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2018年03月14日
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カテゴリ: その他・日常


その自転車で7年前(2011年)の2月のはじめに、1泊で淡路島1周(「アワイチ」)をしたのですが、途中のアップ・ダウンのあまりの激しさに何度も降りて押して歩いたことがややショックでした。
その原因の半分は自分の力のなさ、後の半分は自転車のスペック(特に変速の段数の少なさ)にあったのだろうと思いました。

その前から、「しまなみ海道」(広島県尾道市~愛媛県今治市)には何度か行ったことがあり、当時はフラット・ハンドルながら一応ロード・レーサー型の自転車が借りられて、それに乗ってあちらこちらをうろうろするのが楽しみになっていました。
その年の9月には日帰りで往復もできるようになり、徐々にロード・レーサーを‘自己所有’したいという気持ちが強くなっていきました。

結局、その翌年(2012年)の2月にロード・レーサーとしては安価な自転車を購入しました。
さらに何度かあちらこちらへ出掛けているうちに、あれやこれやとパーツを換えたくなり、フレームとハンドル以外は‘原型’をとどめないほどになってしまいました。

私の場合、自転車は「移動の手段」という位置づけ(気持ち)がどうしても変わらないので、目的地もなくふらっとどこかへ行くということができません。
自転車はあくまでどこかへ行くための手段であって、具体的な目的地がない場合には股がる気にはなりません。
その後、「輪行」のしかたも覚え、どこか訪れたい施設を見つけて詳細に計画を立ててから旅行に自転車を‘連れて’行くようになりました。

主なものとしては、広島県尾道市から愛媛県今治市にかけて島を巨大な橋を渡って行く「しまなみ海道」と併せて、尾道市から三原市、竹原市を通って呉市に至る「さざなみ海道」、今治市沖にある「岡村島」からこれも島から島へ橋を渡って呉市の手前まで至る「とびしま海道」、兵庫県加古川市から京都府舞鶴市に抜ける「本州一低い分水嶺越え」(これは特に決まったルートがあるわけではありません)、高松市と徳島市の往復などが挙げられます。
これらの場所には、美術館や博物館、資料館などが点在していて、年に何度か展示物を替えるので、地元の人たちより足繁く訪れているではないかと自負するほどです。
「アワイチ」も買い換えた自転車で再度挑戦しましたが、激しい坂は上れませんでした。(^-^;)
あと、‘かわいい’ところでは小豆島1周(「マメイチ」)などがあります。

これでうちから1泊2日で行けて合計で150km程度の有名なところは走ったことになるのですが、唯一残っていたのが琵琶湖1周(「ビワイチ」)でした。
琵琶湖沿線は東側も西側も電車ではときどき通りますが、車窓から外を眺めていて、「これを自転車で走るのは嫌だ」という気持ちが強くありました。

私の場合はとにかく美術館や博物館の類が好きなのですが、電車が通っていないところや、通っていても呉線や加古川線のように1~2時間に1本といった不便さでは、わざわざ出掛けようという気にならないので、自転車で走ることと組み合わせれば、旅行をするのにうってつけでした。
特別見たいわけではない展覧会に本数の少ない電車をよく調べて計画を立てて行くのは億劫だし、自転車でひたすら走るだけの旅行も興味がない・・・、ということです。

それと、特に「しまなみ海道」は何度行ったか覚えていないほど(30回は超えています)走ったので、ここ数年は地図も用意せず、チェック・ポイントの到着・通過時刻を‘分単位’で立てて旅行に出るほど慣れた一方で、知らないところへ行くことの不安はむしろ助長されるようになりました。
私は地図もろくに読めない(・・・自分ではわかったつもりでいるのですが、実際にはとんでもないところにまで行ってから誤りに気がつく(汗))し、一方で文明の利器に頼ると、わずかにはある‘動物’としての勘や本能まで失いかねないので、スマートフォンのようなものは使わないことをポリシーにしています。

話が前後しますが、何だかんだ言っても、「関西に住んでいて、『しまなみ海道』も『さざなみ海道』も『とびしま海道』も何度も走ったことがあって、『アワイチ』も2回しているのに、『ビワイチ』だけは経験がないのってどうよ・・・」という気持ちがあったことは事実で、1年半前(2016年8月)に自分でも惚れ惚れするような詳細な計画は出来上がっていました。
当然、そのときは数日後にでも実行するつもりだったのですが、9月になってから自分に都合のいい日に2日連続して雨が降らないときがなく、計画は一旦、‘お蔵入り’になりました。

