Second-and-fiveで“Dot Right Flex,Hound Right Divide”というコールをクオーターバック(以下:QB)のA・ライトがした。“Dot”はツーバック(ランニングバックが二人)にタイトエンドが一人、ワイドレシーバーが二人というレイブンスの基本的なフォーメーションを意味する。“Right Flex”はタイトエンドのT・ヒープが5ヤード進んだところで右にスプリットすることである。“Right Divide”はワイドレシーバーの二人が右のストロングサイドに位置することを意味する。(ここではQBのライトが右利きなのでライトの向かって右サイドがストロングサイドになる。)同時にレシーバーのルートがどういう風なものなのかも意味する。ライトの最初のオプションは、ディープ・アウト・パターンのヒープへのパスだろう。“Hound”はオグデンに関係する唯一の言葉である。このコールは、オフェンスラインがストロングサイドへスライドすることを意味するものだ。従って、シアトルがブリッツなどをしてこない限り、オグデンはオキアフォアと1対1になる。オグデンの向かって左にオキアフォアがいる。C・ブラウンもセーフティもブリッツしてこない様に見える。オグデンはオキアフォアより5インチ背が高くて、75パウンド重い。しかし、オキアフォアのクイックネスがある。オグデンがオキアフォアと対峙したのはこの試合が初めてだった。