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30年前、
私は当時の西ドイツにひとりで暮らしていた
フランクフルトから東に100km走り
あと20kmで東独という田舎町だ
西ドイツはビールが安かったので
アパートでは毎晩ビールばかり飲んでいたが
ビールのつまみはチーズやソーセージばかりでは飽きる
でも餃子は飽きなかった
そこで餃子を沢山仕込んだというわけだった
沢山仕込んだが、いつもひとりで食べたわけではない
当時私はスバルドイツ社という
富士重工のスバルを西ドイツへ輸入する会社で
現地採用として働いていた
三井物産の子会社なので
社長は三井物産から駐在員が赴任していた
社長は単身赴任だったので
テレビでサッカーの試合があるときは
ときどき私の家にやって来た
一緒にテレビでサッカーを見ながら
餃子とビールの小宴を開いた
社長は私の餃子を気に入ってくれていた
ビールは安いし、餃子はたっぷりあった
それでもサッカーが終わると
社長は自分のアパートへ帰っていった
男2人きりの宴会はそれほど盛り上がらなかった
相手は私の上司だから盛り上がるわけもなかった
=立春の味= 2016年02月08日
=食材の受け皿 = 2015年10月16日
=冷やし中華が作れなくなりました= 2015年10月14日