The Sky

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2007/08/17
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 ここは「話」として信じることとし、件の、日本人将校の気持ちを勝手に推測
 し、彼の人物像を作り上げ、空想の世界に遊ぶことにした。

 「この日本人将校、撃剣興行で有名な剣客の子孫にして、幼少より才あり。
 若年にも拘らず、難技、”兜割”を難無くこなす剣技を身につける。

  然しながら、その気性、生来穏やかなり。教育者たらんと帝国大学に入学、
 学徒動員で青年将校として、硫黄島へ配属。

  忍耐を重ねた戦闘の挙句、硫黄島戦闘の趨勢は決し、もはやこれまでと
 覚悟した彼の脳裏をよぎったのは、短い人生の大半を注ぎ込み習得した


  運よく弾幕をすり抜け、踊りこんだ敵陣で見たものは、自分と歳の変わらぬ、
 どうみても殺気とは縁遠い、怯えた異国人敵兵の恐怖に引きつった顔だった。

  -斬るに及ばず-

  もはや勝負はついた以上、もう他者の命を奪う気にはなれなかった・・・。

  瞬時に見回せば、あまたの同胞を倒した機関銃が傍らにあった。

  -斬れるか?- 戦闘の最中にいる事も忘れ、瞬間よぎったのは、剣の修行
 に没入していたときの透徹した勝負感だった。

  無心に振った剣は、見事機関銃の銃身部分を両断し、手応えのなさから、
 わが剣もまた、無事であることを悟った。

  -どうだ!- と、日本男児の心意気、そしてその実力を見せつけたという、
 若者らしい高揚感を厳しい表情で抑えつつ、敵兵の方を向き直った刹那。



  最後の瞬間、彼の脳裏をよぎったものは・・・

  幼き日の夏、吹き出る汗にまみれながら、無心で巻き藁に木刀を振り下ろし
 つづける稽古を見守る、大好きな父の、厳しいながらも、自愛あふるる眼差しと、
 稽古場であった神社の境内をそよぐ一陣の涼風、そして蝉の声だった・・・。」

 なんてことを件の”英霊”には甚だ失礼ながら、妄想してしまった次第。



 なお、「兜割」に関しては、私が観たことのある映像では、真っ二つにはならず、
 頭頂部より30%ぐらい刃が食い込んだ程度であった。為念。





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Last updated  2007/08/17 02:25:01 PM コメント(7) | コメントを書く


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Comments

kirk1701 @ Re[1]:SIG 1911 GSR【MAHIRO ver.】/ ウェスタンアームズ(09/08) WICAさん、とんでもない遅RES申し訳ありま…
WICA @ Re:SIG 1911 GSR【MAHIRO ver.】/ ウェスタンアームズ(09/08) ご無沙汰してます。 本記事とは関係有りま…
aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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