「同時流行に備え 最大90万人対応へ医療体制強化 厚労省」という記事が出ている。インフルエンザとコロナウイルスの同時流行が発生するので、注意という事のようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/700c3880210d04b89d9e308d7e85ee07941cbb59
本当にそうなのかなと、現状のインフルエンザの発生状況を調べて、過去の状況と比較してみることにした。
データとして何が良いかと思ったのだが、学級閉鎖の状況などがわかりやすいと思ったので、それを見てみることにした。
そして出て来たのが以下の表である。
この表は平成29年、令和3年、令和4年の第36週から第47週までのインフルエンザによる休校、学年閉鎖、学級閉鎖の数を示している。
これをみるとわかるように、休校、学年閉鎖、学級閉鎖のそれぞれで、令和3年と令和4年ではほとんど変わりがない。令和4年が令和3年に比較して少し増えているという状況だ。この状況は平成29年のものと比較すると歴然で、平成29年の数が、休校、学年閉鎖、学級閉鎖のすべてで格段に大きい数字である。
上のグラフはその中の学級閉鎖のものを、平成29年、令和3年、令和4年と比較できるようにしたものだ。前に示した表のデータを使っているので、その差を見やすくしただけである。
ちまたでは、今年の冬はインフルエンザとコロナウイルスの同時流行がかなりの確率で発生するような話が出ているが、この表やグラフを見る限り、インフルエンザの流行は起こらないとみた方がよさそうだ。
厚労省や感染症の専門家はこういうデータも無視して、我々をインフルエンザ十コロナウイルスの恐怖に煽っているだけではないのか?我々は彼らの言うことをうのみにしてはいけない。
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