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『春は別れの季節だ』なんて、以前このブログに記したことがあった気がする。だけど、秋だって、別れの季節だ。生まれて今まで、ボクは何度こういう別れを経験したのだろう。嬉しかった別れは一度もなかった。でも乗り越えてきた。だから今度も乗り越えることが出来るのだろうか。キミが近くにいなくなって、キミと逢えなくなって、ボクは、キミの圧倒的な存在の大きさに改めて気付くのだ。だけど、必ず思うだろう。キミと出逢えて、ボクはほんとに良かった・・・と。「話したいことがあるんだ」多分、なんとなく解かってた。あの日、キミがきっとそう言い出すだろうことは。隣に座るボクを見ずに口を開いたキミ。でも次の言葉が出てこない。だからボクから訊いたんだ。「転勤?」「うん」「決まったんだ?」「うん」こっくり頷いたのを確かめてボクは、『そっか』と言って努めて平静を装うことが出来る自分にショックを受けた。正直、キミがいつ言い出すのかと会ってからずっと気にしてビクついていたのだから。この日会ったのも、前夜急に電話があって呼び出されたからだったわけで、しかも、前回は誘いを断ってしまっていたから、きっとこういう話をされる予感はしてた。ボクは話したいことがいっぱいあったし、キミも出張帰りでネタは豊富だった。でも、その出張は次の転勤地だったこと、飲み会続きで疲労困憊なのが、『僕のための飲み会だから断れないし』という理由をさらっと聞き流したボクに、キミもそれ以上その話題を続けなかった。だからキミがこの日、会ってすぐ『転勤』のことを言い出さなかったこと、二時間近く経ってやっとそれを口にしたことが、ボクには救いだった。ホントは訊きたいけど、訊けなかったし、聞きたくなかったから。勿論、ボクは覚悟してた。『候補に挙がってるみたいなんだ』以前、そう言われたときから。でもまさか、そんな地に行くなんて。「遠いなぁ」キミがスマートフォンで示してくれた転勤先の地図を眺めながらボクが呟くと、「観光案内するから」「・・・」「美味いもん食わせるから、来てよ」「・・・」ボクが言葉を発しないと、「(お互いの)中間地点で会ってもいいし」「・・・」「○○温泉とかで会うって、どう?」キミのすべての提案に、即座に頷けないボクがいた。不思議なものだね。ボクとキミが出逢ったのは、数年前の今頃だった。当時のボクは、まだブログをやり始めたばかりのころで、別で日記も書いていた。そんななかで、キミはいつも可哀相な登場人物の一人だった。ボクの日記のなかで、キミはよくボクに怒られていた。キミが自分の都合で突然電話してきても、突然誘ってきても、わざとらしく甘えても、下手な泣き落としをしても、ボクは、キミが望むようにはしなかった。ボクはいつも、ボクの意志や予定を優先させてた。たとえば、先にしていた別の人との約束を、キミのためにキャンセルすることは一度もなかった。ボクの性分だった。・・・いつの間に変わったのだろう。しんみりするのはボクのキャラじゃないし、キミにもやっぱり似合わない。ボクが馬鹿なことを言っておちゃらけて、キミが呆れてボクを小突く。キミがボクにわがままな要求をして、ボクが怒ってキミの頬をつねる。だけど必ず最後は笑って終わった。そんな関係が楽しかった。なのに・・・、「こっちに来るときは連絡して。予定あわせるから。必ずあわせるから」・・・自分の言葉じゃないみたいだった。いつの間にか、ボクの中でキミの優先順位はランクアップしてたんだね。「(転勤先は)それなりにいいとこだったよ。美味いものいっぱいあったし」そうだね、キミはきっとどこでもやっていける。キミはキミらしく、どこででも。出逢った当時のボクにしたように、妙な人懐っこさ、不思議な存在感でもって人を惹きつける、良い意味でも悪い意味でも、キミのそんな能力をボクは高く評価してた。ボクが辛かったとき、悲しかったとき、苦しかったとき、何故だか凄いタイミングでキミの存在があった。それはきっと、キミの才能なんだろうな。前職の医療機関で、事務方として働いていたとき、ボクはほぼ院長の次の立場だった。そんなボクが、信頼していたヒトに裏切られたとき、唯一その話をしたのがキミだった。そして、ボクを慰めてくれたのがキミだった。前職の院長が倒れたときも、その後院長の復帰が見込めなくなったときも、ボクが職場を去ったときも、医療の世界から遠退いていたときも、そして、院長が亡くなったときも、なぜだかいつも、キミの存在は近くにあって、ボクの人生に、多少なりとも係わっていた。そして、ボクを気に掛けてくれていた。