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菊池 省三

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2005.03.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
○学級に「信頼」を築く3つの取り組み

 新採の頃、尊敬する先輩から、
「教師の専門職としての最も重要な資格は、学級経営の力量である。」
と教えられたことがある。この言葉を、今でもことあるごとに思い出す。
 私なりに毎年心がけて取り組んでいることを、昨年度の実践から3つ紹介する。

1.人間関係をむすぶ言葉の指導
 新しい学級を担任したり、学期が変わったりすると子どもたちに次のようなア
ンケートをとり、その結果を学級内に掲示する。
 アンケートの内容は、「学級にあふれさせたい言葉」「学級からなくしたい言葉」


掲示する時は、「あふれさせたい言葉」はあたたかい色(ピンク)、「なくしたい
言葉」はつめたい色(ブルー)の紙に書くと、効果が大きい。
上の表からも分かるように、1・あいさつ言葉、2・人(友達)の呼び方、3・
ほめ言葉、などは「人間関係をむすぶ言葉」である。
 これらの言葉を美しくしていく指導は、あたたかい学級を育てる上で必要であ
る。

2.一人ひとりが生かされる場の保障

 毎学期、「一人一役」の活動を決める。条件は、
・ 毎日活動できる。
・ 短時間でできる。
・ 学級のみんなに役立つ。

る。

私の学級で、人気の高い?「一人一役」を二つ紹介する。

【教室に入る前の関所】  
 朝の教室の入り口に、百円ショップで購入したミニホワイトボードにいろいろ
な問題を書いておくという活動である。

というルールになっている。例えば、
・ カタカナの「ヲ」は何画でしょう。
・ 「複雑」を3回空書きしましょう。
・ 大きな声で「おはよう」と言って入りましょう。
といった内容である。

【朝のメッセージ】
 朝の教室の黒板にメッセージを書かせるのである。前日の帰りに、教室に入っ
て行ってほしいことや
みんなに伝えたい「プラスのこと」を書いておく活動である。例えば、
・ 男女5人以上にあいさつをしよう。
・ ○○君、誕生日おめでという。
・ 今日のバスケットボールはパスをたくさんしよう。
といった内容である。(学級では、それらを行ったり確認したりした人から、自分
の顔の絵を黒板に貼るようになっている。)

 以上二つの活動は、いずれも他に働きかけるものになっている。このような活
動をさせることによって、「自分と他者」「個と集団」との関係のあり方を学びな
がら人間的な成長を積み重ねて行くのだと考えている。強い絆で結ばれた学級が
育ってくる。

3.絆を強くする学級文化の創造。

 私は、学級経営は担任の特技を生かすことが一番だと思っている。特技には、
その人の人間性と専門の科学性とが詰まっているからである。
 その担任の特技を生かした学級独自の取り組みを(音楽の得意な先生は音楽的
な取り組みを、体育の堪能な先生は体育的な取り組みを)、年間を通して行うと学
級は目標を持って大きく成長するようである。

 昨年度の学級では、学級メールマガジンを発行することを決めた。教師の提案
を受けて学級会を開き、目的、内容、分担等を決め、その後は自分たちで発行し
続けている。(私は、インターネット関係が特技といえる程ではないのですが・・・)

学級の一人S子は、一年をふり返って次のように書いている。
「メルマガを学級で発行するようになり、今まで以上に学級にまとまりが出てき
たような気がする。一番の大きな理由は、みんなが一つの目標を持てているから
だと思う。みんなで一つのことをやり続けようとしている。メルマガが、学級の
大きな柱になっていると思う。」

 学級の柱となる活動・行事を決めて一年間継続した取り組みを行うと、それが
学級の文化となって、子どもたちは誇りと自信を持つようである。






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Last updated  2005.03.28 23:08:38
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