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2003年08月01日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
I恵ちゃんの就職活動。。。。

I恵ちゃんの話を聞いていて、もう1つ思ったことがあったので書きます。
それは帰国子女・留学生に対する日本企業側の認識についてです。

12年前の4月。
私が商社に就職して1ヶ月の集合研修中、2人の同期が目立っていました。
彼らは帰国子女。
こなれた英語とアメリカ風の派手なパフォーマンスで、他の同期入社180人を圧倒。。。
みんな「すげえな。ああいうのが出世コースに乗るんだろうな」と思っていた。

そんな中、1人だけ

と静かに言っているやつがいた。

「アメリカのエリートってのは、もっと知的で物静かなんだ。
あいつらは『高校までアメリカで大学から日本』だろ。
人生において真剣に勉強したことがないってことだ。大したことない」
とぽつりぽつりと言っていた。

こいつの名は「かわぽこ」。
日本の高校を出た後、一人でアメリカに渡り、テキサス大学を正規留学で卒業していた。
彼は今でも私の親友。今後このHPに登場してもらうつもりです。

ちなみに2人の同期は
アメリカの高校→日本の大学へ帰国子女枠で入学、アメフト部で活躍、卒業、という経歴でした。
なるほどあんまり厳しく勉強しないアメリカの小、中、高校を出て、レジャーランドの日本の大学に入ったと。。。。


新人研修までは目立ってたのですが、
部署に配属されるやいなや、
「なんでこんなつまらない雑務をやらないといけないんだ」
「なんで残業しなければいけないんだ」
とか、不満を爆発させ、2人とも半年ももたず会社を辞めてしまいました。退社後、どういうわけか、ラッパーになっちゃいましたけどね。いまどうしてんだか。。。。



わたしのいた会社も同期180人で確か10人くらい帰国子女がいたと思います。
しかし、外国の大学を正規留学したのはかわぽこ1人だけ。
後は親の仕事で子供の頃外国に住んでいたというだけの帰国子女でした。

その帰国子女たち、上記の2人だけでなく、結構みんな会社になじめずあっさり辞めてしまいました。
そういう年が何年も続いたため、企業のほうも帰国子女に嫌気がさしたのでしょう。

あの当時、わたしたち若手社員は毎年リクルーターとして、企業の採用活動に加わって学生に会っていましたが、入社4-5年目から会社のリクルーターに対する指示が変わってきました。

「OB訪問を受ける際、学生がTOFLEの得点など、英語をどう勉強しているか必ずチェックしろ」

という指示が人事部から出たのです。

これはどういうことかというと、
会社側は英語ができる人材を欲しいというのは変わらないんだけど、扱い方が難しい帰国子女ではなく、

『日本の大学生で、英語をまじめに勉強している学生』

を採用したいと考えるようになったということです。

今回、I恵ちゃんの就職活動について話を聞いていて、
企業側の留学生・帰国子女に対する認識は、わたしが働いていた4年前までとあまり変わってないなと思いました。

なぜなら、I恵ちゃんが苦戦する反面、
昨年のJYAの子達(つまり日本の大学生で1年間の短期留学)の多くが、結構簡単に就職を決めているからです。

今後この企業の意識はまた変わっていくと思います。
いま、アメリカやイギリスの大学の学部に正規留学している若者が確実に10年前より増えています。
彼らは厳しい課題をくぐりぬける体験を通して、日本の大学生より成熟しているのは間違いありません。

そのことに企業側も少しずつ気づいていくに違いない。

しかしながら、I恵ちゃんには残念だけど、
今すぐ企業にそれを気づけといってもそれは無理。
I恵ちゃんは日本の大企業ではなく、別の道でキャリア形成を考えていかないといけない。

彼女はいま、ミラノにあるビジネス・スクールに願書を提出。
その学校はファッション専門の学校。その学校でMBAを取れば、ヨーロッパのファッション界で結構いい仕事を見つけられるらしい。

いいんじゃないかと思う。
更に勉強で大変だけど、
日本企業で人間関係とか気にしながらやっていくより、
自分の腕1本でやっていくのも、I恵ちゃんなら大丈夫だよ。






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最終更新日  2003年08月02日 17時00分13秒


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