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カテゴリ: 団塊党宣言
突然ですが、「もんじゃ」を知ってますか?
いま東京のお好み焼き屋さんならどこでも扱っています

でも、もんじゃを食べたことあるって言っても
子供の頃に5円玉持って駄菓子屋に行き
もんじゃを焼いたことのある人はあんまりいないでしょう

あれはどうも東京下町の駄菓子屋でしかやってなかったものらしい
とは大人になってから分かったのですが、
当時は駄菓子屋に四角い鉄板があるのはごく当たり前の風景でした

とはいえ、私が育った荒川区の駄菓子屋でも


駄菓子屋のもんじゃは子供の社交場として発展したんです
5円持っていると20分は鉄板の前を占領できました

小さめのお茶碗一杯に小麦粉を薄~く薄~くといであり、
その上に青ノリがハラハラッとアクセント程度にちらついて
味つけのウスターソースがチョロッと入って5円でした
それと、糸のような切りイカがハラリっと入っていたような気がします
鉄板は四角だから、いちおう4人が定員だけど
一側に2人づつ、8人まで入ることもあったように思います

みんながそれぞれの器からもんじゃ液を(あれは液だった)
スプーンで鉄板に落として焼くことになります
でも、もんじゃ液はトロミがないもんだからどこまでも流れていく

ベロベロなめながら

そのうち我慢できなくなったヤツが
ドバーッと鉄板いっぱいにもんじゃ液を流すから
全員のもんじゃとぶつかって境界がなくなってしまいます
するとまわりの者は「なにをするんだよう」と言いながら

ドバーをやったヤツが「それはオレのだ!」と言い張る
「ちがうよおれんだよ」と言い合いながら
自分のヘラをすこしだけ相手の領分に入れて取りっこする

なんてことをやり、ひたすらヘラを動かしては口へ運んだのです
でも、これでケンカになることはなかったと思います

こんな調子で、もんじゃ焼きはかけひきたっぷりのゲームだったし
ある意味でコミュニケーションと協調性の訓練にもなったのです

5円で20分間、至福の世界に浸ることができる
駄菓子屋のもんじゃ焼鉄板のまわりは、
ぽっかりと子供たちの熱気に囲まれた、完璧に子供の世界だった
でもね
ときどきちょっと知恵の遅れた大人の子供が混じることがあった
そんな人には面倒見のいい子があれこれと世話を焼いてあげて
みんなで楽しく鉄板を囲んだもんです

下町育ちの団塊世代はいましみじみと懐かしむのでありました





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最終更新日  2005年01月29日 15時39分08秒
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