平穏無事

第八ステージ

しばらく歩くとある村はずれにきます。そこにとってもきれい

な音色で楽器を奏でる若者と出会います。しばらくよわむし君

はその音色に聞き入ります。「とってもきれいだなぁ」とつぶ

やくように独り言を言うと楽器を奏でていた若者はよわむし君

に話しかけてきて「どこへ行くんだい」と尋ねてきました。よ

わむし君はおばあさんに答えたように自分の使命をこの若者に

答えます。すると若者は「な~んだ、それで君一人旅をしてい

るわけか、どうせ来るものは止められはしないのに君も大変な

ことを引き受けたんだね」若者はよわむし君に少し同情するか

のようにそう答えまた別の曲を弾き始めます。よわむし君はそ

の楽器の音で聞こえないような小さな声で「でも僕にはとって

も大切な両親が心配して僕がうまく出来るようにいつもお祈り

してくれているんだ。だからみんなを悲しませたくない。きっ

とできるとおもうよ。そういってその場を離れて村の中へと入

っていきます。

next

8


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: