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日垣隆さんの本を買う。【送料無料】こう考えれば、うまくいく。【送料無料】電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。この2冊。タイトルはやや具体的ですが、現在の世相やこれからのことが、日垣節全開でちりばめられている珠玉の2冊。というか、届くまでの間待てなくて、リビアやエジプトの出来事を「予言」していた「ダダ漏れ民主主義」を読もうとしたら、見つからず。仕方なく「敢闘言」をちらちら読んでいた。おお~。今の混沌とした世の中の状態が、すでにこの本の中にも大いに浮き彫りになっている……。なので、今回買った2冊も、おそらく数年後に再読すると、また味わいがあるのではと期待値も高まる訳です。【送料無料】ダダ漏れ民主主義 【中古】文庫 敢闘言 さらば偽善者たち【10P18May11】
2011年05月25日
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敗者の嘘 アナザーフェイス 2 (文春文庫) (文庫) / 堂場瞬一/著「アナザーフェイス2敗者の嘘」を読み終える。ベタベタな堂場瞬一テイスト。主人公の刑事・大友鉄は彼のシリーズの刑事の中では比較的中性的な刑事として描かれているように思われるのだが、時折流されるように男臭さが漏れ漏れしているところがまた愛らしい存在である。【送料無料】この国。石持浅海「この国。」も読んだ。なんてことないときに読めば、石持ロジック炸裂のカタルシスとなるところ、この非常時に読むと、独特の悪寒。「一党独裁で、国家反逆罪の被告人が公開処刑される国」、「国営の風俗業が行われる国」、「小学校卒業時に進路が決定されてしまう国」……末恐ろしい設定なはずなのに、かえって現実の日本という国に対する悪寒が立ち上がるなんとも微妙な空気。【送料無料】SWITCH STORIES「SWITCH STORIES」「SWITCH」という雑誌のインタビューを抜粋してまとめたもの。こういう物を読むと、普段読んでいるインタビュー記事の多くが、聞き手の誘導尋問だということに気づかされる。ノーガードの打ち合いのような言葉のぶつかり合いに、編者の意図や、意図を超えたところで起こる心のざわめきを感じて、読み応えのある文庫本。【送料無料】円谷英二の言葉「円谷英二の言葉」そのまんま、円谷英二の言葉をまとめた1冊。逆に、円谷英二の業績って、円谷プロの関係者に、持ち上げられてまとめられたものを目にする機会が絶対的に多く、本書にもそのにおいを感じざるを得ない。円谷と袂を分かった成田亨の仕事が後年評価されているのに対して、円谷英二の業績って円谷プロ内の神話で完結していないだろうかと感じるのだ。本当は円谷英二がもっとすごい人だったということを、そろそろ第三者的な研究者が解き明かしてもいいんじゃないかな。著作権とかいろいろあるのかもしれないが、特撮文化の創造の神として、広く深く見直されてもいいのではないかと思うものである。
2011年04月30日
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【送料無料】不知火海【送料無料】不知火海内田康夫「不知火海」を読んだ。もう何度目だろう。はっきりネタバレしちゃうと、殺人事件も起こってなければ、犯人らしい犯人もいない推理小説。20余年前に、炭鉱の奥深くで息絶えた一人の男、その頭蓋骨を巡って、あーだこーだとなるお話し。登場人物の中に、陶芸家が1名居て、事件のカギを握るキーパーソンになるのだが、彼は、悪い一味が日本に持ち込んだ放射性物質の「モナザイト」を、陶に用いた……というくだりがあって、そういうところを今一度確かめたいなと思って、再読となったわけ。土、火、すこしの水との戯れが、器とかになったり、電気を起こしたりする。原子力発電の目指した夢というのも、もはや不知火のようなもの……福島で起こっていることの、どれほどすらも理解したり共感できたなんておいそれと言えないが、せめて、自分がやっていることが何なのか、今起こっていることが何なのか、思案しよう。【送料無料選択可!】キャラクター精神分析 マンガ・文学・日本人 (双書Zero) (単行本・ムック) / 斎藤環/著これは斎藤環先生の新刊。おもしろそうなので買ってみた。まだ読んでいない……。これから読もうと思う。
2011年04月14日
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先日読み終えた本。電車通勤は、読書の花畑。【送料無料】震度0きゃー、不謹慎とか言わないで。阪神大震災の起こる前夜、姿をくらました1人の警務課長。彼の失踪の真相を巡って、さまざまな思惑が複雑に交錯する。こういう灰色世界を描かせたら横山秀夫は恐ろしい書き手である。ということを改めて認識。【送料無料】Pen (ペン) 2011年 4/1号 [雑誌]「pen」も買ってみた。特集は、『完全保存版・人気建築家が選ぶ、世界でいちばん好きな建築。』。王道なものもあれば、国外にあるおそらく実見は無理だろな的な物件や、意表をついたものまでさまざまだ。或る若手建築家は、「ガソリンスタンド」がいいと。写真で紹介されていたのは、長崎のスタンドだったけど、確かに言われてみると、機能性や装飾の度合いなど、昔のガソリンスタンドって色とりどりだった。山形県の国道13号線を走ると、妙にごつくて立派な意匠のスタンドがいくつか目につく。それにひきかえ、最近のスタンドは、完全に生き残ることに特化してしまった印象。建築には全く魅力無し。嗚呼……。そんなんで、今日からガチンコマイカー通勤再開。最初は「ポリシーまげて」なんて言ってたけど、アクセルを踏み込むや否や、そんなポリシーは排気ガスと共に宙に消えた(涙)。いや、まだクルマでないといけないところにたどり着くためにこのガソリンを燃やすという思いまでは消えていない。仕事が終わった後、ある場所に向かう。本当はもっと早くたどり着くべきだったこの場所には、深い悲しみが横たわっているように思えてならなかった。ただ、握った手の温かさに一縷の希望を託す。夜は某店。勝手に人のブログも更新していく。車ネタついでに、原発廃止論者に対して、推進派?的な立場の方々が、「原発で死んだ人間よりも、自動車で死んだ人間の方が圧倒的に多い」とおっしゃって、あたかも原発を擁護するような発言をなさっている。たしかにそうかもしれないが、僕らが自動車を運転しているのは、自分で選択したことであって、結果として事故で命を落とすことがあっても、酩酊ドライバーのトラックが正面から突っ込んできたとかよほど理不尽なことがない限りは甘受せざるを得ないと考えている。一方で、私が今電気をつけたり消したりしている行為そのものは能動的なものだが、その電気の出所が原発なのか、火力なのか、或いはクリーンな電気なのか、そこについては選択できないのである。その差がきわめて大きく重要なのではと思う。そこに胡坐をかいた電力会社の存在とかも含めて。そう考えたら、自分自身がハンドルを握ることに対して、もう少し強く自覚的であろうと思うようになった。せっかく入れたガソリンも、今自分が為しうる尊いことのために燃やそう。
