はじめのいっぽのてまえ

Let’s豪徳寺！SECOND（3） （ジュールコミックス） [ 庄司陽子 ]

 ■レビュー内容

　「イケメンの東大生で31人？ずいぶん自信があるのねぇ」　姫子の話も予想の範疇を出ない展開に閉口かなぁ。バイセクシャルの次はレズビアンねぇ…、昨今の話題を出せばいいって事じゃないんだけどなぁ、そこにちゃんと考察と提言があればこそ物語になるんだけどなぁ…、大丈夫？。

■あらすじ【ネタバレ注意】■

　検査結果をもう一度問い合わせろという二人に、美姫はご縁がなかったということ、二度と検査はしないと突っぱね二人をたたき出してしまう。残された貞麿は、お腹の子も含めて、あらためて姫子との婚約を認めて欲しいという。貞麿の申し出に姫子は困惑するのだった。
　美姫に諭された姫子は、貞麿の申し出を受けることにする。貞麿は、母からすぐにでも結婚しなさいと言われ、結婚を決め豪徳寺家で暮らすことになる。豪徳寺の娘たちによって結婚式が行われ、まもなく姫子が出産するのだが、生まれてきた子は豪徳寺初の男の子、天彦と名づけられ、皆で可愛がるのだった。　そんな中、舞姫は姫子の結婚式で鶴川凪子という女性と知り合う。子供も手が離れ、幼稚園の経営は怜にまかせっきり、自分を見失いかけていた舞姫は、レズビアンを公言する鶴川に惹かれていくのだった。
　そんな折、舞姫の双子の娘夕姫と亜姫に家庭教師をつけることになる。二人は、イケメンでないと勉強しないと言い張り、何人かの面接をすることになる。二人は、自分で選んだイケメンの家庭教師にご満悦。何を思ったか舞姫は、選から漏れた苦学生向ヶ丘神介を自分の家庭教師にすると言い出すのだった…。