うつくしいやきもの



 いったいいつの時代に、どこで誰が作ったものであるかもわからないものや、こわれてしまって今ではもう使い道もないようなものもたくさん出てくることと思います。
 このようなものを身近に暮らしたいと、切に願ったものものです。うまく自家にやってきたものもあり、残念ながら手に入れることはできなかったけれども心に深く残っているものあり・・・

 ここではごく普通の民衆の当たり前な日常に仕えるために生まれてきたなんでもないものの中に込められた美しさを紹介したいと思っているのですが、そのようなもののなかにも大変なうつくしさが広く認められたものがたくさんあり、すでに美術館などに収蔵されています。それらにはもちろん大変な名品がたくさんあることはいうまでもありませんが、ここで紹介するのはそういったものではなく、自家といくらかの友人知人の処にあるものばかりです。これらのやきものこそが自分が直接に手に触れて親しんだものたちなのですから。

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