2011年03月31日
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ナチュラルクローゼット やさしい時間をくれる服 Vol.7 (学研インテリアムック) (単行本・ムック) / 学研パブリッシング学研で出している「ナチュラルクローゼット」というムック本の表紙の女性が、私のいとこでございます。母親の姉の次女。うーむ。お店の方もよろしく~♪写真は、盛岡市の中三。3・11地震から数日後、ガス爆発があったデパートです。これは20日(日)の肴町アーケード側の入り口。シャッターが膨らんだまま。てっきりブルーシートか何かかぶせて隠すと思ってたのですが、そのまま晒されていました。嗚呼……。
2011年03月25日
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堂場瞬一のシリーズものの中では王道といっても過言ではない2つのシリーズをようやく読了。刑事・鳴沢了シリーズと、警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ。それぞれ魅力的な主人公を中心に、あるときはじっくりと、そしてあるときは激しく発生する事件と捜査と解決のスペクタクル。堂場瞬一の作品は、きわめてテレビ的なストーリーが流れていて、読了後には一定量のカタルシスが安定的に供給される仕組みが出来上がっている。これは内田康夫では考えられない現象。その中でも「久遠」の終幕は最高だった。長瀬の存在がベタベタでありながら、祝福に満ちた痛快な読後感をもたらしてくれる。また、鳴沢シリーズが、主人公の強烈なパーソナリティにけん引されていったのに対し、高城シリーズは、チームとしての機能美が読みごたえを誘う。よろしかったらどうぞ~。【送料無料】雪虫鳴沢デビュー。【送料無料】孤狼これも面白い。【送料無料】久遠(上)【送料無料】久遠(下)鳴沢感動のフィニッシュ!【送料無料】蝕罪高城デビュー。【送料無料】漂泊鳴沢の存在が少しほのめかされて嬉しくなる。【送料無料】裂壊阿比留失踪!大変なことに【送料無料】波紋全てはここから始まる?高城最新作!オプションで検事・城戸南も要チェック!【送料無料】神の領域
2011年03月04日
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ずいぶん前の話で恐縮ですが、2月の上旬に滋賀県で開催された「アメニティーフォーラム15」に参加してきました。内容は盛りだくさんでしたし、ツイッタ―とかでも生中継されてたみたいで、いやはやなんともすごいことに。もはやうかつにコメントできないなぐらいに感じているのですが、その期間中、一生懸命サイン本集めに暗躍していた奴が1名。【送料無料】大切な人の「こころの病」に気づくまずは、慶応大学末安先生の著書。『新書かよ~』とぼやかれましたが、会場では売ってなかったですよ、先生のこの本……。【送料無料】精霊の王中沢新一先生の著書も何とか1冊手に入れて持参。意外に書店にはないもんですね……(汗)。【送料無料】100の指令日比野克彦先生の著書は会場内の書籍売り場で獲得。あぶないあぶない……【送料無料】編集進化論こちらには、一部執筆で参加しているアサダワタルさんのサインと、誤植訂正を。ということで、めでたく4冊獲得しましたわ。あとは、こんな本も懐に忍ばせていたのですが、あいにく著者には接近できず……また今度!!ということで……【送料無料】生活環境主義でいこう!というこ、問題の最たることは、これらの本、ほとんど読まさっていないコトかな……(汗)
2011年02月24日
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【送料無料】大切な人の「こころの病」に気づく日本精神科看護技術協会会長末安先生の著書があったので買った。今度近くには行くので、お会いできたらサインしていただこう。そういう魂胆。ほかにも……と思って探したが、意外になかったりするものだ。花巻市内今日はひどい雪。朝仕事に行こうと思って家を出たら、家の前の道路にパトカー。30m先の交差点で事故があったらしい。大変だ。皆様交通安全にはくれぐれもお気をつけて。
2011年01月30日
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【送料無料】村上春樹 雑文集都築さんのツイッターにも載っていた「村上春樹雑文集」を買った。春樹さんってあんまり読んだことない。「村上朝日堂」ぐらい。かといって村上龍もあんまり読んだことない……「走れタカハシ」だけ。未だ売ってるのかな。肝心のタカハシは、ロッテの2軍監督。案外我が家の書棚に多数ある村上本は、隆かも。【送料無料】芸術起業論【送料無料】芸術闘争論ま、春樹さんの本もゆっくり読みたいと思います。宮崎県の火山の噴火、大変なことになっていますね。住民の方々のいのちとくらしが、しっかりと守られますよう、祈りたいと思います。そして、岩手県ではアートの大噴火?第14回いわて・きららアート・コレクション 知的障がいのある方々の芸術活動支援を目的として「いわて・きららアート協会」を設立して14年の月日が過ぎました。年1回の公募展を軸に、アートサポーター養成講座や入賞作品巡回展、制作環境の保障としての「きららアトリエ」などの事業を通して、作者一人ひとりの自己実現、県民の皆様への啓蒙などを支援してきました。この間、きららアート・コレクションをきっかけに、多くの作品が、全国或いは世界に、発表や活躍の場を広げていき、作家1人ひとりの自己実現の喜びに結ばれていきました。今年も公募展「きららアート・コレクション」の開催を通じて、「きららアート」を大切に慈しんでくださる県民の皆様と共に「岩手の文化」を醸成していくことを願っています。 ★主催 いわて・きららアート協会(会長 上田初子)★開催期間 2011年2月9日(水)~2月13日(日)10:00~17:00 (最終日は15:30まで)★入場無料★会場 「盛岡市民文化ホール」展示ホール(マリオス4F)盛岡市盛岡駅西通2-9-1 電話019-621-5100(代)★審査員 はたよしこ氏(絵本作家・アートディレクター 兵庫県在住) 種倉 紀昭氏(画家・岩手大学名誉教授)★後援 岩手県・岩手県教育委員会・岩手県社会福祉協議会・岩手県芸術文化協会・岩手県知的障害者福祉協会・岩手県手をつなぐ育成会・岩手県社会福祉事業団・岩手県教職員組合・岩手県高等学校教職員組合・盛岡市・盛岡市教育委員会・盛岡市社会福祉協議会・盛岡市文化振興事業団・盛岡市手をつなぐ育成会★協賛 東家・いわて生活協同組合・岩手銀行・岩手リオン補聴器センター・岩手県教職員組合・岩手県高等学校教職員組合・キクテック盛岡営業所・北日本銀行・木津屋本店・虹画堂・田中建設・東北銀行・中原商店・ホテルロイヤル盛岡・るんびにい美術館★連絡先 事務局 〒028-3171花巻市石鳥谷町中寺林12-54-9 ルンビニー苑内(三井・村井)Tel 0198-45-2706 Fax 0198-45-6733申し込み締め切りは31日(月)!
