在留特別許可申請をしていたが,
それが認められず,
小学1年生のすーちゃんは
両親とともに中国に帰ることになった。
すーちゃんのお父さんは立派な人だ。
いつもこんなことをいう。
「日本の若い人はどうして親を大事にしないのか。
パチンコをする金があったら,親にあげたら,喜ぶよ。」
いつも耳の痛い話だ。
ある会社の責任者になっており,
社長にアドバイスをしていた。
「人間は得て不得手がある。
不得手な人にその仕事をさせても,ダメ。
その人ができる仕事をさせること」
こんなことから,いろいろな取引先から
信頼されてきた。
私は,中国人のすーちゃんのお父さんから
親を大切にすることを教わった。
帰国に必要な書類を取るために
役所で待っているときに
私,すーちゃん,そしてお母さんと
尻取りをやった。
すーちゃんの日本語の語彙は
おかあさんを超えていた。
中国に帰れば、覚えたばかりの日本語も
急速に忘れてしまうだろう。
私は,すーちゃんに
公文の童謡カードと童謡CDを贈った。
中国で少年,青年そして成年と成長し
記憶のどこかに日本の童謡があればいいと思う。
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