気まぐれ屋。

気まぐれ屋。

2019.07.27
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カテゴリ: ヒトコトモノ

台風来るとか言ってるけど、昨日も今日も朝から快晴。
濃厚ソフトクリームみたいな入道雲の御出座しに、
夏が来た――――!!と叫びたくなる。
この台風が何も悪させず、無事に通り過ぎてくれれば
待望の夏がやってくる。九州育ち初夏生まれなので、
やっぱりこの時季が一番、気分いい。

吹き抜ける海風を感じながら、事務所への坂を歩いて
直ぐの所に在るお宅。坂の突先に坂に半分埋もれる
ように建つその家は、おそらく昭和の終わりか平成
の初め頃のものじゃないだろうか。白いタイル張りの
外観に、欧米の重々しい“当時の”モダンが感じられる
こげ茶の玄関扉、住人のこだわりを感じる。
きっと建てる時には、この場所に合う洒落た家を夢見て、
ありったけの熱を注いだことだろう。
そういう“想い”が見える作りの家だった。

それが、ある時期を境に突然、その姿を変えた。
二ヶ月前だったか、いつも通りにその坂に来ると
家の様子が明らかにおかしい。
人が居る気配が全くしない。そう言えば、この時間
いつも玄関前におばさんが出て、庭仕事や掃除をしてた。
つい一週間前にも見かけたのに・・・その姿が見えない。

あれから毎週のようにそこを通ったが、一週ずつ
様変わりしていく。家は人が使ってこそ“生きる”と
聞いたことがあるが、人がそこに居ると居ないのでは、
こんなにも速く“劣化”するのだな・・・
この前まで年季の入った味のある家だったのに。
主を失くした今はもう、タイルは苔生し、自慢
だったハズの扉は、色褪せ朽ちかけている。

悲しい。ここの家越しに、正面に海を感じるのが
好きだったのに。今じゃ、ここに近づくにつれ
胸が痛くなる。長年住み続けた家を、どんな理由で
手放すことになったかは知る由もない。
けれど、この小洒落た住宅地の一角が、このままの
状態で放置されるのは、月に数回通りすがるだけの私
にも、ちょっと耐えられない。とは言え、あんな
難しい建て方をした分、壊すのも新築するのも
難しいに違いない。そうじゃなくても私が見る限り、
この周辺の高齢化は確実に進んでいる。
あの家、廃墟・・・になるのか。うーん、悲しい。

そんなことを考えながら家に戻り、昼寝して仕事して、
までは順調だったのだが・・・・・・。
また今年も早くも、“熱中症”になって寝込む。
去年は体調も悪い日が続き、そのせいか二度も
熱中症で苦しんだ。だから、ものすごく注意してる
つもりなのに。いやー、昨日の夜は参った。
目の前に美味しい夕飯用意したのに、全く
食べれなかった。泣ける―。しかもその程度じゃ、
全然痩せねー。ほんと年々、歳には克てなくなるなぁ。
忍び寄るどころか、結構ダイレクトに弱る。
こんな夏の始まりなんか、イヤ過ぎ。

******

関係ないが、若者言葉に『じわる』ってのがある。
『尊い』とか『語彙力』とか『よき』と同じで、
まさか『じわじわくる』って死語みたいな言葉を
今どきのコが知ってるのに驚く。
言葉遣い変で、会話もまともに成り立たない
暗号みたいな喋り方のコが目立つのに・・・
おかしなものだ。
あ、茶化してんのか、昔の古い言葉を。
もっと言葉を大事に本来の響きで使おうよぉ(懇願)。

★  ★  ★  ★  ★

今日のやや長めのひとこと。

「体壊してまで投げて将来潰したら、誰が責任取るの?
素人の子供を、才能あるからって特別扱いする大人に
モヤモヤする。他の子も頑張ってんだよー。」






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最終更新日  2019.07.27 13:11:54
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