2011年01月29日
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先週の誕生日に、友人から本を頂いた。「I★秘宝館(★はハートしるし)」という本。楽天では扱っていないらしく、画像出なくてすみません。すっごくツボ。たまりませんな。御前岩(栃木県)もしっかり掲載されている。岩手県の夫婦岩も載せてほしい。さて、エロかどうかはともかく、……いや、あんまりエロくはないかな……岩手の秘宝が公開される素晴らしい公募展がもうすぐ始まる。第14回いわて・きららアート・コレクション 知的障がいのある方々の芸術活動支援を目的として「いわて・きららアート協会」を設立して14年の月日が過ぎました。年1回の公募展を軸に、アートサポーター養成講座や入賞作品巡回展、制作環境の保障としての「きららアトリエ」などの事業を通して、作者一人ひとりの自己実現、県民の皆様への啓蒙などを支援してきました。この間、きららアート・コレクションをきっかけに、多くの作品が、全国或いは世界に、発表や活躍の場を広げていき、作家1人ひとりの自己実現の喜びに結ばれていきました。今年も公募展「きららアート・コレクション」の開催を通じて、「きららアート」を大切に慈しんでくださる県民の皆様と共に「岩手の文化」を醸成していくことを願っています。 ★主催 いわて・きららアート協会(会長 上田初子)★開催期間 2011年2月9日(水)~2月13日(日)10:00~17:00 (最終日は15:30まで)★入場無料★会場 「盛岡市民文化ホール」展示ホール(マリオス4F)盛岡市盛岡駅西通2-9-1 電話019-621-5100(代)★審査員 はたよしこ氏(絵本作家・アートディレクター 兵庫県在住) 種倉 紀昭氏(画家・岩手大学名誉教授)★後援 岩手県・岩手県教育委員会・岩手県社会福祉協議会・岩手県芸術文化協会・岩手県知的障害者福祉協会・岩手県手をつなぐ育成会・岩手県社会福祉事業団・岩手県教職員組合・岩手県高等学校教職員組合・盛岡市・盛岡市教育委員会・盛岡市社会福祉協議会・盛岡市文化振興事業団・盛岡市手をつなぐ育成会★協賛 東家・いわて生活協同組合・岩手銀行・岩手リオン補聴器センター・岩手県教職員組合・岩手県高等学校教職員組合・キクテック盛岡営業所・北日本銀行・木津屋本店・虹画堂・田中建設・東北銀行・中原商店・ホテルロイヤル盛岡・るんびにい美術館★連絡先 事務局 〒028-3171花巻市石鳥谷町中寺林12-54-9 ルンビニー苑内(三井・村井)Tel 0198-45-2706 Fax 0198-45-6733
2011年01月24日
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昨日の続き。【送料無料】リスの窒息まずは石持浅海「リスの窒息」。恐ろしい事件を淡々とした筆致でまとめ上げた1冊。最近夢オチならぬ回想起こしみたいな構成が多いなぁ。たまたまそういうのに当たっているだけかもしれないけど。【送料無料】愛人岬新装版笹沢佐保「愛人岬」は、光文社文庫の新装版。初めての笹沢佐保は、マグワイの合い間に事件、マグワイの合い間に推理・捜査、マグワイの果てに解決という怒涛のドロドロぶり。男女の愛憎劇恐るべし。タイトル見ればある程度予想がついたか?そしてこの冬のヒットは堂場瞬一。【送料無料】アナザーフェイス【送料無料】蒼の悔恨【送料無料】交錯警察小説というには、あまりにもまっすぐで、それは単におまわりさんが主人公の推理小説といえなくもない気もしないでもないが、実に重厚な語り口で、事件は起こり、そして真実が暴かれていく。読み応え十分。いつか鳴沢了シリーズに漕ぎ出そうとおもいまふ。
2011年01月10日
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♪真夜中に君の声「おもろい本が見たい」なんて少し とまどっていたんだ 本当はすれ違う毎日に めくれてしまわないようにきらめく 思い出の場所は ブックオフきっと読めなかった時間を飛び越える黄色い奇跡を 信じていたの今 本棚の 古本を集めようもう一度 少しずつ 少しずつやさしさも ぬくもりも よみがえる1冊だけの 物語が 輝きだすよ冬のファンタジーならぬ、冬の読んだ字ー。暮れから、半ば現実逃避気味にガンガン読んでますよ。【送料無料】パラドックス実践門井慶喜「パラドックス実践~雄弁学園の教師たち」何ともコメントしづらいんだけど、終盤にうまくまとめあげたのはお見事。これって推理小説なのかなという疑問は最後まで残るけども……【送料無料】田村はまだか浅倉かすみ「田村はまだか」絶対にその手には乗らないぞという意志を携えて臨んでも、著者の思惑にすっかり引っかかってしまう。案の定クライマックスは若干涙腺にきました。イタタタ。ストーリーはそんなに劇的ではないんだけど、骨太な言葉の力が胸に響く。【送料無料】キケン有川浩「キケン」ジャケ買い。この辺いわゆる「ブラバン」系とくくってしまおうか。この手の本を読みなれていない自分がイタタタ。地味に初有川浩でした。「ひろ」って読むんだね。RUN RUN RUN (徳間文庫) (文庫) / 山下卓山下卓「RUN RUN RUN」これもジャケ買い。すごく透き通った表紙に魅かれて。偶然出会った女子3人が雪国に行くというだけのストーリーなんだけど、雪国が「新潟」なのが個人的には不満。東北だって雪すごいんだけど。いや、そういうことじゃないのか。密室の鍵貸します東川篤哉「密室の鍵貸します」ユーモア本格ミステリーというカテゴリーになるらしい。へぇ~。たしかに、ユーモアとミステリーのバランスはいいね。説明の回りくどさに付き合わされるのが、妙に心地いい。今日は成人式が行われていたようだ。ようやく、おバカな成人式的な報道が減ってきたように感じる。つまり、「臭いものにフタ」と。新成人にもたくさん本を読んでいただければ。そして、こちらの展覧会にも来ていただければと切に願うものである。第14回いわて・きららアート・コレクション 知的障がいのある方々の芸術活動支援を目的として「いわて・きららアート協会」を設立して14年の月日が過ぎました。年1回の公募展を軸に、アートサポーター養成講座や入賞作品巡回展、制作環境の保障としての「きららアトリエ」などの事業を通して、作者一人ひとりの自己実現、県民の皆様への啓蒙などを支援してきました。この間、きららアート・コレクションをきっかけに、多くの作品が、全国或いは世界に、発表や活躍の場を広げていき、作家1人ひとりの自己実現の喜びに結ばれていきました。今年も公募展「きららアート・コレクション」の開催を通じて、「きららアート」を大切に慈しんでくださる県民の皆様と共に「岩手の文化」を醸成していくことを願っています。 ★主催 いわて・きららアート協会(会長 上田初子)★開催期間 2011年2月9日(水)~2月13日(日)10:00~17:00 (最終日は15:30まで)★入場無料★会場 「盛岡市民文化ホール」展示ホール(マリオス4F)盛岡市盛岡駅西通2-9-1 電話019-621-5100(代)★審査員 はたよしこ氏(絵本作家・アートディレクター 兵庫県在住) 種倉 紀昭氏(画家・岩手大学名誉教授)★後援 岩手県・岩手県教育委員会・岩手県社会福祉協議会・岩手県芸術文化協会・岩手県知的障害者福祉協会・岩手県手をつなぐ育成会・岩手県社会福祉事業団・岩手県教職員組合・岩手県高等学校教職員組合・盛岡市・盛岡市教育委員会・盛岡市社会福祉協議会・盛岡市文化振興事業団・盛岡市手をつなぐ育成会★連絡先 事務局 〒028-3171花巻市石鳥谷町中寺林12-54-9 ルンビニー苑内(三井・村井)Tel 0198-45-2706 Fax 0198-45-6733読書ネタはまた別の機会に続編を。まだまだ読んでます(汗)
2011年01月09日
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写真は、宮城県仙台市。青葉城址。ここで記念撮影業を営む池野栄治が撮ったあるカップルの写真が事件の発端となった……。杜の都殺人事件「杜の都殺人事件」を久しぶりに再読した。いつ以来かもわからないし、おめでたいことに、犯人も何も全く覚えていない(笑泣)結局仙台に根を張った登場人物があんまりいなかったのが印象的。仙台に、陰気くさい殺人事件は似合わないのでしょうね。盛岡だったら……いや、いいますまい。
2010年12月16日
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最近読んだ本。まずはご当地みちのくミステリー系から。【中古本】 金田一温泉殺人事件吉村達也「金田一温泉殺人事件」。初めて読む作家のシリーズものらしい。まあ、火サス的な展開のストーリーとしてはいいんじゃないですかね。そこまでやるか的な事件発生から解決へのオチも悪くはない。たぶん火サスで映像化されてますよね。【送料無料】追尾相場英雄の「追尾」この作家も初めて。みちのく麺食い記者宮沢賢一郎というシリーズ。独特の臨場感。警察の内部事情の描写がやたらと事細かで、ミステリーというよりは、アクションづい感じ。東北自動車道を北上するバスジャック事件。まっすぐな一本道なんだけど、文中の微細なアップダウンが、ジモティ―にはこの上ないリアリティ。火サスにするには難しいし、映画化するにはややほのぼのしたきらいがある。【送料無料】ラブホテル裏物語大月京子「ラブホテル裏物語」。ラブホテルの従業員が刻々と記した、名もなきカップルたちの愛のしるし。人間っていいな(笑)ホテルの人がある程度は片付けてくれるけど、もろもろの始末はそこそこやっておいた方がいいよという戒めが与えられる。いや、私は何か残していったとかそういうことはしていないけどさ……【送料無料】藤波辰爾自伝藤波辰爾「藤波辰爾自伝・未完のレジェンド」。さすがドラゴン。いかにも藤波的としか形容しようがない。ビジネス書としてサラリーマンが読むにはいいと思う(笑)。かといって、長州の本を読んでおもろいなぁと思ってもプロレスラー長州にはあんまり共感できないし。むずかしいですなぁ……死にカタログ寄藤文平「死にカタログ」「大人たばこ養成講座」などでおなじみのイラストレーターがまとめた1冊。遅かれ早かれ、人はいつか死ぬのねと、改めて思う。今日もある故人のことでリサーチ。別にアカの他人ではあるが、でも……というキモチもある。生き死にを巡って、いろいろ考えさせられる年末である。
