マイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」の運用が2025年3月24日から始まるようだ。
これで運転免許証を持ち歩かなくても良くなる。マイナンバーカードだけを持っていれば良いのだ。
ただ、これに関しても、いつものように「マイナ免許証」反対という意見が散見される。
こういう意見を言う人の中には、マイナンバーカードを持っていなければ、自分はマイナンバーとまったく関係ないと思っている方がいることだ。
そんなことはない。すでに、マイナンバーは日本国民全員に割り振られている。もう相当前のことなのだが、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(番号法)」が成立し(平成25年5月31日公布)、平成28年1月1日よりマイナンバー制度が導入されている。
その時期に、あなたの個人番号はなになにだという知らせの入った郵便物が、それぞれの人に届いているはずだ。一部、行方不明の人などは、受け取っていないと思われるが。
だから、マイナンバーカードを持っておろうが、持っていないでおろうが、マイナンバーは個人に取り付いて離れなくなっている。
マイナンバーカードはそのマイナンバーをうまく利用できるようにするために、発行されるもので、そのカードを持っていると、その人の番号は何番だということがわかり、間違っていないことが証明される。本人確認をたやすくするためのものだ。
その一つの例として、保険証の代わりに、マイナンバーカードを使うことにしたわけである。そして、今度は免許証もマイナンバーカードで代替できるようになる。マイナンバーカードを持っているだけで、免許証も保険証も持ち歩く必要がなくなる。
マイナンバーカードに反対する人の中には、個人の情報が取られてしまうということを心配している人がいる。でも、マイナンバーカードがなくても、日本政府としては、大半の人の個人情報は入手しようと思えば、ほとんどの情報は入手可能だ。まあ、家においてある大金などは、マイナンバーが普及する前から置いてあるとすると、つかめていないと思うが。
世の中には悪い人もいて、自分の一部の個人情報をうまく隠してしまっている人もいる。それは、なかなか見つけることができない場合がある。すべての個人の行動について、マイナンバーに紐付けできていると、そういう個人情報の隠匿などということが、難しくなる。これから、その点は改善されるはずだし、すでに改善されつつある。
日本国民の大半の人が、マイナンバーカードを持ち、保険証として登録すると、色々便利なことが発生する。病院の事務化などにも役立つはずだ。例えば、今は病院で独自の診察券などを発行しているところがあるが、それもマイナンバーカードで置き換えることができる。診察券を持ち歩く必要がなくなる。さらに、お薬手帳などもマイナンバーと紐付けするので、持ち歩く必要はない。事務手続きの簡素化にも役立つはずである。
免許証でも便利なことはいろいろある。免許証の書き換えでも手続きは簡略化されるはずだ。写真も取る必要はない。マイナンーカードに登録されているから。個人認証ができるので、在宅だの免許更新なども可能になる。更新するために、警察まで出かける必要もなくなるのだ。これは、我々が便利になるだけでなく、警察の方でも、事務手続きが簡単になり、応対する人も減らせることができて、経費節減になる。
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