
ウオッカはソ連系、グレープフルーツは南国系、ここに英国系のトニックウォーターが適量加わる。実にワールドワイドな飲みものだが、それぞれの母国同士は微妙な関係を抱えている。カクテルとは、面倒な関係を超越して一つのグラスで調和する「仲良しチャンポン」なのだ。We are all oneなのだ。
そんな世界をクイッと飲んでいると、Kさんが目の前できれいなカクテルを作っている。「それなーに?」と聞くと、フレッシュジュースだった。ほしい。アルコールを混ぜて作ってちょうだいと注文したのがこれ。

パイナップル、グァバ、オレンジの海に、七角の氷が浮いている。シャキッと甘い。フローズンにしてもいけちゃう。名前がないので、これからは「例のヤツ」で出してくれるそうだ。
普段喫茶店でチョコレートサンデーとか、かわいらしいケーキなんかを食べられない僕にとっては、一見女性向きに感じるこんなカクテルが際立って美味しく感じる。カクテルには、国境どころか男も女もない。We are all oneなのだ。
でも、今夜は1人で飲んでいる。実にOnly oneなのだ。