2010年12月13日
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寝られる限りは、ゆっくり寝て、回復に努めたいモード。そのくせして、しっかり読むものは読んでいる。【送料無料】Rのつく月には気をつけよう石持浅海「Rのつく月には気をつけよう」仲良し3人組が、飲み会しながら、ちょっとした謎解きをする短編集。つーか、酒のつまみに生牡蠣だの銀杏だのがでてくるという、下戸で牡蠣やぎんなんが嫌いな奴にはまあなんというか微妙な1冊だわな。まあ、「単に短いものを短編小説という訳ではない」ということを如実に語る1冊ですな。探偵倶楽部東野圭吾「探偵倶楽部」。まあクラシックな感じといいますか、好き嫌いは分かれるかなという感じ。映像化もされるみたいですが、どんなもんなんだか、おそらく原作からはかけ離れて……いや、言いますまい。【送料無料】アリアドネの弾丸海堂尊「アリアドネの弾丸」。ご存じ?チーム・バチスタシリーズの最新作。陰謀が陰謀を呼ぶ怒涛の展開。これは単なるミステリーとも違いますね。推理小説のおどろきとはいささか趣が異なるインパクトがある。李スンヨプがオリックスに入団。カブレラ自由契約の穴が埋まった?われらが梶本勇介内野手もオリックス。ロッテ堀引退。お疲れ様でした。
2010年12月02日
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風のなかの櫻香内田康夫の新刊「風のなかの櫻香」を読んだ。奈良・佐賀が主な舞台。やくざなおっさんが不慮の事故で致死。その他は誘拐が1件という程度のあっさりした内田先生ならではのファンタジーな感じに仕上がっている。さわやかな読後感でした。星野勘太郎逝去。謹んでお悔やみ申し上げます。山本小鉄が逝ったばかりなだけに、やるせなさもひとしお。それより、愚乱・浪花も最近病死していたらしい。同じ学年なんだよな……。そっちの方がいろいろディープに考えさせられるわ……。あわせてお悔やみ申し上げます。
2010年11月28日
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八月の魔法使い石持浅海「八月の魔法使い」を読んだ。推理なんだけど、誰一人死んでいない。おじさんが1人少し鼻血を出しただけ。そこが鮮やかで石持イズム。逆に世の中には、深く推理でもしないと渡っていけない道があるのねと、それはそれで考えさせられる……。ちなみに、カムオンのママに石持浅海を進めたら、最初に読んだのが「顔のない敵」だったらしく、以後『地雷の人』呼ばわり。一瞬、一ノ瀬泰造!?と思ってしまう。顔のない敵そういえば、先日読んだ「ウンココロ」で、昔読売の監督をしていた水原は、先発投手に朝のウンコが浮いたか沈んだか訊いて、リリーフの準備を考えていたらしい。つーか、彼が監督のころって、水洗がそんなに普及していたのか?疑問である。ウンココロ私が生まれる前に第1次長嶋政権が始まっていて、それ以前には川上が9連覇とかやっていて、さらにその前の監督が水原。プロ野球のMVPはセ・パとも和田。和田がダブル受賞は史上初。
2010年11月18日
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ウンココロ「ウンココロ」という本を買った。こんなもんを文庫で出すなんて、おそるべし実業之日本社。いや、でも面白い。消化器系の構造もわかりやすいし。改めて、さらにいいクソを出さねばと決意をかためる。本家ゴーマニズム宣言この本も買ってみた。高校のころは扶桑社から出てたのを読んでたけど、ずいぶん久しぶりだな……。あまりじっくりついていけないのが、おっさんの哀しい性か。あっちはあっち、こっちはこっち。
2010年11月15日
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プロ野球「80年代」大事典最近ブック●フで見つけた本。一瞬宝島社系かと思いきや、白夜書房という会社で出している本だった。白夜書房の取締役編集局長は末井昭。まあそんなことはどうでもいいんだけど、先日滋賀でお会いしたY井さんもプロ野球大好き人間らしい。「わたしはこれからが開幕ですよ」とお話したら、ウケてたな。そんな人にお勧めの副読本である。純粋力末井昭の著書。この本もおすすめ。
2010年11月09日
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深海のフシギな生きもの深海のとっても変わった生きもの最近買った2冊。薄いのが玉にきずだが、内容は充実。オニアンコウのオスは、大きなメスにかじりついて、そこからメスの体の一部になってしまうらしい。で、そこから精子が卵子に着床して子孫が残る段取りになっているのだそうだ。読売大道引退。コバマサと藤田も自由契約。
2010年10月29日
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先日桜山でカムオンのママたちと飲んだ時、ママが荷物を減らしたい一心で預けてくれたのがこの本。マリアビートル伊坂幸太郎「マリアビートル」。オビとかないから、ストーリーを説明しづらいんだけど、舞台は東京発の「はやて」。息子の復習に燃える父親、業界ナンバーワンの殺し屋コンビが裏業界の実力者の息子を護送中にその息子が死体になっているという状況、東京駅で「はやて」に乗ってある荷物を奪って上野で下車するはずだっためちゃくちゃ不運な男。これらのファクターが複雑に絡み合いながら死体だけが増えていく極限状態。わくわくしながら読ませてもらった。このボリュームならふだんは2時間でいけそうなところを3時間かけて。読みなれていないのを差し引いても、文章のボリュームが増していることを感じずにおれない。お恥ずかしい話なのだが、伊坂本はこれが初めて。前に別なのを読もうとして、挫折している。これなら案外いけるかも。新幹線は東京までのスムーズな移動手段でしかなかったが、これからは、もしかしてスリリングな事件の舞台なのかもと、無駄に昂ぶりながら旅を楽しめそうだ?【中古本】 プロ野球場外乱闘! (角川oneテーマ21)もう一冊。駒田徳広「プロ野球場外乱闘!」角川の新書。2001年の刊行。駒田が本を著すなんて、時代にまだまだ余裕があったのね?プロ野球選手の作文なんてどれも似たり寄ったりではあるが、「元巨人」の名球会選手等々の独特の立ち位置が語る球界のリアルは、それなりに複雑だったりする。駒田が新書。うーむ。でもカレ昔は『神奈川新聞』に連載してたりもしてたし。特別文章が上手とは思わないし、ひたすら自分を正当化しているようにも読めなくもないが(逆に他者をどうにかしようとしない文章には好感)、K村Y明のように、他者をこき下ろしたり、逆に必要以上に担ぐような文章を平気で書くのに比べたら、全然良い方。楽天の新監督に星野仙一就任。「東北を熱くする」らしい。悪かったな、冷えてて。北国だからしょうがないだろう。あついのがお好きなら、ソフトバンクに行け。そしてベイスターズと住生活グループの身売り交渉決裂。リアルお荷物・ベイスターズ(涙)
2010年10月27日
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今日は1日雨だと思ってたら、朝から晴れていた。おや?月曜のオフ日。一関のベイシーに行く。1時間半、読書。コーヒーのほかに、少しお菓子がついて1000円。おや、地味に値上げですかい?え、もしかして煙草代を回収したいとかですか!?まあいいか……マイルス、バド・パウエル、フレディ・ハバードあたりがよかった。【ポイント10倍】オープン・セサミフレディ・ハバード 10P25oct10読んだのは最相葉月。いのち「いのち~生命科学に言葉はあるのか」。という本。最相さんがクローン羊を契機にいろいろな人と命についての対談を行なっていて、医療、生物関係、食品関係などなど多岐にわたる人とのさまざまなお話を通して、命というものと、法整備などのシステムの相容れない部分なんかが浮き彫りになるというような内容とでもいえばよいでしょうか。BSEとか、臓器移植などの話題もあって、つくづく命なるものを人間が科学の力で思うように操作できるようになった一方で、倫理とかそういったことがないがしろにされているように思われた。そいえば、天然サバの漁獲高が減少し、養殖サバの需要が伸びているらしいのだが、養殖サバの餌って、幼サバらしいんだよね。それって共食い?海の生き物には共食いする種別もいるらしいから、一概に良い悪いを素人考えで判断するのはよろしくないんだけど、そもそも矛盾しているような気がするし、BSEの原因だった肉骨粉っていうのも要するに共食いってことだったような気がする。夜は先生のコンビニでおでん。全品70円!環さんの講演会にも来た先生に感想を聴いたら、「障がいのある人の作品・存在から自分自身が照らされているような気がした」と。ふむふむ。読売の2軍監督に川相。2軍監督だった岡崎は1軍ヘッド。そしてコーチ未体験の川口がいきなり投手総合コーチ。おやー。投壊の責任を取って斎藤、香田が退団して、後釜は山田を軸に……ではなかったのか!?トップの写真は、国道4号線宮城県との県境にある「ホテルエアポート」の看板。どんなエアポートなんだかいつも気になっております!!
