ミュージックセラピー講座



ミュージックセラピー講座/2007年4月~6月


今日はミュージックセラピーの第1回目の講座・・。
ちょっとドキドキして先生のご自宅へ伺いました。
この先生の単発の講座は以前にも数回受けていたので
まったくの初めてではなかったのですが・・・。

音楽療法のボランティアをされている方
福祉施設に勤めている方、
お子さんが自閉症の方など
いろいろな方が受講されていました。

そういう方々とお知り合いになれるということも
魅力の一つです。

まずは簡単な自己紹介のあと、脳についてのお勉強を少し・・・。
音楽というのは、全ての感覚(五感・固有覚・前庭覚)を
刺激することが出来るということなどのお話を聞きました。

次にいろいろな楽器の音を出してみました。
ログドラム・ジャンベ・たいこなど。
また、自分が中学生ぐらいの知的障害児だとして
振舞ってくださいなどの注文も・・・

そのあとは、楽器を使っての簡単なセッション・・。
めちゃくちゃのようでも
それなりにまとまって聞こえるので不思議です。

全部で6回の講座です。
きっとあっという間に終わってしまうだろうな。

でも今日の出会いを大切にしたいと思いました。

そしてみんなで音楽を楽しむヒントを
一つでも多く見つけたいきたいと思います。




本日、ミュージックセラピーの2回目の講座でした。

音楽を使った回想療法について

子どもの頃などに体に沁み込んだ音楽は、
脳に深く残っていているそうです。

普段は忘れていても何かをきっかけにふっと思い出すのだそうです。
かなり認知症状の重い人でも童謡とかは、
歌詞を見なくても自然に口ずさむ事がよくあるのは
感じていました。

音楽を一つのきっかけとして、昔の記憶が蘇ることが
脳の血流を促すのだそうです。
リーダーと利用者さんのつながりも大事だけれど
同じ時代を生きてきた利用者さん同士のつながりが大切で、
音楽によってあーでもないこーでもないと話をする。
それはとても良いことなのだそうです。

チューリップ1

ときには、つらい思い出話をして涙を流す事もあるけれど
それは泣きながらそのときの思いを整理して
浄化している事でもあるのでいけないことではないと。
感情を呼び覚まし、表に吐き出すことも大事なのだそうです。

今日は『東京行進曲』例に出してやってみました。
でも・・わたしこの曲知りませんでした。
みなさんご存知・・・?
≪ジャズ≫≪リキュール≫≪ダンサー≫などの
カタカナ言葉が歌詞に入っています。
これも時代背景のヒントになるそうです。
また≪東京≫という地名からも話題が広げられるということでした。

いろいろ参考になる話が聞けてよかったです。





本日3回目の講座です。
今日はいろんな打楽器を使いながらの講座でした。
使用した楽器なんですが・・・

テンプルブロック

先生はこれを良く使われるそう・・。


竹琴

素朴な音色。
ちゃんとした音階になってないのがいい?

スリットドラム

叩く場所によって、音の高低があります。

フィンガーシンバル

小さなシンバル。
つまむのも難しいし、ぶつけていい音を出すには
何度もやってコツをつかまないと。

シンギングボール

これは周りをこするんです。
倍音が広がって不思議な雰囲気が・・・
瞑想するときなどに使うんだそうです。




どれも音を出すのは比較的簡単なものです。
叩けば音がでます。
でもいい音を出すというのは、とても難しいのです。

大きい音と小さい音。
どちらの音を出すのが難しいですか?

小さい音を出す方が難しいのです。

なぜなら、小さい音を出すには、力をコントロールしなければならないから。
脱力が必要になってくるのです。
(圧力がかかった後、力を抜くことによって音が響く)

高齢者や障害者の方たちにとってはこの力のコントロールが難しい。
でもこれが出来ると楽器でも良い音を響かせることができます。
音楽の場面だけでなく生活の場面でもこの脱力ができると
いろいろな場面で役立つようです。

ただ「力を抜いて」「よわく」と言ってもなかなか上手くいきません。
その奏法にあったBGMを効果的に使い、
イメージを持ってもらうことによって動作を誘発させていくのです。
多くの曲のレパートリーも必要で、適切な選曲が大切です。

ゆっくりの曲では、呼吸が深くなり自然と動作もゆっくりと
速い曲では、呼吸が浅くなり、動きは小刻みになります。
要求した動作と音楽の関係にも注意が必要なのです。

いろんな意味で奥が深いな~と思いました。

講座の最後には、障害者施設に出前セッションに出かけることに・・・。
ちょっとドキドキ★楽しみです。





ミュージックセラピーの講座も今日で4回目となりました。
1クール6回の講座なので、もう半分以上終了していまいました。

最後の6回目の講座は、施設の方々のご好意で
出前セッションに伺わせて頂くことになりました。

子どもたちとは、毎月ログドラムでリズム遊びを楽しんでいるけれど
今回の施設の方々の年齢層は20代~40代。
主に精神障害をお持ちの方々です。

今日は、セラピーの先生や講座を受けているみなさんと選曲の相談・・・。
次回もう一度、その選曲をどう展開していくかを打ち合わせする予定です。

初めてのことで、どうなることやら心配もありますが
楽しむことを第一に、やりたいなと思います。

wasurenagusa




こんな曲はどうかなと意見がでました・・・・



  『つぼみ』 『千の風になって』  『あめふり くまのこ』 『 赤いスイートピー




1クール6回のこの講座も5回目です。
次回の最終は出前セッションという事で、
知的障害者の方々がおられる施設へ出向きます。

本日はその最終打ち合わせです。
大まかなプログラムは先生が考えてくださっているので
私たち受講生は、そのお手伝いです。
今日はプログラムの内容の確認をしました。

ジャンケンゲームあり、リズム奏あり、今風の曲あり、懐かしい歌あり
盛りだくさんの内容です。

次回に詳しいことが報告できると思います。
楽しみです・・・。




本日、セラピーの先生と一緒に受講している生徒さんと
ある施設の出前セッションに出かけてきました。

利用者さんは約15名

とても喜んで体でそれを表現する人。
大人しそうだけど、こちらのやっていることを静かに見ている人。
そして時々、気が向いたときだけ反応してくれている人。
ただ、同じ場所で同じ時間を過ごしていた人。

でも、それぞれの感じかたで、少しは興味をもってくれたと思いたいな。

最初は緊張していた顔がだんだん慣れてきて・・・
アイコンタクトも少しづつ取れてきて・・・

最後の2曲(赤いスイートピー&千の風になって)は
みんなで手つないで音楽に合わせてゆれたりしました。
自然に手をつなぐことも出来て、とっても気持ちよかったぁ~

楽しそうな笑顔は、いろんな力を与えてくれます。
感謝、感謝、ありがとうです。




【2007.7月~9月】
現在2クール目の講座も引き続き受講中です。





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