18日付の繊研新聞。八王子の生地メーカーさん、みやしんさんの廃業に関する記事が載っていた。
「物作りに厳しさ」・・・
「メートル2,000円もする生地は使えませんから。。。」との業界先の若い担当者からの通告が廃業を決意させたとか・・・安価な海外製品と戦いながら、ギリギリの生産マージンで国内生産を維持してこられたのだと察し、またひとつ国内の時代を作ってこられたメーカー
がなくなるのかと残念な思いです。
和装の素材メーカーがそうなように、恐らく国内アパレルメーカーさんも供給先は日本国内の
アパレル問屋さんやデザイナーさんやブランドだと思うが、その流通の「前」で需要を作って欲しい方々からの「高いから使えない」では、作り手のモチベーション維持は皆無でだろう。
売れない理由が技術的なものではなく、「価格が高い」事にに終始し、日本のモノづくりが無くなっていくのは悲し過ぎる。。。
先日訪問したイタリアの各生地メーカーさんや小売店さんでは、いいものだから少しは高くなるのは当たり前という考え。それだけ手間暇もかけているし、職人も努力してるし、
何より自分の子供や孫の時代(後世)にも評価されるような素材のものを我々は作りたい、
使いたい・・・という。
よく言われる、作り手のいいものと、消費者のいいものは違うから、
もっとメーカーは柔軟にならなければならないと・・・
確かにそうだ。購入の選択は消費者である顧客にあるが、
そこのしのぎ合い、価値観の訴求はその業界で凌ぎ合いをするべきで、
価格安!の方向で勝負してしてきた、大きなツケが日本から生産力、購買力、
雇用を奪い、デフレ一直線への道を未だ走り続けている。
世界的な不況が続く昨今では、高いものを買うという事には抵抗がある時代だが、
今一度、高いワケ、文化やモノづくりへの思いを伝えていく努力をしていくべきだと
あらためて想う。。。
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