2010年10月25日
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午前中、実家関係のある会合に出席する。滞りなく。その後、メルシーで献血。成分献血。しばしうとうと。いい午睡の時間である。大通りで本を買っていく。石田衣良の「大人になるということ」。彼の著書からの箴言をいくつかのテーマでまとめた本。テーマは、「『大人になる』ということ」「恋をし、胸を躍らせ、時に傷つくということ」などなど6章まで。最近、コーラに酔って能書き全開ダダ漏れのワタクシも、悟りの言葉はいろいろありますぞ。「まわしを取って、寄り切れ。それが結びの一番」「(欲望をかなえるために)ライオンがガゼルを狩るDVDを100回見ろ」いろんな一歩を踏み出せない人に贈る、珠玉のいんちき飲んだくれ格言集です。あと、「風の旅人」も買っていく。ツボに入る感じ。大人になるということ風の旅人(41号)
2010年10月18日
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謎解きはディナーのあとで「謎解きはディナーのあとで」を読了。実は大富豪の令嬢という女刑事と執事という主人公2人の会話が面白くて、そこに引き込まれる。だんだん事件がどうでもよくなっていくほどに。おや?笑えるギャグ漫画のような「間」を描ききる文章力に脱帽である。中村佑介の装丁もいい感じです。今宵、バーで謎解きを作家は違うが、タイトルに「謎解き」が入った、似たようなテイストの1冊。
2010年10月14日
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「本人ですら知らなかった!東北人の説明書」を買った。東北人の説明書まあ、心当たりのある個所もいくつか。・会社の同僚とプライベートの付き合いはほとんどない。・ケータイ電話はめったに使わない。・同じ県民同士でも、出身の市や町が違うとほとんど話があわない。・水(ミネラルウォーター)をお金を出して買うなんて信じられない。・「岩手川」のCMソングは名曲だった。ふむふむよくうなづける。・恋愛は熱しやすくて冷めやすい。あはは……・「酒癖が悪いよ」と指摘されたことがある……元々下戸なんでそんなこたーないけど、「飲んでないのに酔ってるみたいですね」って言われたことはあるな……(汗)ただ、スタバやタリーズ見てもそんなに喜ばないよ……。一番の偉人は原敬>宮沢賢治かな。私の場合……。みなさんはいかがでしょーか。
2010年10月11日
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前日の東京行き(往路)で読んだ本。なぜならやさしいまちがあったから中山美穂さんの著書です。意外に?しっかりした洞察と丁寧な文章に気持ちが安らぐ1冊です。そんなにきれいなことばかり書いていないというところに香り立つリアルな暮らしに共感するところは大きいのでしょう。超・美術館革命もう1冊。これも買ってからどれほどの月日を経てなのか、ようやく読了です(とほほ)。今更かよという声が聴こえる……(うぅ~)。書いてある通りのことを読み取りました。なるほど、ターゲットは小学4年生!うちの美術館にも近くの小学校の3年生が授業の一環で来るけど、それは確かに美術館が目当てなのではなく、地区・地域に対する関心の一部。来年もう一回来ればまた違った風景が見えたり、また違ったものを感じたりするはずなのかなと。ということで、この日の朝は7時に花巻到着。そのまま朝から仕事。私も決して楽ではなかったが、一緒に高速バスツアーを堪能したボスの顔色もすごく変な色になっていた。うむむ~
2010年09月30日
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今宵、バーで謎解きを鯨統一郎の本を読んだ。特に深い謎解きはないし、登場人物の会話はグダグダ。それが一貫しており、いい味になっている。盛岡市高松のカフェのカウンターでもしょっちゅうグダグダな会話が展開されているが、何の推理もしていないどころか、もっぱら妄想に流されがちな感じですかね(笑)
2010年09月24日
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この間の東京行きの際に、新幹線で読んだ本。何事にも脅かされず、何物にもこころ乱されずに書物と向き合える時間。それが、新幹線……。おや、それでいいのか??知的ストレッチ入門まずは日垣隆の著書「知的ストレッチ入門」。以前出ていた本の、文庫化。とはいえ、文庫化に際して、大幅な加筆修正が加えられ、それなりに読み応えのある内容になっている。いい意味で一方的に言いたいことだけ言っている。そういう人だ。最後の一球そして、島田荘司「最後の一球」。まじめな話、島田荘司は「斜め屋敷の犯罪」しか読んだことがなく、正直そのタネにはがっかりした記憶が鮮明にある。こちらも、トリックの甘さは否めないところがあるし、主人公御手洗潔もあまり暴走せず?二冊目の読者としては、御手洗のキャラについて、その異常な振れ幅の広さに心療内科系の疾患を疑ったりしてしまう(もう少したくさん読めば辻褄が合うかもしれないけど)。ただ、出来事と経過をある順序立てで書いているのは、この事件に対してはすごく良かったと思って読ませてもらった。つくづく、推理小説は、事件でもなく、探偵でもなく、小説そのものなのだと感じさせられるいい本だったと思う。そんなに薄い2冊ではなかったが、花巻~上野間で読了(涙)。そんなんで、今週末は講演会。9月11日(土)19:30~岩手県民会館4階第1会議室。講師は保坂健二朗さん(国立東京近代美術館研究員)「美術表現の広がりと方向」というタイトルです。入場無料。申込不要。
2010年09月08日
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Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2010年 9/16号 [雑誌]文藝春秋 (スポーツグラフィックナンバー)【年間購読】SportsGraphic Numberナンバーの最新号が「アスリートの本棚」という特集だった。ついにこんな企画まで……。アスリートが本を読むのは、その人の勝手だからいいんだけど、そんなもんを紹介する程度の「Number」でいいのかいなという気もする。アスリートの本棚にも、しっかりとした読み物として並ぶ「Number」であってほしい。そういう意味で、最近のNumberは特に隔週刊のスポーツ新聞に成り果てたような印象がぬぐえないが、その最たる企画と思ってしまった。バブル華やかな頃のマニアックなネタではもううけないのかもしれないけれど、現在は現在で、ちょっと不満だ。平坦な事実関係だけでは、スポーツへの感動も希薄になる。矢野(阪神)が引退する。去年今年とちゃんと仕事できてなかったし、しょうがない。去年けがで休んだ時、タイガースのフロントは“これはまずい……”と城島を補強し、今年はいないに等しい扱いだったというのも複雑といえば複雑だが、では、未だに何がまずいのかわかっていないフロントしかいないベイスターズやカープにいることを想像すれば、今の阪神で現役生活にピリオドできるのは幸せなことだとも思う。とりあえず、矢野選手にはお疲れ様でした。ロッテ堀、読売大道、中日山本昌、日ハム中嶋あたりも決断を迫られてる?引退試合興行をしたいとかさまざまな親会社の思惑を察して、引退後の人生を保障してもらうか、現役にこだわってとんがり続けるか。究極の選択なのだと思われる。トロント・ブルージェイズ傘下のマイナーチームに、ショーン・オチンコ(Sean Ochinko)という若手選手がいるらしい。キャッチャーなんだけどあんまり刺せない一方、バッティングには光るものがあり、一塁やDHでの起用もされているみたい。勝負どころで場外本塁打など打とうものなら、実況は、「オチンコに大きな一発が出ました」とか言っちゃうのかな。ちょっと頭がボーっとしていてオチンコのナイスな実況が思い浮かんでこないのですが、なにかいいネタあったらお願いします……
