2006年07月18日
テーマ： 野鳥好きっ♪(17381)
カテゴリ： 野鳥
７月１３日、昼食を食べながら産経新聞神奈川版を
読んでいたら、思わず絶句して食欲が失せてしまった。
「箱根芦ノ湖畔 ツバメの巣７０個
有名ホテル撤去 鳥獣保護法違反で捜査」
記事を要約すると・・・・
箱根町の有名ホテルでツバメの巣が撤去され
鳥獣保護法違反の疑いで小田原署が捜査。
同ホテルには外テラスの天井に７０個の巣があった。
ホテル側は、宿泊客から苦情があったといい
町内工務店の作業員に依頼し巣を撤去させた。
作業員は約４０羽のヒナを袋に入れて山に捨てた。
捨てられた山を探して生き残った１８羽を保護。
現在、ヒナはボランティア・スタッフが育てているが
スタッフは「親が必要なときに離ればなれになったので
野生復帰は難しいかもしれない」と話している。
その場は、とりあえず怒りを抑え
記事を切り抜いて自宅へ持ち帰った。
「箱根 ツバメ」でウェブ検索すると
既に多くのブロガーが取り上げている。
全てにおいて信憑性があるとは限らないが
詳しい情報を入手出来た。
まず、ツバメというのはイワツバメのことだ。
創業から１００年以上の歴史がある
「富士屋ホテル」のチェーン店「箱根ホテル」である｡
ゴミのように捨てられた袋の中に
多くの死骸と卵。保護されたヒナは３日間絶食状態。
神奈川県立自然保護センターに引き取られ
突然、ヒナを失った親鳥達１００羽は
自分の子を探し、今もホテル近辺の上空を
彷徨うに舞い続けているという。
「箱根ホテル」はウェブ上で謝罪文を掲載。↓
http://www.fujiyahotel.co.jp/hakone/apology.html
発見した方はブログを開設し、状況を報告中。↓
http://blogs.dion.ne.jp/tateishi/
野鳥を愛する人間にとっては
怒りに震えるような経緯である。
ホテル側は謝罪文の中で
「今まで、従業員による
『富士山クリーンアップ・エコトレッキング』の実施等
自然環境の保護に取り組んでまいりましただけに
まさに痛恨の極みと存じます」
などと書いている。
いかにも苦し紛れ。
全く関係ない今までの実績を引き出し
なんとか言い逃れをしようと懸命だ。
鳥獣保護法を知らなかったというホテル側の弁明が
存在するかもしれない。
しかし、生きているヒナを袋に無造作に入れ
ゴミのように捨てるという残虐行為は
無知を盾にしたとしても酷過ぎる。
例え野鳥や、その他の野生生物に興味が無かったとしても
許されるものだろうか？
残虐性を考えれば、自分の子供を含む児童２人を
殺した母親と大差ない気がする。
ツバメ類は人間を信用していると思う。
だからこそ、最低限の距離を保ち営巣する。
人間が近くにいれば、天敵が来ないだろう。
しかし、今回の場合、最大の天敵が人間だった。
確かに、上から糞が落ちてくる可能性が高く
客商売をしている側にしてみれば、なんの価値も無い。
私の知っている店は、ダンボール箱を下に置き
マジックで「↑ツバメがいます↑」と書いて頭上への
注意を促している。これは理想的。
やって欲しくないが、卵を産む前に
なんとか巣を作らせないよう
ツバメが諦めて他へ行くまで、払い落とすのも
百歩譲って手段といえる。
古くからツバメは益鳥として重宝されていた。
営巣した家や店は繁栄、繁盛に恵まれるという。
今回、宿泊客からの苦情という
疑わしい理由で撤去したにも関わらず
不審に思って行動に出たのは
ホテルの宿泊客だった。ホテルにしてみたら
なんとも皮肉な結果である。
このような事態を招いた以上、信用を取り戻すためには
相当の覚悟と努力を要するだろう。
読んでいたら、思わず絶句して食欲が失せてしまった。
「箱根芦ノ湖畔 ツバメの巣７０個
有名ホテル撤去 鳥獣保護法違反で捜査」
記事を要約すると・・・・
箱根町の有名ホテルでツバメの巣が撤去され
鳥獣保護法違反の疑いで小田原署が捜査。
同ホテルには外テラスの天井に７０個の巣があった。
ホテル側は、宿泊客から苦情があったといい
町内工務店の作業員に依頼し巣を撤去させた。
作業員は約４０羽のヒナを袋に入れて山に捨てた。
捨てられた山を探して生き残った１８羽を保護。
現在、ヒナはボランティア・スタッフが育てているが
スタッフは「親が必要なときに離ればなれになったので
野生復帰は難しいかもしれない」と話している。
その場は、とりあえず怒りを抑え
記事を切り抜いて自宅へ持ち帰った。
「箱根 ツバメ」でウェブ検索すると
既に多くのブロガーが取り上げている。
全てにおいて信憑性があるとは限らないが
詳しい情報を入手出来た。
まず、ツバメというのはイワツバメのことだ。
創業から１００年以上の歴史がある
「富士屋ホテル」のチェーン店「箱根ホテル」である｡
ゴミのように捨てられた袋の中に
多くの死骸と卵。保護されたヒナは３日間絶食状態。
神奈川県立自然保護センターに引き取られ
突然、ヒナを失った親鳥達１００羽は
自分の子を探し、今もホテル近辺の上空を
彷徨うに舞い続けているという。
「箱根ホテル」はウェブ上で謝罪文を掲載。↓
http://www.fujiyahotel.co.jp/hakone/apology.html
発見した方はブログを開設し、状況を報告中。↓
http://blogs.dion.ne.jp/tateishi/
野鳥を愛する人間にとっては
怒りに震えるような経緯である。
ホテル側は謝罪文の中で
「今まで、従業員による
『富士山クリーンアップ・エコトレッキング』の実施等
自然環境の保護に取り組んでまいりましただけに
まさに痛恨の極みと存じます」
などと書いている。
いかにも苦し紛れ。
全く関係ない今までの実績を引き出し
なんとか言い逃れをしようと懸命だ。
鳥獣保護法を知らなかったというホテル側の弁明が
存在するかもしれない。
しかし、生きているヒナを袋に無造作に入れ
ゴミのように捨てるという残虐行為は
無知を盾にしたとしても酷過ぎる。
例え野鳥や、その他の野生生物に興味が無かったとしても
許されるものだろうか？
残虐性を考えれば、自分の子供を含む児童２人を
殺した母親と大差ない気がする。
ツバメ類は人間を信用していると思う。
だからこそ、最低限の距離を保ち営巣する。
人間が近くにいれば、天敵が来ないだろう。
しかし、今回の場合、最大の天敵が人間だった。
確かに、上から糞が落ちてくる可能性が高く
客商売をしている側にしてみれば、なんの価値も無い。
私の知っている店は、ダンボール箱を下に置き
マジックで「↑ツバメがいます↑」と書いて頭上への
注意を促している。これは理想的。
やって欲しくないが、卵を産む前に
なんとか巣を作らせないよう
ツバメが諦めて他へ行くまで、払い落とすのも
百歩譲って手段といえる。
古くからツバメは益鳥として重宝されていた。
営巣した家や店は繁栄、繁盛に恵まれるという。
今回、宿泊客からの苦情という
疑わしい理由で撤去したにも関わらず
不審に思って行動に出たのは
ホテルの宿泊客だった。ホテルにしてみたら
なんとも皮肉な結果である。
このような事態を招いた以上、信用を取り戻すためには
相当の覚悟と努力を要するだろう。
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