2007.02.13
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カテゴリ: 我*コラム




懐かしい友達から、今日電話をもらった。

仕事を通じて知り合った女性だ。





出会った当時、彼女は東京で脱サラして郷里に帰りパン屋さんを目指していた。

パンと言っても素材にこだわり抜いた天然酵母パンで、あんなパンを僕は彼女の作ったもの以外、
食べたことがない(もちろん、とてもおいしい)。





当時、彼女は若い職人さんたちでメーリングリストを作るところで、38も参加させてもらった。
(実は本業は竹細工職人‥うそ)

そして、メンバーでたまに花見会や飲み会を開いて近況を報告しあった。







タンザニアから輸入したコーヒー豆をネット販売し、利益の一部を現地に寄付している女性

そうしたベンチャー魂を持つ人を行政の立場から支える女性などもいた。

それはいつも、とても静かで、穏やかな集いだった。





38が転勤する時も送別会を開いてくれた。

そんなことをしてもらうほど何もしてあげていないのに、「過分」とはこのこと。

とてもうれしかった。

そして、東京に来てからも、たまにこうして気にかけて連絡をくれる。





たまに会い、「どう?」と言って話を聞く。

「そっちはどう?」と言われて話す。

それだけのこと。

「ヘビーな悩みを打ち明けあったり、秘密を持ったりすることが友達の条件、友情の証」。



むしろ、そんなものは無いくらいの方が長続きするのではないか、なーんて。

さらっと、深い、友情。

彼女と話をすると、いつもそう思う。





彼女が、パン屋さんを開業してから3月で3年がたつ。

この間ずっと一人で、ほとんど無休でパンと戦っている。愚痴は聞いたことがない。



贈る品は、凝った装飾品よりも、何かおいしいものの方が、きっと僕たちらしい。





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Last updated  2007.02.13 23:13:48 コメントを書く
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