2010年09月03日
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廃墟建築士三崎亜紀「廃墟建築士」を読んだ。読みたいと思いつつ、なかなか手が出なかった作家のひとり。廃墟に対する考え方が、廃墟好きとは大きく異なる印象を受ける。ただ、あまりファンタジーを感じないストーリーの内にある「日本」とかが、妙にくすぐったいというか、皮肉が利いてて悪くない。まあ面白いといえば面白いのかな。よかったら読んでみてくださいな。純粋力末井昭の「純粋力」もぼちぼち読んでいる。つーか、いいのかいな。こんな破滅的なおじさんの自伝を出版しても……車中ではジェリー・マリガンが鳴り響く。【ポイント8倍】ドラゴンフライジェリー・マリガン・カルテットマリガンのラストレコーディング。若手のホーンセクションに任せるところは任せつつ、マリガンのバリサクは渋く鳴り響き、いい感じのドラゴンフライである。さて、盛岡のジェリー・マリガンが頸椎圧迫でクビだか命だかを賭けて?のラストコンサート!なんちゃって。岩手中・高等学校吹奏楽部第28回定期演奏会8月28日(土)17:30開場 18:00開演盛岡市民文化会館(マリオス)大ホール盛岡駅西通2-9-1はじっこで静かに!?してます……そして岩手の一ノ瀬泰造こともっち@いわてけんがカメラ片手に奔走?する、第1回上田茶屋音楽祭9月12日(日)12:00~16:00カフェカムオン駐車場なんてったってオトナの社交場カムオンですから、地雷もたくさん?地雷を踏んだらサヨウナラです。
2010年08月25日
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これからの「正義」の話をしようマイケル・サンデルの本を買った。最近非常に注目されている1冊。教授が投げかけてくる問い以上に、世の中にはシビアでタフな出来事がある。たとえば5人の人間の命を救うために、1人の犠牲はやむを得ないのかという問題なども、非常に身につまされる。ただ、このことで言えば、今の世の中って、5人死ぬのも1人死ぬのも大差ないような価値観が流れていないかって心配になることもある。人はいつでも岐路に立たされるし、そこでどう判断するか。正しい判断なんかないのだとしても、でもせめて良い判断になびくための決め手になるものは、もはやその人の内にはないのだとしたら、ということを最近よく考えるのだ。
2010年08月23日
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【2冊同時購入ポイント3倍】ブラバン津原泰水「ブラバン」を読み終えた。高校時代に吹奏楽部でコントラバスを弾いていた主人公が、とある事情からバンドの再結成に向けて動き出すというストーリーは、自分自身も高校時代に吹奏楽をやっていたこともあって、いろいろな感情が湧き出てしまうのを恐れて、読むまいと思っていたのだが、諸事情があって、ついうっかり買ってしまった(笑)。主人公の他片(と書いてタヒラと読む。東北地方では見かけない苗字ですな)は、吹奏楽部で弦バスを弾きながら、一方軽音楽同好会でもエレキベースをたしなむ。ほかにもそういうメンバーが何人かいて、“2足のわらじなんていい気なもんだ……”と普通に読んでいて、ふと気づいた。自分も当時そういうことをしていたことに……。一方、部内での色恋沙汰がさまざまに錯綜する描写は、男子校卒の自分にはよくわからなかった。そんなに複雑なもんなのだろうか?かといって玉川さんのようなホモもいなかったから、まあいいや。そんなこんなの凸凹だらけのストーリーを、アドレナリン全開で一気に読み終えた。一番最後の行、いよいよ本番が始まる直前に、主人公が目を閉じて呼びに行った3人の名前でちょっとうるっときた。本番の描写はなく、そこで物語が終わるのだが、そのことに納得のいくしめくくりだったと思う。久しぶりに楽器を吹くようになって、今更ながらにあの時代のことがさまざまに思い浮かぶ。1つ絶対的なのは、当時の記憶が限りなく美化されていること(笑)。17歳の自分は、どんなタフな譜面でもすらすら吹いた。しかも猛烈に美しい音で。美化も何も、そうだったと強く確信している。幸い立証する術がないだけで。他片も、ほかの何人かのメンバーも、美しい記憶と今との間をヨタヨタ行き来している姿が、他人事とは思えなかった。今このブログを書くために、気になったいくつかの箇所をジメジメしながら読み返している。『人はなぜ音楽を奏でるのか。僕はいま自分なりの答に至ろうとしている。音楽なんて、単純な物理法則を利用した儀式に過ぎない。音楽なんて、雑多な情報に取り囲まれた空虚に過ぎない。音楽なんて、本来他人とは共有しえない閃きに過ぎない。音楽なんて振動に過ぎない。音楽なんて徒労に過ぎない。音楽は何も与えてくれない。与えられていると錯覚をする僕らがいるだけだ。そのくせ音楽は僕らから色々に奪う。人生を残らず奪われる者たちさえいる。なのに、苦労を厭わず人は音楽を奏でようとする。種を植え歩くようにどこにでも音楽を運んでは奏で、たのしいことばかりならいいけれど、それを原因に争ったり病気になったり命を絶ったりする。そんな手に負えない悪辣な獣から僕らが逃れられないのは、きっと、そいつと共にいるかぎりは何度でも生まれ直せるような気がするからだ。そいつに餌を与えながら、滑らかな毛並みを撫でてきた者ほど、予感に逆らえず、背を向けられない――。』主人公が過去を振り返る場面のクライマックスで内省するこの箇所は、自身も吹奏楽部に所属していたという作者の言葉そのものであり、たとえ、どんなに身と心を削っていても、音楽を信じ切ってその世界にどっぷりと浸っている人間には紡げないのではないかと思うほどの信念や重さを感じた。そう、それでも人は音楽を信じて、奏でる。あとは、バンド再結成言い出しっぺの桜井さんと他片の会話も、非常に他人事じゃなく印象的。『「皆元さんに吹いてもらいたかった。バスクラの音も欲しかった」と彼女は吐息した。「吹かんかったと思いますよ」「生きてたら絶対に吹かせた。楽器を渡されて先輩から命令されたら、あの子は吹く子だよ」』今まさにそういう状態の奴が約1名。ということで、この夏、「ブラバン」ではありませんが、あるカリスマなマエストロの退職をきっかけに、或る高校の吹奏楽部OBが集結して演奏します。メンバーはなんとか30数名。パートに若干偏り有りだとか?どこまでも男だらけのステージですので、「ブラバン」ほどギクシャクもデコボコもしていないかもしれないけれど、音楽が織りなす小さなミラクルやクルクルミラクルをご堪能いただければと思います。よかったら聴きにいらしてくださいな。大体にしてそもそも現役の高校生がちゃんと演奏してくれますし。つーか、本番来週じゃないすか!!マジやばい……8月28日(土)盛岡市民文化ホール(マリオス)大ホールにて。17:30開場 18:00開演とか?つーか、出番はいつ???
