.5km地点でのこのチェックは厳格で、あと500Mでゴールというところで、強制的に船にピック・アップされるようだということを知りました。
・・・私がこんなことを知っているというのは、私が‘そういう’レベルだということです。。。

とにかく、プールでの練習もある程度はタイムも意識してしなければなりません。
「日本財団」のHPには「OWSは『完泳』を目的とする遠泳と違いタイムを競う」なんて書いてあるし。。。
自分のことを置いて言えば、「完泳が目標です!」というのでは、これまた「私はOWSに参加したことがあります」と堂々とは言えないことになります。

これで俄然奮起したと言えれば‘カッコいい’のですが、私の場合は何度「10000M」を泳いでも不安は解消されず、気分的に滅入りそうになることもあるほど追い込まれてしまいました。。。

さて、前置きが長くなりましたが(^-^;)、「逗子」駅から人の流れに沿って、とぼとぼとスタート地点に向かいました。

着いてすぐにナンバリングされ、タイム計測用のチップを足首に巻き、あとは履いておいた水着の上に着ているシャツとハーフパンツを脱ぐだけでした。
「クラゲよけ」のクリームを塗って、荷物を係の人に預けると、あとはすることがありません。

ゲートをくぐって、スタート地点に並んで座りました。

今年も倒れるかと思うほどの暑さで、また、私自身が去年とは違って体に‘脂’が付いたことで、寒くはありませんでした。(←去年は8月は中旬まで寒く感じていた・・・)

コースは去年とまったく同じ(だと思います)で、スタート地点から少し沖に出たところで、四角形の周回コースを泳ぎ、これで‘1km’。
そのあとはほぼ一直線で、遥か彼方に見える江ノ島の手前まで泳ぎます。
これがおよそ8.5km。
そして、右に曲がり、岸に向かって500Mぐらい泳げば、ゴールです。

今年はとにかく泳ぎのピークをこの時期に持って来るのに失敗したし、顔が変形したのか(^-^;)、どのゴーグルを装着しても必ず水が入って来るようになって、‘超’長距離を泳ぐには不利な状態でした。

スタート前の大会関係者の話では、きょうはここ2~3週間のうちでは最もいいコンディションだということで、指差されたほうを見ると、ゴール地点の江ノ島がくっきり見えるだけでなく、そのはるかかなたの富士山の山頂が江ノ島の上にはっきりと見えていました。(・・・事前に気付いていれば、写真を撮っておいたのに。。。_| ̄|○)
参加選手たちから「おお~っ」という野太い声が起きました。(笑)
さすがに男女の区別なしの“10km”の大会だと、参加者はほとんど男です。
体格のいい男に囲まれて、「いいよなぁ・・・、そんな体してたら・・・」と、毎度のことながら思いました。

この大会は関係者の挨拶が短いので助かります。
最低限の注意と説明だけ聞くと、ほどなくスタートです。

そして、いよいよ腰ぐらいまで水に浸かる位置に全員が移動しました。
私はいつもより気持ち前の、参加者全員のほぼ中央あたりに立ちました。

参加者は250人弱だったようですが、これだけの人数が一斉にスタートして、1つのブイを目指して泳ぐのが‘苦痛’です。
気の弱い私は、このときのバトルでみんなに前を譲ってしまいます。(^-^;)
特に今年はゴーグルを蹴られてずれたらどうなるかわからないと思ったので、いつも以上に人との距離を気にしながら泳ぎました。

あいかわらずブイをいくつ曲がったかわからず、「‘1km’はまだか・・・」と思いながら、早くもピックアップの文字が脳裏をよぎりました。
この周回部分は、初めてだった去年より泳いでいて焦りました。
「10km泳ぐつもりで参加費の20000円を払って、1kmでピックアップされたら、18000円の損だな」などと思うと、わずかに頑張れました。(笑)