私は春と秋は苦手で‘ややこしい’ことをする気にはならず、自転車で宿泊を伴う旅行は真夏か真冬にしかしないので(^-^;)、年明け(2017年)の2月に実行しようかと迷っていました。
ところが、その頃から、旅行の計画をそれ以前より‘完璧’に立てるようになり、そのあまりの完璧さのせいか、予定を立て終わると、それだけで満足したような感覚になり、実行に移す気が失せてしまうようになりました・・・。
また、「ビワイチ」の場合は、実際問題として琵琶湖の北部は真冬は雪が積もっていて自転車で走るのは危ないと知ったり、あまりに寒い日や暑い日に知らない屋外でまる2日を過ごすのが不安になったりで、結局、実行に移せないまま年月が過ぎていきました。

今年になってからも、「しまなみ海道」は既に2回行った(そのうちの1回は「さざなみ海道」も「とびしま海道」も走った)のに、どうしても「ビワイチ」は実行する気になれませんでした。
でも、このままだとせっかく立てた計画も無駄になるし、気象庁の「10日間天気予報」を見ていると、3月の3週めの前半は快晴が続くし、ちょうど私も何もすることがないときにぴったり一致したので、ようやく重い腰を上げることにしました。
ただ、気温が5月上旬並みになるということで、かなりの量の汗を掻くことになるので、水分補給に注意しなければならないのと、ゴールしてからそのまま(=汗を掻いた格好)の状態では電車に乗れないのが、面倒だと思いました。
私は夏は旅行の最終日に電車に乗る駅で「輪行」の準備をする前に、近くの風呂屋に行くようにしています。(・・・自分でもにおいがわかるほど汗を掻いた状態で電車に乗るって、“テロ行為”ですよね。)

まず、「ビワイチ」を実行するに当たって多くの人が迷うのが、どのコースをもって「1周」とするかだと思います。
計画を立てるときに調べていると、大きく「北湖一周」と「完全一周」とに分けられることを知りました。
「北湖一周」は、西側の大津市と東側の守山市をつなぐ「琵琶湖大橋」を南端としたコースです。
これで約150kmだそうです。

サムネイル・レベルの地図で滋賀県を見たとき、「琵琶湖大橋」を渡る「北湖一周」だと、おそらく関西人が認識する琵琶湖の形になっていないと思いました。(少なくとも私は「あれ」が琵琶湖の形だとは思えません。)
一方、「琵琶湖完全一周」は、新幹線より少し北の「瀬田唐橋」を渡ると案内されています。
これで約200kmだそうです。

私は、そのあたりをヤフー!の地図で見てみたのですが、JR「大津」駅のほぼ真東にある「近江大橋」あたりを拡大して見ると、その南の部分も「琵琶湖」と書いてあって、さらにその南の「瀬田川大橋」の南には「瀬田川」と書いてあることに気が付きました。
「瀬田川大橋」とさらに南の「瀬田唐橋」の間の部分は当然のように「瀬田川」と書いてありました。
従って、「琵琶湖」は「瀬田川大橋」以北と定義(?)できると判断しました。
そして、「瀬田川大橋」で区切った形をサムネイル・レベルの地図で見てみると、(少なくとも)私が「これが琵琶湖だ」と思う形になっていました。
それで、「琵琶湖一周」というからには、「琵琶湖大橋」を渡るのでは不十分だし、「瀬田川大橋」の南の「瀬田唐橋」まで下る必要はないと考えました。
ということで、私の「ビワイチ」は、琵琶湖の南端を「瀬田川大橋」で渡るコースにしました。

次の問題は、日帰りで実行するか、2日(以上)に分けるかです。
さすがに私は200km近くを、それも初めての場所で日帰りで実行する自信はなかったので、これはためらわずに「1泊2日」にすることにしました。

3つめの問題は、どこを出発地点にするかです。
1泊の場合、湖西線の「堅田」駅近辺や彦根市を勧める人やサイトが多かったのですが、私は個人的な都合で、JRの「近江舞子」駅にすることにしました。
理由はいくつかあるのですが、大きくは次の2つです。
初日の最後に間に合えば(・・・観光を最初にしてから走るのは、予定が狂ったときに修正できない可能性がある)、「彦根城」を見たいということと、「ビワイチ」のルートから少しそれたところにある米原市の寺に寄りたいということです。
この2つを同じ日に入れることは時間的に無理があると思ったし、別の日にしておいて、時間や体力の問題で割愛しても惜しくない「彦根城」を初日の最後に入れれば都合がいいと思いました。
「彦根城」は、うちから十分に日帰りできるからです。
だからこそ(?)、天守閣が国宝に指定されている5つの城のうち、いつでも行けるという安心感から唯一訪れていない城になっています。(あとの4つは、「松本城」、「犬山城」、「姫路城」、「松江城」です。)
・・・結果的には、今回も「彦根城」は訪れずじまいでした。(^-^;)
初日の最後を彦根で、2日めの最初を米原でということになると、スタートはその反対側の場所になります。
ということを念頭において、自転車のルート検索で距離を調べてみると、だいたい「近江舞子」駅が適当な位置になりました。
「近江舞子」駅なら、数は少ないものの、「新快速」も停車するので、帰りに都合がいいということもありました。

