ケロサロン

2008.06.30
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カテゴリ: ボーイズ・ラブ
イラストが私の好みではなかったのですが、面白そうだったので読みました。
日本人ではありますが、15年も外国で暮らしてきた雪彦をもう少し 日本人離れをした容貌 に描いてくれたら良かったのに・・と思います。
ジャケットの雪彦の服もネグリジェに見えて仕方がないし・・。



 ショコラノベルズ 2008年6月20日発行


母親が、中東アルラート国王に見初められ、第4夫人として輿入れをした時、 坂下雪彦 はまだ 3歳 だった。
アルラートの 王族 となった雪彦だったが、国王と血の繋がりのない雪彦を義兄弟たちは苛めた。
第二王子のサリフ だけは雪彦に違った態度を取っていた。
サリフは雪彦に、 そんな事を言われないように賢く強くなれ ・・と言う。
幼い雪彦は、サリフを見習おうと、ずっと側について歩いてきた。

時は経ち、雪彦18歳の時、サリフは20歳になり 成人の儀 を迎えたが、その晩にサリフは雪彦を抱き、雪彦は サリフの想い を知ったのである。
サリフは 第1王子ザーヒル より、次期国王にとの人望も厚く有力視されていましたが、それを快く思っていなかった第1王子ザーヒルが、雪彦との関係を知って雪彦を自分のものにしようとした事にキレて、サリフはザーヒルに怪我を負わせてしまいます。
国王はサリフを地下牢に謹慎させ、雪彦に サリフのことを思うなら身を引いて日本に帰ってくれ と言います。

5年 が経っていました。
国王急死の報せを聞き、次期国王サリフの命で強制的にアルラートに連れ戻される雪彦。
もう二度と離さない ・・というサリフの熱い想いに雪彦は応えられるのか?

サリフのために身を引くという雪彦の決意は潔く、涙を誘う場面でもあったのだけど・・それ以外の雪彦はあまり魅力なし。
いつも受身だし、強さが感じられない。
15年もアルラートで王族としての教育を受けてきた人間が、18歳で日本へ行って日本の生活に簡単に馴染めるものなのだろうか・・ ということ。
もともと日本人なのだから当たり前だとも思うけど・・やはり向こうの教育を3歳から18歳まで受けてきたのなら、考え方や風貌も少しは向こうの人っぽくなっている筈。
そんなところにこだわる?とお思いでしょうが・・、この本での雪彦の微妙な立場上、こういう微妙な違いも受け取る側において、大きく左右すると思います。






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最終更新日  2008.07.01 01:41:09
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