気まぐれ屋。

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2020.01.14
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カテゴリ: ヒトコトモノ
あと2年したら変わるそうだ。

民法改正により、20歳から18歳に成年年齢を引き下げるらしい。
となると『成人式』はいつになるのか?
各自治体により違いがあり、これと言った決まりはないようだ。
それにより振り回される若者やその家族。受験や就職で頭がいっぱいの
時期にそんなお祝いされたって、素直に喜べないのは明らか。
いつものことだが、『一体誰のための法律や規則』なのかという根拠が、
お上の決める内容にはまったく示されない。示されたところで、当事者が
納得できるものではない。だから毎回こんな風に混乱するだけだ。

18歳は”大人”なのか?

私の18歳を振り返れば、高校を卒業して初めて親元を離れ上京した頃。
それまで修学旅行と受験以外で九州から出たことがなく、初めての
関東での生活だった。
親を安心させる&自分も挫けない手段として、大学に入って2年間は
同じように地方から集まった学生達との集団生活を選んだ。
そこでの暮らしを通して、社会に出るために必要な常識やルール、
人間関係を学び、独り立ちできるまでの“人間形成・人格形成”の
仕上げをしたと言える。

この2年で揉まれて苦しんで自分で解決する経験を積んだから、その後、
都内の憧れの町でアパート暮らしをする時の、力になった。
またここでも更に苦労して失敗と成功を繰り返し・・・
そして物事を自分で判断決断し、成功するのも失敗するのも
すべて“己の責任“と覚悟できるまでになれた。
この時に身についた“責任感”は、社会人になった私の大きな強みになった。
どこで仕事しても周りに「責任感がある」と評価されるくらいに。
だから私は、あの時ひとり暮らしできた自分を誇りに思う。
娘の夢を理解して送り出してくれた両親にも感謝している。

『大人』という漢字を見ると、『一人の人』と読める。
つまり私の思う『成人』は、年齢云々じゃなく『経験値』が基準だ。
18歳でも20歳でも、『ひとりの足で立ち、ひとりの頭で考え、
ひとりで決断できて、その結果に責任を持てる人』。
それが私のイメージする『成人の姿』である。
だから今の多様化の進む日本に、『ハタチで成人』という戦後の
決まりは、当てはまらないかもしれない。

今の18歳は ”大人”なのか?

私が仕事を通して感じる“今の若者“は、『モラトリアム期』が
長いような気がする。
昭和な人間だからその時代とどうしても比べちゃうが。
ドラマひとつ取っても、あの時代の若者の方が見た目も考え方も
“大人“に感じる。見た目が野暮ったくて老けているのは認める。
でも『自分の責任の下に生きてる』のが演じる役を通り越して、
俳優そのものから滲み出ている。歌手にも同じものを感じた。
今の20前後の役者や歌手に・・・それが見えるだろうか?

もちろんたまに、心身“早熟“した大人の完成形みたいなデキる若者も
いるにはいる。けれど、それはごく一部であり、仕事を通じて私が
接する若者は、たとえアルバイトをして社会経験を積んでいたとしても、
考え方が青い。責任を持って何かをすることを、あえて避けようとする
“リスク回避型“も多いと感じる。それは先の危険や失敗を避けて、時間や
能力を無駄にしないという大人な考えとも取れるが、そうなのか?
単に“失敗“を恐れて傷つきたくないように見えてしまう。
日本の今がそういう時代なんだから、仕方ないとは解っているが・・・

地方の成人式のニュースで、トラック野郎のデコトラまんま着物にした
みたいなオブジェ付き袴姿の集団を見て、心配になるのだ。
モチロン、見た目では人の善し悪しは判断しちゃいけない。
一生で一度のハレの日くらい、好きに着飾ればいい。
ただし、あの理解しがたい“おふざけ“は別!
成人なんかじゃない。人間とも言えない。猿以下だ。
みんなが祝ってくれる記念の日に暴れて、何が得られるの?
自分の人生に、あんな子供じみた乱痴気騒ぎで逮捕された汚点以外
残らないと思うが?
そんな分別さえできないのなら、20歳でも大人とは言えない。
よって、歳の数じゃないんだと私は思う。
つまるところ、個々がどう生きてきたか生きていくのか、で決まる。

******

某ウイスキーの新聞広告が、今年も作家I氏によるお祝いメッセージで。
彼がこの広告を担当して20年目。つまり『今年の新成人』と同じ年数
この記事を書き続けている。なのに、昨日の内容は何もヒネリなく、
ガッカリした。私だったら絡めちゃうな。20年という年月を・・・。

I氏が始めた頃の文がとても素敵で。成人の日にこの記事を読むのを
楽しみに新聞を開いていた。それが、ここ数年、面白くない。
I氏が年取りすぎたせいか鮮度がない。このところ使い回しの表現が
目立ち、心も籠もっていない。字の震えも気がかり。
そろそろ別の作家にバトンを渡したらいいのに。 
余計なお世話かもしれないが、勢いある若い世代の経験豊富な作家の
言葉の方が、新成人の心に届くのでは? その前に新聞を読む新成人が
ほとんどいない気もする。誰に向けて載せてるんだか。
なーんて、これでも“作り手“側だから、広告までケチつけてるし。

同様に気になったのは、これまた恒例になっているらしき
阿蘇市長のお祝いの歌。
今年は2曲披露したそうだ。ちょうどTVで紹介されたのは、
お経のような棒読みの菅田将暉の歌だった!(呆)
しかしなんでそれをハレの日に選んだのかなぁ・・・
「まちがいさがし」て!!(笑)
ただ流行りの歌を披露したかっただけやん!(大人げない)

★  ★  ★  ★  ★

​今日のひとこと。「久々の海~~~!!ウォーキングにいい季節になってきた♪」


由比ヶ浜から材木座&逗子マリーナ方面。
​よーく観ると等間隔に波乗り中~。​



よ~く観るとオーブ1個居るんだよー。他に撮った画像にも居るから、多分おんなじ人。





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最終更新日  2020.01.14 23:25:17
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