他には、「右回り(時計回り)」に進むか、「左回り(反時計回り)」に進むかという問題があります。
‘常識’では、島は右回り、湖は左回りと言われていますが、少なくとも「アワイチ」は逆にしたほうがいいということが、2度の「アワイチ」で両方向に走ってみて思った結論です。
向かい風が気にならない人ならいいのですが、私は坂道と向かい風が極端に苦手なので、風景云々より、とにかく1日の風向きを考慮に入れて考えました。
調べてみると、2日ともおおよそ北寄りの風が吹くことがわかりました。
これだと、2日めの午前中の元気なときに少し頑張ればいいことになるので、その意味でも彦根での宿泊は都合がいいと思いました。
・・・「しまなみ海道」は、季節や時刻を問わず、今治から尾道への方向のほうが楽なことが経験からわかっています。

ということで、私は「ビワイチ」を1泊2日で、「近江舞子」駅を出発地点として「反時計回り」に進み、1~2か所だけ見学することにして実行に移しました。

きょうは早朝というよりまだ深夜というような時刻に起き、特別遅い夜食のような朝食をとって、家の最寄の駅まで行きました。
「京都」駅で湖西線に乗って、「近江舞子」駅まで行きました。
電車の窓からときどき外を見ていて、‘すごい’距離を北上して行くのに軽くビビっていました。(^-^;)
スタート地点をもっと南にしておけば、電車賃も時間も節約できるのは当然わかっていましたが、人が多いところで自転車の荷物を広げるのも好きではないんです・・・。
「近江舞子」駅で降りたのは、私の他には1人しかいませんでした。
・・・妙に嬉しかったです。(笑)
真夏には湖水浴客で賑わうところなのですが、あまりのギャップに驚きました。

駅の改札口を出てすぐにサイクリング・ロードがあって安心できたし、誰の目を気にすることもなく荷物を広げて自転車を組み立てることができました。

駅前から自転車ロードがあり、スムーズに走り始めることができました。
比叡山系の高いところにはまだ雪が残っていました。





しばらくは上の画像のような自転車用道路(自転車専用ではない)という感じの道が続き、そのあとは普通の道ながら下の画像のような青い矢印が淡々と続いていたので、迷う心配もなく進んで行けました。





電車に乗っていたときには遠く感じた駅間の距離も、意外なほどすいすいと進めました。

地図で確認しなくても、完璧に近い状態で道路にサイクリング・コースが示されているのって、「よしあしだな」とも思いました。
いいのは方向(進路)を確認するために無駄に止まる必要がないということです。
ただ、思った以上に矢印やら自転車用っぽい道を確認しながらさがすことに神経が集中してしまい、元々、景色や眺めといったものには興味が薄いこともあって、ほとんど景色を見ていないのです。
特に私のような方向音痴は、ルートを間違えないように必死なので、景色を楽しむ余裕は本当にありませんでした。
極端な言いかたをすれば、敷かれた線路の上を走る電車を運転するような感覚で、主に前を、ときどき左右を確認しさえしていれば、目的地に着いてしまいます。
時間の確認用にと思って調べておいた交差点の名前を確認せずに通過してしまうこともありました。(→「『××交差点』X時Y分通過」という予定と照合できなかった。)

南下するにつれて車が増え、途中からは自転車用道路がなくなり、信号も多く、気楽に進めなくなっていきました。
それでも、大阪や神戸の中心部のように、どうやっても自転車で横断できないような交差点はないので、問題はありませんでした。

あっと言う間に「琵琶湖大橋」の横(西側)を通過し、さらに南下して、「松原国道口」交差点まで行きました。
ここが今回のコースの最南端になっていて、左折して「瀬田川大橋」を渡り、今度は北に向きを変えて走り続けました。

