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2005.05.08
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ずっとずっと未来だったはずの日が 過去になっていく

忘れたくはないけど 忘れなきゃいけないことが あって

忘れなきゃいけない 忘れられない と呟いているうちに

いつの間にか忘れてる


そのくせ時々勝手に瞼の裏に帰ってきたりして

あたしはその度に泣かなくちゃいけない


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いちいち泣きたくなんてないけど



たいていそういう類のものだから仕方ない

いちいち泣きたくなんてないから

あたしは泣いてなんかないことにする

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あたしは 忘れたくないけど あたしが忘れないと あたしの大切な人が泣く

あたしにとって過去は 思い出と記憶に分けられていて

たいてい誰かを泣かしてしまう過去は 記憶じゃなくて思い出だ

きっと やけにキラキラした部分は 後から取って付けたような美化作業が施された過去なんだろう

そこさえ取り除いてしまえば 思い出は記憶になって あたしの大切な人は 泣いたりしない

美化作業はいつの間に行われる あっという間の無意識作業で

きっと 今日を生きる為に あたしの中のあたしが必死で頑張ってやってるんだ



あたしにとって「その日」は美化された思い出の「その日」で

だからやっぱり 忘れるなんてことも ましてやなかったことにすることもできない

だからあたしは 忘れたことにする

大切な人が泣いてしまわないように

忘れたふりをしてる



時々ほろりと思い出しては 少しだけその「時」を瞼の裏に蘇えらせてみる

それは 大切な人の腕の中だったり 1人きりの部屋のベットの上だったり

へたくそな忘れ方の端っこをもぎもぎと繕っては

やっぱり今日も

あたしは泣かなかったことにする







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Last updated  2005.05.09 17:50:03 コメントを書く


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