2010年08月21日
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ワンダーJAPAN(日本の不思議な《異空間》500)ワンダーJAPANを買った。都築さんのブログでも紹介されているが、同誌が創刊以来5年間かけて誌面で紹介してきた約1000件の珍スポットなどのうち500点を紹介している。東北地方だけでもなかなかディープで旅心をそそる。よその地方のページを開くのが、おそろしいです……
2010年08月19日
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今日から8月。新聞に載ってた、大竹伸朗が書いた「HEAVEN」の書評がしびれた。HEAVEN価格:2,625円(税込、送料別)何をどこからどう読んでもステキな1冊。
2010年08月01日
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女子の国はいつも内戦国道の謎こんな本を買ってみた。すぐに読み終えた。たまにはこういう脱線系読書もしとかないと、頭がおかしくなりそうだ。あ、もともとおかしいのか?脱線系読書によって、良い脳の働きを維持したいのだ。そういうことでいいのかな? ってたら、大雨の影響でJR岩泉線が脱線していたらしい。これもまた大変だ。
2010年07月31日
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楽天朝井と読売栂野の交換トレードが成立。とりあえず先発投手の補強を進めたい両チームの思惑が合致したトレードだといえる。環境を変えることで両投手のさらなる飛躍の機会になればと思う。そして球団の補強に対する態度が、チームの起爆剤になればとも。そしてセブンイレブンのネット通販で頼んでいた本がようやく到着!頼んでから届くまでに2週間は長すぎ。ぷんぷん!買ったのはこの本。広島現代美術館っていろんなおもろい展覧会やってて、いいなぁ~って思う。確信犯的に、どんどんトンデモない企画をぶち上げてくる。そういう文脈の中だと、たとえば空に「ピカッ」て書くのはまあいいんじゃないかとか。いずれ、大胆な発想と、タフな機動力で展開する企画のチカラはすごくうらやましい。どっかのかったるいケンビも『岩手県立現代美術館』に改称すれば、少しは市井の民に感動を与えるような企画展を組んだりすることができるようになるかな~。ということで、都築さんの仕事の集大成的な位置づけの同書。楽天だとなかなか難しそうなので、それ以外の手段を講じてでもお買い上げいただければ。ちなみにわたくしは久しぶりに「読む用・取っとく用」の2冊を買いました。えへへ(涙)。なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか広島県立現代美絡みで。賃貸宇宙(上)賃貸宇宙(下)都築さんの仕事。
2010年07月27日
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午前中オイル交換。どさくさにやらさらないままになってしまいがち。反省。楽天で頼んでいた本が届いた。最首悟の本。さっそく読んでみたら、すごい読み応え。ずっしり。いやー、読み終えるのに何年かかるやら。「痞」という病いからの午後北上の楽器店に行ってみる。楽器借用のめどもついたので、あとはリード。説明不要リードの王!豊かな倍音と明確な輪郭はジャンル問わず!バリトンサックス用リード バンドレン トラディショナル(青箱)某店のリードは意外に高くてどっきり!こんなんじゃ本番(8・28マリオス)前に破産してしまうわ。というか、そもそも、バリサクのリードは「バンドレン」がベストでもなさそう??だれか教えてください!!早くも行き詰っております……
2010年07月26日
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作家の村崎百郎さんが刺されて死んだ。まだ48歳。早すぎるだろ……個人的には、「社会派くんがゆく!」を毎月楽しみにしていたんだけど。この連載ももう読めないのかと思うとがっかり。こういう読み物で、ヒトは多角的な視点が得られるはずなんですけどね。犯人は、村崎の著書に「だまされた」のだと。どの本かは知る由もないが、だまされるやつが悪い。そのぐらいのことは読み解いておくべきだった。個人的には死刑にしてほしいわ。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。社会派くんがゆく!(復活編)ほんと復活してほしい(涙)社会派くんがゆく!(維新編)社会派くんがゆく!(乱世編)社会派くんがゆく!(怒濤編)社会派くんがゆく!(疾風編)
2010年07月24日
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手作り弁当を食べてる場合ですよ日垣隆「手作り弁当を食べてる場合ですよ~格差社会を生き抜く処方箋」(角川oneテーマ21)を読了。「日刊ゲンダイ」などの連載を基にした本。キレのある文体に呑まれて、一気に読み進めた。テレビとかの偏った恣意的な情報に流されないために、まだまだ知恵を絞ろう。手作り弁当か……(遠い目)
2010年07月22日
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産経新聞文化部編「わたしの失敗II」を読んだ。有名人が表題のテーマで書いた連載をまとめたもの。『成功の布石』としての失敗談が多く、先行き不透明な時代であえいでいる読者の心にはおそらく響かないだろうと拝察される内容に終始。産経新聞らしさなのかしら。わたしの失敗(2)この手の本は少なくないけど、実にはならないことが多い。プロ論。こんなのとか、プロジェクトXリーダーたちの言葉こんなのもね。
2010年07月20日
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春日武彦・穂村弘「人生問題集」を買った。春日はオードリーじゃなくて、精神科医。穂村弘は歌人。その2人がさまざまなテーマでグダグダ語ったのがそのまんま単行本化している。小難しい話も、説教くさい話も無く、気軽に読めるのがありがたい。まあグダグダな1日のお供にはもってこいの1冊だろう。人生問題集
2010年07月10日
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頼んでいた本が届いた。だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ都築響一さんの「だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ」。晶文社から出ているこの本は、都築イズムを「本」という切り口で網羅した珠玉の1冊。装丁やカバーデザインもすごくすてきだ。この本で語られている人たちのことをもっと知りたいとか、そういう気にさせられる。アートを書く!クリティカル文章術一応こういうのも読んでおかなくては……ということで。まあ、役に立てばいいけど……と、みょうに腰砕けというか……これはたまたま書店で発見。美術検定改訂版特に受験予定はないけど、おもしろそうなので買ってみた。意外に難しい本かも(汗)。でも読みます。
2010年07月02日
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「ブラックペアン1988」を読んだ。上下巻の文庫版がわりと薄かったので、これならすぐ読めると思って読んだら、1時間半で読めた。実際リズミカルな文章は、専門用語のマシンガンにもかかわらず、すんなり入ってくる。ぶっちゃけ、タイトルの「ペアン」が何なのか、最後まで良く分からなかったし。そういう事情を埋めて尚余りある強烈なキャラクターの魅力が奏でる美しい旋律を楽しんだひと時となった。時は1988年。既刊「チーム・バチスタ」などなどの面々もまだまだ若い。でも、往時と今と、医療の現場で行なわれていることや、はりめぐらされている思想について、そうたいして変わっていないんじゃないかなと穿った見方をさせられるのは、著者の筆致によるところか。ひねくれた一読者のねじれた雑感か。ブラックペアン1988(上)ブラックペアン1988(下)KH-0690-10止血鉗子 HF-6 無鈎反(ペアン)国産メーカー製品!安価で高品質止血鉗子 ペアン 16cm 直 医療用ステンレス器具【メール便対応可能】これがペアン。トップ写真は西本願寺にて。左手に「写真をとってお寺さんに見せてあげてね」と。お寺事情もいろいろですね。
2010年07月01日
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斎藤環「博士の奇妙な成熟~サブカルチャーと社会精神病理」を買った。よかった。ア●テに売ってて。これから読みます。名古屋場所やるみたいですね……。博士の奇妙な成熟
2010年06月28日
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先日の京都行きの際に読んだ本。だから山谷はやめられねえ「だから山谷はやめられねえ」。或る大学生が山谷のドヤで過ごしたことをまとめたレポート。なかなか刺激的な体験をされているようで、そのことが丁寧につづられたレポートには好感が持てる。想像を絶する世界。だが、実際にはそう遠くない世界のこと。若者の“自分探し”のオブラートで包まれているのが惜しいところもあったけど、この著者が今後どう生きていくのか、興味深いところではある。「美術手帖」も買いました。奈良さんもいいけど、パリ展が掲載されている。美術手帖 2010年 07月号 [雑誌]今月のBTには、先日行った「建築はどこにあるの?」のレビューも掲載されている。同展の図録も先日届いていた。東京に行く用事のある方も、そうでない方もどうぞ~♪
