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2007.04.20
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上橋菜穂子

100年に1度生まれる
精霊の卵
それにまつわる
伝説と冒険譚

その卵を植えつけられた
ものは卵を守り、孵化する
ために行動するようになる。
しかしそれを狙う 怪物
何とか(ラルンガだったか)の執拗な攻撃を受ける。
卵が孵らないと 大干ばつ となり、民衆は死に至る。
そして伝説上では、このラルンガは開祖が退治したことになっている、

伝説の英雄を開祖とする帝、影の集団 狩人、星読博士、
用心棒を職業とする バルサ  女性、30代、短槍使い
妖精の卵を植えつけられた第2皇子 チャグム
バルサの幼なじみ タンダ 、呪術師、薬草士、バルサを想う
バルサも唯一心を許す存在。
トロガイ  当代最高の呪術師、タンダの師

チャグムは妖精の卵を抱えたことで命を狙われているが、・・・その理由も
うまく考えられている。開祖が退治したことになっている伝説が
嘘だということがばれてしまう。帝の威信に関わる為、帝=父に狙われる。
バルサはある日、新ヨゴ皇国で偶然、激流に流されたチャグムを救出。
これが切っ掛けで国家の一大事に巻き込まれていく。

作者は頭がいい、ちょっと計算しすぎじゃないか、とも想ってしまう。
設定、ストーリー、キャラクター、、、いろいろなファンタジーの
いいところをとり、配置していく。
わざとらしい気もしたが、実は読者というのもこういうのが好きで
描写が丁寧なこともあり、おもしろく読み進んでしまう。

特に女性短槍使いのバルサは魅力的だ。
卵の孵化しようとする本能に操られるチャグムとそれを守るバルサの旅。
チャグムに接する時のやさしさ、表現は女性特有のものだろうか、
この短いストーリーの中で、そのキャラクターはとても現実味を帯びてくる
そして運命に翻弄されるチャグム、なぜ自分が、なぜ?
これもファンタジーを描きながら、実は今を描いている。

とてもおもしろく読めたが、ただ一つ腑に落ちないところがある。
卵の成長には、 ある花 が必要。 しかしこの花を手に入れると
むせ返るような匂いが染み付き、これがラルンガを引き寄せる・・・
  なら、この花を使って囮にすればチャグムを守るのは簡単じゃないか?
これだけの手だれ、術者が揃っていて、誰一人気がつかない。
怪物が襲ってくるのをただ待ち、戦う。ちょっとだけ?と想ってしまった。
これをしない理由、説明はどこかにあっただろうか、わからなかった。

たまに?というところもあったが、こういうファンタジーは
読者の本能を刺激する。おもしろい。





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Last updated  2007.04.20 08:29:56 コメント(1) | コメントを書く


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夏色とんぼ @ Re:茨城のヒョウタンゴミムシ(05/22) 海の砂地にこんな虫がいるんですね。 山…
夏色とんぼ @ Re:ビショップ博物館(02/11) 久しぶりに見る綺麗な画像。 で、このアッ…
夏色とんぼ @ Re:叩いて落とす(10/12) よく見ると案外可愛い。 タッパーで虫捕…
夏色とんぼ @ Re:久しぶりの買い物(03/21) ぷぷぷー(笑) なるほど
夏色とんぼ @ Re:久しぶりの買い物(03/21) 充電池かと思いきや、フィルターかい?

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