院長家の騒動に、少なからずまき込まれていたボクが、院長の死後、自分のなかで決着をつけた日の昼、当時、農作業のバイトで医事の世界から逃げていたボクに、『どうしてる?大丈夫?』って用もないのに電話をくれたのがキミだった。あのときキミと話しながら見上げた真っ青な空は、今でも忘れられない。前職でのこともあって、二度と医療機関で働きたくないと思っていたボクだけど、今の職場に就職を決めた時、噂を聞きつけて、すぐ電話してきてくれたのもキミだった。一時期、キミとボクは各々の事情で疎遠になったけど、突然キミが、『どうしてるかなと思って。元気してる?』ってメールをくれたとき、ボクは今の職場での人間関係に疲れきっていて、でもそれを、なんとか乗り越えようともがいているときだった。ボクは、キミの優しさを利用した。今の職場では誰にも話せなかったことを、キミが聞いてくれて、的確なことを言って、ボクの心を突いてきたとき、ボクはキミを頼った。キミは決して本気では怒らなかった。心が不安定なボクが、酷いことをしても、なかなかふっきれないでいるボクが、約束を破っても、『馬鹿!』って言いながらも許してくれた。だから、ボクはいつも、キミといる時間が心地よかった。『転勤』の話を聞いたこの日も、いろんな話をしながら笑いあってた。ただボクは、キミのこれからの日々について、然程話題にしようとはしなかった。・・・もうすぐ、遠くに行ってしまうのに。「出逢って○年、今までほんとにありがとう」この日の別れ際、キミがボクに言ってくれた言葉で、ボクは次の言葉を失ってしまった。笑って別れるつもりだったのに。ただ頷くしか出来なかった。可笑しいね。以前もキミとの係わりが途切れるときがあった。転勤ではなかったけれど、やっぱりキミの仕事の都合だった。当時は、寂しいとは思ったけれど、悲しいとは思わなかった。でも、今回は・・・どうしてこんなに悲しいし、苦しいし、辛いんだろうなぁ。明日でキミは、ボクの前からいなくなる。ボクは明日、見送らない。メールもしない。電話もしない。昨夜が、最後だった。「○○(転勤先)、ここからだってそんなに遠くないから。車で○時間だから」「分かってる。そっち方面に詳しい人に訊いた。高速のルートも」「僕が途中まで来たっていいし」「大丈夫。行くから。行けるから。雪が降る前に」「じゃ、準備しとく。ちゃんと案内するから」いつ行けるか分からないけど、来月か、再来月か・・・、でも、必ず行くよ。ボクとキミは近い未来の約束をして、別れた。去り際、キミが呟いた。「あーあ、悲しい」ボクは、反射的にパシっとキミの手を叩いてしまった。「同じなんだから・・・」ボクだって、同じ気持ちなんだから。・・・そうか、同じだから悲しくて、苦しいのか。今までほんとにありがとう。ボクにとって、キミとの出逢いはとても有意義だった。必ず、また逢う日まで、どうか元気で。追伸、ボクは、キミの転勤先の観光マップを買いました。
2011年09月30日
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妙に忙しい月末。。。もう、電話がジャンジャンなのに、そんなときに内線まであちこちから。。。しかも、午後は事務所のメンツが少なくて、あーもう、一人であっちもこっちも無理!!さてさて今日は、業務終了後から講習会があった。ちょっと興味のあるものだったので、参加しようと思っていた。と、看護部長から内線が。部長:「館内放送で時間と場所を流して!職員に参加させて!」館内放送っすか。。。そういやあ、事務長とか先輩がたまーにやってるけど・・・・、おいら未経験。。。ま、元放送部(小学生だけど・・・)としては、やってやれないことはない。ってなわけで、講習会10分前に館内放送を。先輩:「ちゃんと声とおってた。合格合格!」先輩から合格点を頂戴する。はははっ、当然ですってば!!!東京のとある病院から副院長先生をお招きしての講習会。ま、製薬メーカーの後援だから、きっとお薬の処方数増加につなげたいんだろう・・・なんて思っていたら、あれ?このメーカーの製品、まだ採用してないじゃん!!でも、その疾患の治療薬のPRだけじゃなく、ちゃんとその疾患に対するいろんなお話が聞けて、おいらとしたらとても有意義な講習会だったなぁ。前職では勉強することがいろいろ多方面にあり、いろんなところにアンテナ張り巡らして、情報収集して、いろんな人達に教てもらっていたけれど、今の職場にきて、なんだかそんな機会もあんまりなかったから、こういう院内研修というカタチの講習会は良かったな。また機会があれば出たいものだ。
