
たぶん、こいつはヒヨドリだ。食べている時は「キーキー」鳴いて、実に落ち着きが無い食べ方をしている。仲間を呼んでいるのか、「こっちに来るな」と警告しているのか。ヒヨドリは、無我夢中で食べている。僕も無我夢中でカメラのシャッターを押す。
器に大盛りにしてある米は、新潟産コシヒカリ。高級米である。この米は仲間とキャンプをして、ハンゴウで米を炊いてカレーを食べた時の残り物だ。しかし、この米の精米は「平成10年」とある。昨年の暮れ、たまたまアウトドア道具類の整理をしていた時に再会した。捨てるのが面倒だし、もったいないので、「せっかくだから」と正月早々に庭先に献上しておいたものだ。

このヒヨドリは、明日も来てくれるだろうか?問題は、「平成10年精米」と記しているこの古米の品質に、どれだけヒヨドリが耐えられるか、だ。日本の米政策に、ヒヨドリは風見ドリであってはいけない。ヒヨドリの厳正なる審判を待つ僕なのである。