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2004年03月03日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
冬学期も9週目か。。。

いきなり物騒な言い方で申し訳ないけど、
そろそろ「暴動」が起こっている学部もあるのではないか。

まあ、「暴動」というのは冗談だけど、
そろそろ学部や先生に対して不満を爆発させている
学生がいるんじゃないか、と思う。

2-3週間前くらいに、
そろそろ最初のエッセイの結果が返ってくる、
と書いた。


(まあ、要するに成績の悪かった学生ね)
不満が高まっていき、
この学期の終わり頃にそれが爆発するということである。

毎年のことなのだが、彼らの不満の理由は、

「授業で事細かに教えてくれなかったのに、
エッセイの結果が悪かった。」

ということに集約されると思う。

よその国や、よその学校は知らないけれども、
うちの学校の大学院は、大体どの学部でも同じだと思うが、
授業がそんなに厳しい雰囲気の中で行われるわけではない。

留学生の多いコースでは、

留学生が意見を述べるとき、
つたない英語であっても、
意見を言い終わるまで、
先生も学生もじっと聞いていてくれるものだ。

出席も取ったりしないし、

毎回の授業で特に厳しい課題を与えられる訳でもない。

10月にコースが始まった時には、
大変に緊張しているものだが、
この授業の非常に緩やかな雰囲気に、
だんだん緊張がほぐれてきて、
自信も芽生えてくる。。。。

と、そんな時、
最初のエッセイが返ってくる。

ここで少しずつ自信が芽生えてきていた頭に
思い切り冷や水を浴びせられてしまう人が
たくさんいるのである。。。

要は、落第点だったり、
落第ではなかったものの
極めて低空飛行な成績だったりするということだ。

そして、ここで自分は甘かったと反省し、
気分を引き締めて
もう一度がんばるというのならいいのだけれど、
それを自分のせいにせず、
学部や先生に対して
「何でこれまで細かく教えてくれなかったのに、
急にエッセイだけ厳しい成績をつけるの?」
と不満を持つ輩が多いのである。

昨年はうちの学部であった。
わたしは昨年、
Student Staff Liaison Committee
のPhDの代表になって、
教授との連絡会に出席していたが、
この時、修士コースの代表の1人が
「エッセイの評価基準がおかしい!」
と再三再四にわたって教授陣に訴えていた。

この訴えは、要するに
「エッセイの点が悪かったのが気に食わない」
ということなのだが、
あまりにばかばかしい低レベルの訴えなので、
わたしは会議中、
この議論になると腕を組んで目をつぶっていた。。。

まあ、この

「何でこれまで細かく教えてくれなかったのに、
急にエッセイだけ厳しい成績をつけるの?」

という学生の不満は毎年あるのだけれど、
これがいかにばかばかしいかは、
物事を学校の立場から考えてみると簡単にわかる。

うちの学部を例にあげて説明する。

うちの学部は約100人の修士課程の学生がいる。

このうち、博士課程(PhD)に内部から進むのは平均5人。
わたしの年はわたしとアレックスの2人、
1年遅れで学校に戻ってきたジムを入れても3人である。

ちなみにPhDに進むかどうかに関係なく、
単純に成績だけを見ると
DISTINCTION(日本でいう「優」)
の成績を取るのはこれまた約5人くらいである。

この事実は何を物語るか?

つまり、うちの学部は修士課程の学生全体のうち、
5%の学生が博士課程に残るくらい育てばいいと、
あとの95%は無事に修士を修了だけしてもらって、
それぞれ国に帰ってエリートとして活躍してもらえばいい、
と考えているということなのである。

卒業だけさせればいいのであれば、
事細かに学生をフォローするのは、
教授陣にとって時間の無駄である。
教授陣は自分の研究で超多忙なのだから。

しかし、課題の評価は決して基準を下げない。
うちの学校は英国のTOP10なのだ。
その格は下げたくない。

そして、
フォローしなくても自分で勉強ができる、
研究者としての潜在能力のある5%の学生を
見出すためにも、
評価の基準だけは絶対に下げてはならない。。。。

これが極めて合理的な学校側の思考なのだ。

このことを見抜けずに、
案外に緩やかなコースの進み方に合わせてしまって
勉強のペースを落としてしまった学生が
エッセイの結果が返ってきたときにびっくりすることになる。

そして、それを学校のフォロー不足のせいにして
騒ぎ始める。あほである。

わたしはまだPhDの途中だけれど、
一応修士課程を修了した者として言えることは、
留学を成功させたかったら、
あなたを評価する学校や先生の立場から
物を考えてみることが大事だと思う。



「うちの学校の1年」バックナンバーは
こちら。





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最終更新日  2004年03月04日 22時05分33秒


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