2011年09月27日
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タイトルどおり・・・、行列に並んできました。あー、しんどかった。。。デパートで美味いモノの催事があってね、先週のあの台風の日、仕事終わりの夜に事務所の後輩が出撃したんだ。後輩:『だって、今日台風だから絶対お客さん少なかったはずですから、残ってますって。』数量限定のスイーツを買いに行ったわけ。なのに、『売り切れ』だったんだって。そりゃ、おいらがリベンジするっきゃないっしょ!!勇んで、といっても開店には間に合わず(他の用もあったから・・・)、催事会場の8階に到着したのは、開店から1時間ほど経ったころだった。着いてびっくり。おいらのお目当てのクリームパンには長蛇の列が!!!!!だってだって、8階なんだよ、催事会場は。なのに、クリームパンに並ぶ列は、遥か3階の踊り場まで延びていたのだから。。。あ、ありえねぇ。。。一瞬帰ろうかと思った。でも、後輩に約束しちゃったし。。。今日、風邪を押して日直当番に出勤している後輩からさ、後輩:『行くならよろしくお願いしますぅ。』って。。。。前日風邪が酷く、おいら:『熱が出るようなら日直変わるから、メールしておいで。』そう言っておいた。でも、ぐっすり寝たら多少改善したらしく、お陰でおいらも時間が出来たから催事に来れたんだもの。来た以上、やっぱり諦めて帰るわけにはいかねえ。どうしてゲットせずに帰れようか!!そして、3階付近まで延びた列に並ぶこと1時間、やっと8階までたどり着き、運よくまだお目当てのクリームパンは全種類(5種類)あり、無事後輩の分もゲットすることが出来た。・・・し、しかし、一個200円のクリームパンに、行列長すぎ!!!ま、それなりに結構美味しかったけどね。
2011年09月25日
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・・・今更(19日現在)、過去日記を書くおいら。だって、どうしても記録しておきたかったんだもの、この時の感動をね。そう、だって9月のは、おいらにとって天国と地獄を経験したんだから。。。。これは、天国の記録なんだ。9月10日、11日と、連日の公休を取得したおいら(実際は9月9日の午後から)の目的は、ミスチルライブです!!スタジアムでの2DAYS。いやぁ、ファンクラブ会員の友人とチャレンジしたチケット争奪戦は、お互いにゲット出来たので、そりゃ両日行きたいよね!ってことで、野外だし、チケットレスエントリーしたおいらは直前まで席も判らないけど、でもって、交通手段も電車(新幹線)だとあわや帰宅難民になる可能性もあるのに、行くしかない!!と2日間の参戦と相成ったのだ。交通手段はいろいろ検討した結果、豊田まで車で行き、豊田市内のすこしはずれた場所に駐車場を見つけていた為、そこに停めて、電車でスタジアムのある駅まで行くことにした。10日の土曜は、快晴。。。。こ、こりゃ辛いなぁ。。。って、ランチを食べて(インドカレー)、スタバでドリンクをゲットし、テクテクと歩いてスタジアムまで。15分程度と聞いてはいたが、いやはや、人が多くてなかなか進まず。。。しかも、4時過ぎだってのに、暑いのなんの・・・。持ってたフローズンドリンクがすぐぬるくなってしまった。それでも、なんとかたどり着き、この日友人がゲットしてくれたチケットはアリーナ席で、案内にしたがってスタジアムの中へ。初めてのスタジアムは、中に入ると心地よい風が吹いていて、ちょっと救われた。運よくすんなりトイレも入れて、席に着席。こちらも運よくなかなか良い席。19列目で、ブロックとしてはB。おいらの隣が通路だったこともあり、ステージがよく見えるように若干移動することも可能だった。ほんとに気持ちよい風が抜けるアリーナ。強くもなく、寒くなく、、、、アリーナ席は水しか持込できないけれど、凍らせて持ってきたペットボトルの水は、まだ完全に溶けてはいなくて、喉の渇きと、体温を下げるのにとても役立った。約3時間のステージはほんとにパワフルで、新旧織り交ぜた選曲、初めておいらがミスチルに触れたあの名曲『Replay』に、感動せずにはいられなかった。ライブの後、規制退場のせいで会場から出て駅に着くまでに1時間以上かかってしまい、翌日もライブ参戦のおいら達は、体力の温存に躍起になり、帰りの高速で、がっつり坦々麺なんぞを食べてしまい、、、。22時過ぎにやることじゃないってわかってたのに、食べずにはいられなかったのだった。