こっぱんの日記

こっぱんの日記

2008.01.24
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カテゴリ: 美術・博物・展示
今日は午後から、大阪歴史博物館で開催されている「なにわ人物誌」を見に行った。

なにわ人物誌は、大阪で活躍した2人の文化人を取り上げていた。一人は、没後100年となる最後の粋人「平瀬露香」、もう一人は生誕100年となる刀工の人間国宝「月山貞一」。

「平瀬露香展」は次のように分類されて展示されていた。
1.平瀬家のあゆみと露香の時代
 A.千草の鉄山師  平瀬家は播磨国宍粟郡の鉄山元
 B.梶木町家と赤松家 大阪へ出た平瀬家の2分家
 C.一族の絆 
 D.露香登場 幕末維新の激動を超えて
   府立大阪博物場長、日本美術協会大阪支部長となる。

 A.露香の文筆、遊芸  31の趣味の奥義を極める
   書、占い、和歌、俳諧、大瓢箪・・・
 B.平瀬家の能、露香の能
   能面、能装束、能謡曲本
 C.平瀬家と露香の茶の湯
 D.茶掛け、茶碗、茶釜、香合、花入れ、棗、茶杓、水指、茶会記、一方庵の看板
3.露香の死を没後
 露香の墓は、大阪市北区の天満妙福寺にある。また、京都の大徳寺狐蓬庵の中にも松平不昧公の墓と並んで露香の墓がある。

明治の初めの大阪にこんなに有能な文化人がいたことを初めて知った。いい展示会だった。商売をすべて番頭に任せて、文化・遊芸に励んだ文字通り「最後の粋人」だったのだ。

画像は、パンフレットより。高麗茶碗 千種伊羅保、富士図 露香自画賛、能面 金剛直喜。
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「月山貞一とその一門展」は、次のように分類されて展示されていた。

2.月山貞吉 大阪月山派の祖  幕末に大阪に出てくる
3.月山貞一(初代) 廃刀令を乗り越え帝宮技芸員に任命される
4.月山貞勝 父と子をつなぐ 大阪府工芸功労者に選ばれる
5.月山貞一(二代)戦後を乗り越え人間国宝に選ばれる
6.月山貞利、月山貞伸 現代の刀剣界を支える奈良県指定無形文化財とその後継者


展示会場では、「極める―鉄に魂を打ち込む月山貞一」25分と「刀匠 月山貞利ー800年の伝統を受け継いで」18分のビデオを放映していた。一本の刀を作るのに緊張した作業の繰返しで1年もの工期を要することを知り、刀というのは、刀工の魂の結晶のようなものだと思った。

刀ばかりたくさん見て、ビデオも見たので、刀の作り方、見方などがよくわかった。最後に人間国宝月山貞一の次のことばが印象的であった。「私と同じような技術の方がたくさんおられる中から私が人間国宝に選ばれ、責任の重さを感じている。人間国宝だから、他の人よりいいものを作らなければならないと思うと、どんどん技を磨いていかねばならず、これからの努力の方が大変だ」

画像はパンフレットより。剣 銘太阿月山源貞一作、槍 日本号写し 二代目月山貞一作。
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常設展の方では、企画展「菅笠作りの町 深江」という展示会をやっていた。地下鉄千日前線の今里の次が深江だが、ここは昔から「菅笠作り」で有名だったところだそうだ。菅笠は、伊勢参りなど旅には欠かせないものだったのだ。今でも、皇室の行事や伊勢神宮の遷宮の儀式で使うものを深江で作っているそうだ。深江の古地図や生活や文化の歴史資料が展示されていた。

画像は、パンフレットより。左の絵は「深江編み笠店」の図(摂津名所図会より)、右の絵は「伊勢参宮 宮川の渡し」、下の写真は、お蔭参り菅笠、菅笠、鍋敷き、色紙掛け
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Last updated  2008.02.19 07:30:33
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