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カテゴリ: 社会保険労務士
定年延長が本年4月に施行され、
多くの企業が継続雇用基準を設けた再雇用制を採用しました。
そこで社員に再雇用での労働条件を示す際、
会社側は再雇用をどのように考えるか、
のひとつを参考までにお届けいたします。

1.定年退職の意味
終身雇用制は、入社したら定年までずっと勤めあげる制度であり、
終身雇用と定年退職が一対になっています。
終身雇用制の下で、新卒入社した社員の給与は、

やがて年を経るにつれて年功給が右肩上がりで伸びて行きます。
中高年になったころ、
家族にかかる経費が大きくなるだろうとの配慮から、
当人の労働成果とイコールになり、
その後は成果を上回る額が支給されました。
成果を上回る分は、若いときに蓄積したストック分が
後払いとして支給されるとの意味合いです。
オーバー分は勤続給、役職給といった年功的名目で支給されました。
しかし、若いころに蓄積したストック分と中高年以降のオーバー分は、
定年時には同量になって帳尻が合うという考え方です。

2.再雇用の条件

「帳尻が合う」とは、定年時にストックがなくなり、
すべての状況が白紙に戻ることです。
長年にわたり一生懸命働いて会社に貢献してきたことについては、
会社も相応した処遇で報いてきたとの考えです。
したがって継続再雇用の際はすべての条件がリセットされます。

組織内では役職が外れます。
すべてのしがらみが取り払われ、
会社側はひとりの人間としての実力を評価します。

3.知識と経験
長年勤め上げて得た知識と経験は無形の知的財産です。
一方、日々進歩する世の中にあって、
個々人の知的財産は時代から遅れるリスクを背負っています。
そこで会社側は継続再雇用に際して、
当人の有する知的財産を「今後会社としてどの程度必要とするか」
という基準で評価します。
つまり当人が知識と経験を絶えず磨いており、
今後も会社がその知識と経験を活用できるかどうか、が
評価の基準になります。

会社は、社員が定年になったとき、すべての関係を清算しました。
リセットを経ての再雇用ではすべての条件が白紙です。
そこで継続雇用の希望があるなら、
これまでの実績を白紙に戻して評価するのが理にかなっています。
継続再雇用は実質的に他社への再就職と同じです。
他社へ再就職する場合、
採用されるどうかの基準は当人の価値しかありません。
当人の知識と経験が一般的にも通用するかどうか、
知識と経験を活かすことができるかどうかにかかっています。





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最終更新日  2006年07月19日 19時01分35秒
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