金色のねこの日記

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2009年11月29日
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とある科学の超電磁砲 第9話 Part2(9話の筋は密度が高いので2回に分けて記述します。)


「さっき値上がりしてさあ、こいつが欲しけりゃもう10万持って来てよ。」と黄緑のポロシャツ坊ちゃん刈の男を追い詰める3人組。「だったら金を返してくれ。」とたんに、膝蹴りを食らう坊ちゃん狩りの男。佐天は工事現場のヘイの裏から聞こえてくる男達のやり取りを聞く。「金持って来いよほら。」二人掛かりで抑えられる男。「お前らのレベルがどのくらい上がったのか、そいつで試してみるか?」ヘイの影で一部始終を聞いている佐天。とりあえずジャジメントか、アンチスキルに、と携帯を取り出すが充電切れ。しょうがないよねと現場から逃げ出すが。あたしが何か出来るわけじゃないし。あっちはいかにもな連中が3人。こっちはちょっと前まで小学生やってたんだし。と言い訳を考えてみたものの従来の正義感が佐天を動かし現場に戻ってしまう。

 「やめなさいよ。その人怪我してるし。すぐにアンチスキルがくるんだから。」
黒のランニングシャツの歯欠けの男が威嚇のけりを入れてくる。「今なんていった。」佐天は頭をつかまれる。「がきが生意気言うじゃねえか。何の力もないやつにごちゃごちゃ指図する権利はないんだよ。」

館をける音。「もらい物の力を自分の実力と勘違いしているあなた方に、彼女をとやかく言う権利はありませんわ。」と白井黒子が現れる。「 ジャッジメントですの !」誇り高い宣言に救われる佐天。「白井さん。」
 「暴行傷害の現行犯で拘束します。」3人組の一人が「何かと思えば」となめてかかって白井に近づく。「がきが一匹増えただけじゃねえか。」「お気をつけあそばせ。」と動じない黒子。「ただでさえ無駄足が続いた挙句、ようやくたどり着いた取引現場で、友達が暴行されていたのですから。」黒子の肩を片手で押さえながら「なに言ってんだ。」といきまく男。一瞬で投げ飛ばされる男。「今日の黒子は危ないですのよ。」鉄パイプで殴りかかる紫Tシャツの男も黒子は簡単によけて鞄で殴り倒す。

 「おもしれー能力だな。テレポートってやつか、初めてみたぜ。」「人事のようにおっしゃいますけど、次はあなたの番ですのよ。」「俺達はよう。レベルアッパー手に入れる前は、お前達ジャッジメントにびくびくしていたんだ。だから、でけい力が手に入ったら、お前らをギタギタにしてえと思っていたんだぜ。」と両手を広げて飛び掛ってくる。黒子はテレポートしてかわしたつもりが相手を一瞬見失う。そして背後からけりを食らい鞄でかろうじてよける。仕方ありません体内に直接と鉄のバーを手にするが、はずされてしまう。何で予想と違うところにヒットするのか、見極めますの。と相手の出方を見るが蹴りの軌道が予想と外れて鞄でよけきれずに、逆に、足蹴りを食らってしまう。


まさかもうテレポートできねえってん」じゃないだろうな。」「こっちはまだ遊びたりねえんだ。」 廃ビルの中に逃げ込む黒子。「次は鬼ごっこか。いいぜ、ただし、この廃ビルの外に逃げたら、外のデブと女を殺す。」
 「取り壊し予定だけあって、隠れるところは何にもありませんのね。」テレポートで2階に逃げたものの男に待ち伏せされる。「見いつけた。」と言う声とともに横から殴り飛ばされる黒子。「この廃ビルは俺達の溜まり場のひとつで、中のことは隅々まで知っているのよ。」「それによく響く。」テレポートでさらに上の階に移る黒子。「だから音がよく響くんだって。」と、ゆとりの男。「せいぜい逃げ回って体力を使いな。飛べなくなったときがてめえの最後だ。」

