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2009年06月17日

夏のあらし！　その５

テーマ：アニメあれこれ(26942)

カテゴリ：な行

お互いに”通じた”ことで、過去の世界へ飛ばされてしまったはじめとやよゐ。

あらしさんとだけしか通じないと思っていたのですが、相手が女性（幽霊）

であれば、通じるみたいですね。

こちらでは、まだ生きていた頃の加奈子とやよゐに会えました。

あんなにやよゐのことが嫌いだった加奈子が、ピアノの演奏を見に来て

くれたのは、あんなことがあったからだったんですね。

自分も死ぬかもしれないという状況で、思い切った行動で助けてくれたこと。

なるほど、と思いました。

そして、あらしさんとカヤさんにも会うことができましたね。

過去に飛ばされてよかったと思える瞬間です。

でも、一番よかったことは、やよゐが歩けるようになったこと。

恐怖を克服して希望を持てたことは、何物にも代えがたいことでしょう。

結局、５月２９日に何があって、どういった経緯で歩けなくなってしまった

のかは明らかにはなりませんでしたが・・・・・

気になるのは、加奈子の言葉。

男が勝手に戦争を始めて、とばっちりは必ず女たちに・・・！

あくまでもわたしの想像ですが・・・・・

この言葉から、空襲のときの焼夷弾で家が焼けて人が焼け死んでいく

ところを見てしまったことで、ショックのあまり歩けなくなってしまったのでは

ないか、と思います。

それに、よく出てきた、”憲兵”と”特高”という単語。

”憲兵”とは、憲兵隊のことで、憲法に違反するような言動の人間を厳しく

取り締まる組織のこと。

”特高”とは、特別高等警察の略で、人々の思想を取り締まるための組織。

名前こそちがっていますが、共通しているのは、戦争を否定する人間には

容赦ない制裁を加えていたこと。

（緊急命令など）でこの組織の存在が正当化されていたこと。

こんな状況の国だったので、加奈子が言うように、”まちがい”が起きて

しまったのは当然なのかもしれませんね。