<夢発信> az☆我が道を行く

<夢発信> az☆我が道を行く

2006年01月06日
XML
テーマ: お勧めの本(7897)
カテゴリ: ベリーのオススメ
博士の愛した数式


帰り道に、本屋によって文庫本を3冊購入した。
それからふと、思い出したことがある。


それは、上京したばかりの一昨年の晩秋。
その頃は、お金を節約しければならなかった。
しかし、時間はたっぷりあった。
そして幸運なことに、駅ビルの中に、紀伊国屋があった。

確か5回くらい通って、その本を読破したと覚えている。
その頃は帰国したばかりで、国内の出版状況をほとんど知らなかった。
それなのに編集関係の仕事を探していた私は、面接で、その本の内容とどこに感動したのかを述べて上手く切り抜けたと記憶している。


その感動を人に伝えたい作品だった。
劇的なことは起こらないけれど、エピソード一つ一つが静かに輝いていて、愛しく、切なかった。
80分の記憶しか持たない博士の生き様が、悲しく愛しかった。
「本屋さんが薦めたい本、年間ナンバーワン」の理由が理解できた。

その作品が映画になることを、昨年の晩秋に、映画館の予告編で知った。
瞬間、親しさが蘇ってきた。
その作品が、映像によって、多くの人を感動の渦に巻き込むだろうと思った。
と同時に、映画化は当然のような気もしてきた。

予告で見た映像は、想像していた映像にほど近いもので、完成度も高いことを予感させる。
博士が洋服に付けている無数の紙がカサカサと音を立てていた。
それが、彼と80分以上前の世界をつなぐ唯一のもの。




博士の愛した数式
博士の愛した数式





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年01月07日 16時35分01秒
コメント(4) | コメントを書く
[ベリーのオススメ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: