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2019.06.14
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カテゴリ: チェッカーズ
元チェッカーズ・藤井フミヤの35年を振り返るライブが放送

藤井フミヤ さんの35周年ライブの模様が、令和元年6月16日17時15分よりWOWOWで放送されるそうです。

また、19時45分からはフミヤさんの独占インタビュー等が放送されるということで、ファンにとっては見逃せない番組になりそうです。

自分は、WOWOWは契約しておらず見られないので、見られた方の感想や、番組についての記事などがあれば、それらを読んで楽しみたいと思います。

フミヤさんは、今も チェッカーズ 時代の曲をライブや歌番組で歌ってくれますが、今回はそのチェッカーズ時代の名曲、フミヤさんがテレビの歌番組でもよく歌ってくれる 『I Love you, SAYONARA』 を取り上げたいと思います。

この『I Love you, SAYONARA』は1987年3月発売、チェッカーズにとって2作目となる自作シングル曲です。
作詞は 藤井郁弥さん 、作曲はベースの 大土井裕二さん

デビュー曲、1983年の 『ギザギザハートの子守唄』 から、シングル曲は作詞が 売野雅勇さん か 康珍化さん 、作曲は 芹澤廣明さん が担当していましたが、1986年の 『Song for U.S.A.』 を最後に彼らの手を離れ、次の 『NANA』 からは、メンバー自身が作詞作曲した曲をシングルとして発売するようになりました。

そして、『NANA』の次に発売されたのがこの『I Love you, SAYONARA』でした。

個人的にこの『I Love you, SAYONARA』はもっと売れても良かった曲だと思うのですが、20万枚台に留まったのは、当時の状況が大きかったと思っています。

チェッカーズは、1986年3月に 『FLOWER』 というアルバムを発売しており、収録曲10曲のうち芹澤さんとメンバーが5曲ずつを作曲しています。


このアルバムには 『Long Road』 、 『時のK-City』 という名バラードが収録されており、2曲ともメンバーの自作曲でした。
そして、このアルバムで自信をつけたことが、『NANA』以降の自作曲への転向の大きなきっかけとなったそうです(自分たちがやりたくない曲をシングル候補として持って来られたことも別の要因としてあるようですが)。

そんな、芹澤さんとメンバーの曲がよく調和した名盤『FLOWER』の後、シングル『Song for U.S.A.』を挟みメンバー自作のシングル『NANA』が発売されました。



尚、その近辺の売上データを見ると、

1985年11月 『神様ヘルプ』 35.2万枚
1986年2月 『OH! POPSTAR』 35.4万枚
1986年6月 『Song for U.S.A.』 32.6万枚
1986年10月 『NANA』 24.3万枚
1987年3月 『I Love you, SAYONARA』 25.8万枚

となっています。

『NANA』で新たにファンになった方、よりチェッカーズにハマったファンがいる一方で、これまでのシングルや『FLOWER』収録曲からガラッと変わったことで、「あれ?」と思い、これまでシングルを購入していたのが今回は購入に至らなかったというファンも多かったのではないでしょうか。

一方、次にリリースされた『I Love you, SAYONARA』は、『FLOWER』やシングルの『Song for U.S.A.』に続いてリリースしても違和感を感じない曲調だと思います。

『FLOWER』に『NANA』が収録されていれば確実に浮いた存在になったでしょうが、『I Love you, SAYONARA』であればさほどの違和感はないはずです。

時系列的に収録されるわけはありませんが、むしろ、『FLOWER』に収録された唯一のシングル曲 『俺たちのロカビリーナイト』 よりも、『I Love you, SAYONARA』の方が『FLOWER』の雰囲気には合っている気がします。

楽曲単体で見れば『NANA』は決して悪いわけではなく、むしろメンバーのエネルギーが伝わる良曲なのですが、それまでと曲調がガラッと変わった影響は、売上面ではやはりあったと思います。

また、曲の売上は、単純な曲の良さだけでなくリリースのタイミングにも左右されるでしょう。

先程、『I Love you, SAYONARA』をもっと売れても良かった曲と書きましたが、『NANA』がある意味ファンを選ぶ曲だったのに対し、『I Love you, SAYONARA』はファン全体に開かれた曲であったと思われ、だからこそ、『NANA』の後ではなく『Song for U.S.A.』の次に『I Love you, SAYONARA』をリリースしていたとしたら、より多くのファンが手を伸ばせ、売上減少もあまりなく、30万枚の大台をキープできていたのではないかと思います。

この『I Love you, SAYONARA』の一番好きな部分は、やはりサビの最後の部分。

「I Love you だけど I Love you I Love you SAYONARA」

曲全体のメロディーも素晴らしいのですが、フミヤさんのこの部分での切なさを感じさせるボーカルがたまりません。

そして、ラストのサビが終わってからの 藤井尚之さん のサックスがまた良いんです。
切ない別れの後、気持ちを切り替えて前を向くような感じがします。

この曲には 英語ヴァージョン がありますが、フミヤさんの歌い方が日本語バージョンとは若干変わっていますがこれがまた良いです。

また、チェッカーズが歌う英語ヴァージョンとは歌詞が全く違っていますが、 GILLEさんが英語バージョンの『I Love you, SAYONARA』を2014年リリースのアルバムに収録しています 。

ピアノ中心で原曲よりもスローで静かなアレンジになっており、より大人な雰囲気になっています。

そして日本語ヴァージョンでは 倖田來未さんが2010年にカバーしています 。

彼女たちはチェッカーズ世代ではありませんが、若い世代を惹きつける魅力が、この曲にはあるのでしょう。

ちなみに、この「I Love you, SAYONARA」というフレーズは、正にチェッカーズ解散時のメンバーとファンの気持ちそのものですね。

メンバーもファンも、みんながチェッカーズを愛しているのに、サヨナラしなければならなかった1992年の年末。

それでも、チェッカーズは解散していても、メンバーそれぞれが今もファンに向けて活動を続けてくれていることが何よりも嬉しいですね。

I Love you.
だけど、
SAYONARAはまだまだ先のことです。



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Last updated  2019.12.03 00:01:30
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