そして、何回曲がったかわからないまま、どうやら周回コースが終わったようでした。。。
ということで、最初の‘1km’は制限時間内に通過できたようです。

ここからしばらくはいちばん楽しいところです。
人が程よくばらけ、前にはすうっと人の列が見えています。
その後を付いて行くように泳げばいいのです。
去年と同じく、「残り8km」を示す「8」のブイがしっかり目に入りました。

ただ、今年は去年と違うことが2つありました。
1つは波が高いのです。
そして、運悪く私は左側でしか息ができません。
波は左から右に打ち寄せるので、私は顔を上げるたびに波をもろに喰らい続けました。
もう1点は、去年は5メートルほどあった透明度が限りなく‘ゼロ’に近かったことです。
すぐそばで泳いでいる人の姿も捉えられません。
去年は海の底が見えていたのに、今年は1回も見えませんでした。

調子の悪さもあって、早くも‘へばり’かけてきました。。。
でも、そのときに「7」と書いてあるブイが見え、無事に通過できました。
去年も今年も、最初の1kmの気分的な長さと対照的に、2kmから3kmにかけての1kmの短さは意外なほどでした。
そして、去年と同じく、「“3km”のOWSなら、もうこれで終わりなんだよなぁ・・・」と思いました。

そして、去年は感じなかったガソリン(排気ガス)のにおいが何度もしました。
つまり、私の近くを監視のジェットバイクが行ったり来たりしているのです。
気になったので軽く後ろを振り返ってみると、人の気配がありませんでした。。。
「まさか最後尾・・・?」
泳ぎながら、「どうせピックアップされるなら、とっととしてほしい!」と、自分の泳力の無さを棚に上げて、息苦しさの原因になる排気ガスのにおいに苛立ちを感じました。

また、プールで泳いでいるときほどではなかったものの、ゴーグルの中に水が入って来ました。
しかたなくときどき止まって、ガードの人に溺れかけているのと間違われないように気を付けながら(^-^;)、水を出してゴーグルを装着し直しました。

ブイは1kmごとにしかないはずですが、船もあり、残りの距離がどこに書いてあるのかわからないものもありました。
明らかに数字が書いてある船が見えたので、「あれがちょうど半分の‘5km’地点だろう」と思って近くで見たら、「6」と書いてありました。。。

「もう疲れた。。。 ピックアップしてほしい。。。」と思いつつ、濁った水と高い波の中を黙々と泳ぎ続けました。

考えてみれば、‘5km’の地点では給水があります。
小型のボートが数隻あって、水を手渡してくれるはずです。

去年は最初の周回コースが終わって沖に出て、直線コースを泳ぎ始めてしばらくすると、頭の中で勝手に音楽が再生され始めました。(^-^;)
他の人のブログをさがして読んでみると、トップを目指すようなスイマーでない人は、本当に“脳内BGM”が流れたようです。(笑)
トップスイマーはひたすら泳いでいるんでしょう。
でも、そうでない人たちにとっては、泳いでいるという感覚よりも“非日常感”を強く感じてしまって、脳が部分的に‘飛ぶ’んじゃないでしょうか。
その意味では、トップ・スイマーより海で長距離を泳ぐのが楽しめているようにも思えます。
どんな曲かというと、サバイバーの『アイ・オブ・ザ・タイガー』、ヨーロッパの『ファイナルカウント・ダウン』・・・、このあたりは理解できます、というか、共感できます。
サザン・オール・スターズの湘南の歌もよくわかります。
でも、チャイコフスキーの『小ロシア』って、どんな曲ですか・・・?(^-^;)
私はもっぱら杉山清貴&オメガトライブでしたが。。。

今年もきっと杉山清貴&オメガトライブだろうと思っていた“脳内BGM”は予想とは異なるものでした。(笑)
ふと気が付くと、ピアノの音が聞こえてきます。。。
メロディーを意識すると、それはマスネの『 タイスの瞑想曲 』でした。(^-^;)

(【2】に続く。)





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最終更新日  2013年12月09日 19時41分37秒
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