2010年06月24日
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先日盛岡のキリン書房でビートたけしの「落選確実選挙演説」という本を買った。まあ暇つぶしにはちょうどいいだろうという判断。1994年に新潮社から刊行されたらしく、細川内閣とか、イラクのクゥエート侵攻とか、私が中学高校のころの話題が中心。懐かしい。その中に「小沢一郎VSビートたけし」という章があって、たけしが、小沢のことをメッタ切りにしているわけなのだが、まあ感じたことをそのまま書くと、これだけ読むと、15年前から、あまり何も変わっていないのね……。ということに尽きるかな。あんまり岩手県内で小沢様のことを悪く書くと、特高とかが検閲に来て、このブログも閉鎖されてしまうかもしれない(笑)ので、ほどほどにしますが、まあ、彼に限らず、なにも進歩がなかったのねと。【中古】【古本】落選確実選挙演説 爆笑と怒り渦巻く言葉の核弾頭!/ビートたけし中古しかないし……オリックスが交流戦優勝。それ以上コメントしようがないけど、まあ、監督の采配がそこそこよかったのかなと。問題はペナントレースを獲れるかなということ。引き続き要観察。携帯問題は、一応電池交換で落ち着いたつもりだが、何ということなく、ヨーカドーに行ったついでに携帯コーナーなんぞを観察してしまう。まだ未練ありなんだな。しかし、見ても良く分からない。この状況は友人に言わせると、「加齢に伴ない、携帯電話情勢についていけていない」ということらしい(涙)。そんな中「泥がついても洗い流せるから安心」というコピーが眩しくも飛び込んできた!そう、私陶芸なんぞやってますから、ろくろ回したりして手が泥だらけのときに着信あって、哀しい思いをしたこと数回!とよくよく見たら、「らくらくホン」だった……。おじいちゃんの使う携帯だよ、それ!!あとは、備忘録的に、歴代もっちフォンをメモっておきますわ。1998年携帯デビュー。初代M206ちょうど電話番号が10桁から11桁に変わるときで、番号を変える機能が搭載されていました。2000年2代目D502iここでiモードデビュー。カラー液晶は「技術の三菱」ならでは!しかし、1年後紛失(涙)2001年3代目D211iアンテナが無いのが画期的!これまたさすが「技術の三菱」!しかし、1年後謎の濡れによって死亡(涙)2002年4代目N211i先代の急逝に伴ない、急遽導入したのがN211i。何の特色もない駄馬でした(涙)。2003年5代目D505is先代のあまりの役立たずぶりに半ばブチ切れ気味に導入。ここでついにiアプリというやつに出会います。同機使用時に、痔ろうで入院する機会があり、入院前に、携帯でおしりの穴の写真を撮ったのが一番の思い出。だって、患部がどうなってるのかすごく気になったんだもん!2005年6代目F902iもっちフォンついにFOMA導入。というか、いまだに良く分からないのは、私ってFOMAの恩恵にあずかっているのかしらということ。よくわかんないんですよね。このときはまだminiSDカードですた。2008年7代目SO905iCS先代の電池が弱ってきたのと、当時デジカメ関係が弱かったのをフォローするのと(別名受話器のついてるカメラ)、国営放送の受信料取立て男に「携帯は?」と訊かれて胸クソ悪かったのが導入のきっかけ。写真の画像とは裏腹に、もっち家の実機は、塗装はげまくり、ぼろぼろです(イタタタ)。歴代で一番の年季モノになってる気がする。うーむ。で、よくよく見たら、初代のモトローラ社、2・3・5代目の三菱、7代目のソニー・エリクソンがドコモから足を洗っている。縁起でもないな~。ちいさい「っ」の出し方とかに適応できんのですよ!!
2010年06月13日
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「なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか」を読んだ。若手アーティスト集団の「Chim↑pom」(チンポム)が、2008年、広島市の上空にスカイライティング(要するに飛行機雲)で、『ピカッ』と書いて、物議をかもしたという出来事に関して書かれた本である。結局、それは作品として陽の目を見ない形で収束し、グループは謝罪会見をして一段落だったわけ。彼らの行為や作品を観ていないので、その点についてはなんともいえないのだが、同書の中で「ウルトラセブン」第12話問題を引き合いに出していた点について、たとえば26話「超兵器R1号」で、核爆弾を連想させる超兵器実験によって爆破されたギエロン星獣が地球に復讐に来たのは、『ひばく怪獣』という肩書きじゃないから全然OKなのか?とか、「ウルトラマンA」第1話で、ベロクロンは当初広島市に出現して原爆ドームを破壊するはずだったが、被害者心情に配慮して、出現場所を福山市に変更したとか、そういうことも考えながら、果たして何が妥当だったのかいろいろ考えさせられたりはします。そもそも、私自身にチンポムや円谷のような『原爆』というテーマに基づく制作という意識は全くない。その辺について、いつか知る手がかりでも得られればとは思うけども。何年か前に某国のミサイルが岩手県上空を越えて太平洋上に落ちたという出来事がありました。「平和」或いは「戦争」、「原爆」いずれも私たちは当事者であるはずなのに、どうにも他人事のようでいけません。この先起こる出来事が、このことに関わる私自身の思索を深いものにできるようにと、今はその程度のことをささやかに思っています。なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか 【中古】【DVD】ウルトラセブン コレクターズBOX(13枚組)映像アニメウルトラセブンも観て!!DVDウルトラマンA Vol.1ベロクロンが福山に現れる!それにしても2年前の出来事の本をいまさら読んでるわけだから、私の情報収集がずさんなのか、この出来事に関する情報伝達が不十分なのか……
2010年06月08日
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乾久美子「そっと建築をおいてみると」を読んだ。この乾さんは保坂健次朗さんの奥様で建築家。そういう続柄的なことはさておき、この本は、乾さんが自身の建築の仕事についてテキストとして起こしたものをまとめたもの。こうやってみると、いい意味で建築家っぽくない仕事をされている印象を受ける。プロレス的な受けの美学のようなものを感じる。アントニオ猪木風に言うと『風車の理論』。高名な建築家の仕事って、風景に溶け込まないものがけっこう多いじゃないですか。いや、高名かどうかに限らず、都市の風景に対して、過剰な存在感をギラつかせたハコがぶち上げられた状態に、建築家の主張が匂い立つのをまま感じる~逆に解釈すると、過剰なハコの連なりが都市を構成するのか~わけなのだが、テキストを読む限りにおいて、乾さんの仕事は、実物こそ見たことは無いものの、その真逆のような感触があって、暮らしの薫りに立脚した構造物がそっと立ち上がっているというようなイメージを抱くのだ。そういったコントラストを噛みしめながら、読んだ。乾久美子そっと建築をおいてみると
2010年06月01日
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椿昇+後藤繁雄「アートを始めるまえにやっておくべきこと」を読んだ。この世界に入って10年。今さらかよ……(汗)この本は光村推古書院〔アート新書アルテ〕の3作目。で、このアート新書アルテっていうのは『高校生・大学生のためのアート入門シリーズ』だったらしい。おや~。33歳にもなって読むのはいかがなものか!?!?まあその辺はしょうがないか。タイトルの「やっておくべきこと」というのは、大して見当たらなかった気がするが、今のアートという世界の状況が良くわかるし、そのことに対して、やってきたことは大きくはずれてはいないのではないかと認識している。もちろん足りないことも山ほどあるし、なんともならないこともたくさんあるが、方向性を見失わず誤らずに、つぎの1歩に踏み出していきたいものだ。アートを始めるまえにやっておくべきこと椿さんは、十和田現代美術館におおきなアリさんを展示している。
2010年05月30日
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セレブマニア先日東京の書店で買った本。というか、岩手の本屋じゃ売ってないのか?ここのところ個人的にひそかなブーム。辛酸なめ子さんによるマンガ。一応漫画家のはずなんですけど。最近はコラムなどで活躍されている。ということで、本編の方ですが、表紙を見てすでにお気づきの方もいるかと思いますが、実におもろいというか、しょうもないことをしっかり描いてて、まあこれはこれでアリだなと。昼から盛岡。いろいろと。あれから2年。変わったこと、変わらないこと。いろいろあるわな。
2010年05月21日
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