翌日の11日は、おいらのチケットレスでの入場なんだけど、前日にちゃんと翌日の席を下見しておいたから、もう二人してうきうきだった。というのも、前日と同じくブロックとしてはBブロックなんだけど、前日よりも2列前の17列目。17列目とは、Bブロックの中では2列目なので、ステージが意外と見やすいのだ。そして、もっと凄いのが、ステージから迫り出した花道がアリーナ席の真ん中(多分Cブロックの前付近)まであるのだが、おいら達の席ってのが、その花道のすぐ横だったのだ。ってことはつまり、、、、メンバーが花道を走ってきたとき、すぐ横を走ってくれるのだ。いや、もっと言えば、その花道で歌ってくれたら、それこそもう、以前経験したことがある一列目の席よりも近くでメンバーを堪能出来るのだ。ああ、おいらってば、なんて幸運な!!!2メートルしか離れていないところに桜井くんがたってるなんて!!!ここんとこ、ミスチルライブはあんまりついてはなかったし、正直、人生もあんまりついてなかった・・・。でも、この日のステージで、初めて365日をじっくり聞くことが出来たなぁ。スーっと心に染み込んできてくれた。それくらい、この日のおいらは自分の状態も悪くなく、ライブをホントに楽しめたのだった。当然といえば当然だけど、一度だけ桜井くんとしっかり目が合ったように思ったのだが、そのときは周りのみんなも同じ様に歓声(奇声)をあげていたわけで、あーあ、絶対おいらを見てくれたんだと思ったんだけどなぁ。。。この日のステージは、ずっと忘れない、忘れられない。『なんで同じライブを二回も行くんですか?』なんて、職場で言われようと、ライブは生もの。同じライブなんて一度もないんだもの。何回観ても、楽しいし、感動するんだな。はしゃぎまくって、歌いまくって、一緒になって空を見上げて、見上げた空に星が見えて、10日は、ステージの皆と一緒に月も見られて、へとへとになったけど、花道を駆け抜ける桜井くんの汗が、おいら達に飛んできそうになるくらいのパフォーマンスを間近で観られて、あー、これで今年のおいらの夏は終わったのだな。いや、今年の運はもう使い果たしたといっていいね。ライブ直前の水曜に職場が大水害に遭遇し、皆、ランチも食べられず、薬局も機能停止に追いまれ、最悪の9月の始まりだったけど、この2日間で全て帳消しだ。ライブに行って、2日目はライブ後におにぎり一個で我慢したけど、ランチにがっつりとんかつなんぞを食べたがために、あんなに大汗かいて、飛び跳ねて燃えたのに、体重が激増したが、楽しかったからすべて良しなんだ。今年は、もう何も楽しいことなくても、おいらは、このライブの余韻だけで生きていけるさ。そう、楽しいことは何もなくってもね。それだけ、最高のライブ、ありがとう、ミスチル!おいら、ミスチルを好きで良かった。
2011年09月12日
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医療事務職ってのはね、病院の中では多分1、2を争うほど給与が安い!!!これはまぎれもない事実だ。だからって、病院という組織の中で一番の高給取りのドクターから、『バイトしません?』って勧誘されちゃったらさ、そりゃ心グラグラ揺れちまうのも仕方ないよな。月末月初めの今週、ドクターチェックを依頼すべく、外来レセプトを持って医局へ行くと、帰り支度中のせっかち先生が、おいらが手にした大量のレセを見てポツリと言ったんだ。せっかち先生:「きむぽんさん、良かったらバイトしません?」おいら:「え?バイト?割のいい話なら心動くかもしれませんが?」せっかち先生:「その、今手に持ってる外来レセのチェック。」おいら:「い、いかほどで???」せっかち先生:「5千円でどーです?」・・・・せ、せこっ!!おいら:「5千円っすかああああ。もう一声欲しいーーーー。」せっかち先生:「5千円じゃダメですかぁ。」おいら:「はい。もちっと値上げしていただけませんと、ご期待にはあああ。」このときはそう思った。でも、医局を出て冷静になって考えてみた。常勤医師達に配分し、一人の医師がチェックする外来レセは、大体数百枚ずつ。外来レセだってことを考えると、一枚に掛ける時間は然程ではない。さすがのおいらも、その枚数ならば1時間程度でとりあえずのチェックは可能だ。難しいく悩むレセだけせっかち先生に相談すりゃいいんだから、そう考えると、時給としたら5千円、悪くないな。うーーーーーん、医事屋の魂、うっかり売りそうになっちまったよ。。。
2011年09月03日
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