5階に追い詰められた黒子は窓ガラスを背に男と対峙する。「そろそろ鬼ごっこも飽きてきたしなあ、いい加減けりをつけようや。」と大型ナイフを振りかざす男。「かわいそうだな。自分がどんな能力にやられたのかもわからないまま死んでゆくのか。」「わかっていますわ。」「あなたの能力はただの目くらまし、自分の周囲の光を捻じ曲げるだけですの。」「うーお、気づいてたのか。」黒子は右手を窓ガラスに当てながら話す。「足がありえない角度で曲がる。投げたものが不自然な軌道を描く。つまり光を曲げて誤った位置に像を結ばせ、本体の横に焦点を結ばせ、方向感覚を狂わせたのですね。だから投げたものの軌道が曲がった。」

 「ははは、トリックアートって言うんだけどな。」とナイフを手に間隔を詰めてくる男。「だけどよう、だからって手前に何が出来る。自分の目しか頼る事しか出来ないだろう。」体を揺らしながら男はさらに間合いを詰めてくる。「確かにあなたに当てることは出来ませんが。」と黒子は右手で触れていた窓ガラスをコンクリートの柱にテレポートさせる。柱に横ざしになる窓ガラス。「あん、なにをしてんだ。」「私のテレポートは移動する物体が移動先の物体を押しのけて転移しますの。ごらんのように窓ガラスで鉄筋コンクリートの柱を切断することも出来ますのよ。これが最後通告です。武器を捨てて投降なさい。拒否したら安全は保障できませんわよ。」

 「投降?笑わせんな。追い詰められてんのはてめえだろ。」黒子は今度は左手を窓ガラスに当てる。「出来ればやりたくありませんでしたが、そうおっしゃるのなら仕方ありません。」「覚悟なさい!」とぐっとにらむ黒子。「あなたのその小賢しい目くらましごと、叩き潰して差し上げますわ。」窓ガラス沿いに、走りながら何枚ものガラスをテレポートさせる黒子。「なにやってんだよ。」黒子を追いかけながら男が叫ぶ。「ビルを支える柱が全部、切断されたらどうなるか。」切断されてずれ落ち始める鉄筋の柱。「おわかりですよねえ。」

 激しく振動するビル。「まさかビルごと。」とうろたえる男。しかしビルは崩れはじめ床が持ち上がって砕ける。「むちゃくちゃやー。」と絶叫する男の声とともに廃ビルは崩れ落ちる。轟音とともに廃ビルはコンクリートの山に変わる。

「ふむ、少々やりすぎてしまった感はありますが。ま、もともと取り壊す予定だったようですし。」男の背後からランニングシャツを捕まえて「さ、レベルアッパーをいただきますの。」「もう2,3回ビルと一緒につぶれてみます?」素直に差し出す男。「ただの音楽プレイヤーではありませんの。ふざけないでくださいな。」不満げに話す黒子。「レベルアッパーは曲なんだよ。」とおびえて話す男。「なんですって?」
 サイレンの音とともにアンチスキルが到着する。「ご苦労様ここからはわれわれが引き継ぎます。」と振り向く黒子に声がかかる。手錠をかけられ連行される男達。

 その様子を陰から佐天が見ている。現場を離れながら佐天は考える。よかった。白井さん無事だった。いやだなこの気持ち。あたしと同じ中学生で。あたしと同じ年齢で。あたしと同じ女の子なのに。あたしと違う世界に住んでいる人がいる。能力者とレベルゼロでは、何もかにもが違う。・・・。音楽プレイヤーを見つめる佐天。そこに涙子と声がかかる。3人組の友達だった。「おーい、やほー」「あけみ。むーちゃん、まこちんも。」4人で階段を上りながらおしゃべり。「一人で何をしてたの。買い物?」「まあそんなとこ。」とごまかす佐天。「あけみたちは?」「図書館で勉強。能力はどうにもならないけど、勉強くらいがんばんないとね。」「そうだね。」「あーでもさあ。きいた?レベルアッパーての。」「え。」「なにそれ。」「あ、知ってる。能力が上がるとか言うやつでしょ。」「うわさじゃあ、いま高値で取引されているらしいよ。」「お金なんかないよ。」「ああのさあ。」「あたし、それ、持ってるんだけど。」と思わず話してしまう佐天。
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 「能力がなくても大丈夫なんて強がっていただけなのかな。でもこれがあれば。」
 「佐天さん、だめ!」
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ねこのコメント 一連の事件が一点に収束してきました。次回はいよいよ佳境ですね。

今回も白井黒子さん大活躍でした。やはりレベル4とはいえテレポートってすごい。


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最終更新日  2009年11月29日 06時36分39秒
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