しばらく延々と「湖岸道路」という道を走ることになります。
もっとローカルで車の少ない道を想像していたのですが、実際は結構交通量の多い道路でした。
交差点や丁字路(T字路)のないところが続くときはいいのですが、交差点や丁字路がある場合にはわずかな段差があって、自転車には嬉しくないんですよね。
かと言って、スピードを気にするほどではないので、車道を走るのも気が引けるし・・・。
全体的には、前半は疲れもなかったし、弱い追い風だったこともあって、車道も結構走りましたが、後半になって疲れが出てくると、安全を第一に考えて自転車道兼用の歩道を走りました。

ひたすら走っていると、再び「琵琶湖大橋」が遠くに見えてきました。(・・・自転車の後ろに写っているんですが、よくわかりませんねぇ。(^-^;))





「琵琶湖大橋」を越えると、ほどなく複合商業施設の「ピエリ守山」が左手に現れます。
予定を立てるときに、ここをちょうど昼頃に通ると思っていたので、予定よりはわずかに早かったのですが、ここで自転車を降りて、建物の中に入りました。
一度、潰れたというだけあって(?)、無駄に広いと感じる施設でした。

休憩を兼ねて食事もできたし、再び自転車にまたがって先に進みました。

特に代わり映えのしない道をとにかく淡々と進みました。
人によっては同じような風景が延々と続いて退屈だと言いますが、私はこのほうが安心できて好きだったりします。
道に迷うこともなく、人も車も多くなく、風に泣かされることもなく、近江八幡市に入りました。

近江八幡市に入ったことを示す標識を過ぎる(「日野川大橋」を越えて1kmほど進む)と、突然、自転車道はおろかただの側道さえもないほど道が狭くなり、しかも、カーブとともにかなりの上り坂が現れて一瞬たじろぎますが、少し上るだけで元のなだらかな道になります。
でも、こういう道でトラックに抜かれるのはひやっとしますねぇ・・・。

数km進むと、「長命寺町」という交差点があります。
「湖岸道路」はここを右前方に進むのですが、私はここを左に曲がりました。
急に車の量が減り、途中からは軽いアップ・ダウンもあって、「湖岸道路」より距離も長くなるのですが、こちらのほうが水辺に近い鄙びたところを走るので、心地よいと思います。
8kmほど走ると、自然に元の「湖岸道路」に合流します。

彦根市に入って、「柳川町」交差点の手前で自転車ルートを示す矢印が不自然なほうに曲がっていて一瞬ためらいますが、その道のほうが車が少なく、快適でした。
これも、すぐに自然に元の道に合流します。
そのすぐあとの「石寺町」交差点手前の枝分かれ道も同様で、左側の道が走りやすかったです。

道に迷うようなことは全くなく、彦根市に入りました。
そして、「松原橋」の交差点で右折(「彦根」駅のほうに向かう)しました。

数分進むと、右手に「彦根城」が見えました。
予定より20分程早く、3時少し前に「彦根城」近くに着くことができました。
ここですごく迷いました。
「彦根城」を見学するかどうかです。
さらに20分程早く着いていれば、見学していました。
逆に、20分遅ければ、完全に諦めがついていました。
「彦根城」の見学(有料ゾーンにいられる時刻)は5時までです。
天守閣か博物館のどちらか1つだけなら見学できると思いましたが、片方に1時間ずつかかる(かけたい)と思ったので、両方で2時間足らずというのは、ゆっくりと見ることができません。(・・・私は小ぶりの資料館でも1時間以上かけて見ます。)
入場券を買ったり、施設の案内図を見てどこに何があるのか把握したりする(・・・地図を理解するのは極端に苦手です(^-^;))のにも時間を費やすことは明らかだし、5時閉場という場合にはその15分前には職員たちも閉館の準備をし始めるのが一般的なので、実質1時間半ほどしかないということで、落ち着いて見られないと思い、諦めることにしました。
早すぎる時刻でしたが、ホテルにチェック・インして風呂にでも入ってさっぱりしようと思いました。

予約しておいたホテルもすぐに見つかり、チェック・インして、風呂にのんびりと入った後で出掛け直して、夕食と翌日の朝食を調達して帰りました。

【参考】「近江舞子駅」08:05発→「琵琶湖大橋交差点」09:05通過→「(京阪)浜大津駅(東側)」09:50通過→「近江大橋西詰交差点」10:05通過→「松原国道口交差点」10:15通過→「びわこ博物館(前)」11:00通過→「ピエリ守山」11:20着(→昼食)/12:10発→「長命寺交差点」13:00通過→「栗見出在家交差点」13:35通過→「大藪町南交差点」14:35通過→「彦根城(近く)」14:55着〔総走行距離:99.28km〕
※ここにメモした地点では、5~10分ずつ休憩しています。

(【2】に続きます。)





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最終更新日  2018年03月20日 20時50分05秒
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