こっぱんの日記

こっぱんの日記

2008.09.11
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カテゴリ: 美術・博物・展示
今日は、午前中はK病院へ診察に、午後は、大阪市立美術館で開催されている佐伯祐三展を見に行った。

佐伯祐三(1898-1928)の名は、数年前、大阪市立近代美術館で回顧展があったとき初めて知り、大阪出身の夭折の天才画家だということを知った。その時も、かなりの数の名画を見たが、それは山本初次郎というコレクターかれ寄贈された勘蔵品のみであった。今回は、佐伯の没後80年を記念して、国内に分散する彼の作品140点を一堂に集めたものである。(そのうち70点が勘蔵品、すなわち山発コレクション)

展示は5部門に分かれていた。

1.凝視する自己・自画像の時代ー東京美術学校時代からパリに行くまでー
 自画像、弥智子像、ベッドに座る裸婦など22点が展示されていた。

2.ヴラマンクとの出会いー第1次パリ時代 1924.1-1926
 ヴラマンクに「このアカデミック野郎」と長時間叱責され、絶望に叩きのめされたところから彼の美術が目を開く。立てる自画像、ノートルダム、人形、レジェノエルなど50点が展示されていた。

3.帰国時代 1926-1927.9
 帰国後、二科展に出展したり、1930年協会を設立したりなど活躍するが、「日本の風景はぼくの絵にならない」とぼやいていた。下落合風景、滞船など17点が展示されていた。


 念願の再渡仏を果たし、広告の文字を風景に取り入れた作品を多く描くようになる。広告貼り、ヴェルダン、カフェタパ、リュクサンブール公園など25点が展示されていた。

5.最後の3ヶ月。モラン、そして死 1928.1
 1928年1月、モランへの写生旅行の後、体調を崩し、3月に入院、8月に生涯を閉じる。あまりにも短い人生だった。カフェレストラン、ロシアの少女、黄色いレストラン、扉、モランの寺、煉瓦焼から絶筆:郵便配達夫まで25が展示されていた。そのどれもが力強いタッチで描かれた名画である。最後の力を振り絞った描いたのだろう。逆にこれらの絵が彼の死を早めたのかも知れない。

展覧会には、彼の絵に影響を与えた作家の作品13人の作品19点が関連出展されていた。ヴラマンク、ユトリロ、里見勝蔵、中山巌、川口軌外、前田寛治、小島善太郎、木下孝則、荻須高徳、大橋了介、山口長男、横手貞美、佐野繁二郎らである。

佐伯祐三は画材の購入にも苦労していたらしく、カンバスの両面に餌を書いているものが、10点(都合20点)ほとあった。自分の絵のほか、1925年に描いた「ノートルダム」の絵は、前年に里見勝蔵からもらった「ストーブ」という絵の裏に描かれている。会場ではあるものは両面が見られる額に入れ、あるものは片面だけを見る額に入れ、裏面は写真で示していた。

画像はパンフレット、絵はがきなどより。カフェ・レストラン、立てる自画像(顔を潰している)、黄色いレストラン、人形、郵便配達夫
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佐伯祐三展を一通り見終わったあと、同時開催されている「大阪市立近代美術館コレクション」を見た。モリディアーニの「裸婦」、マリーローランサンの「プリンセス達」など館蔵の名品72点が展示されていた。

その後、佐伯祐三の山発コレクションの紹介ビデオを30分間見て、美術館には2時間半滞在して外に出た。河底池、恵沢園を回遊したあと家路に着いた。アオサギが何か鳥らしきものを飲み込んでいた。池のまわりには彼岸花が咲き始めていた。森ではコブシの木に実がなり、赤い実がちらちらと顔を覗かせていた。

帰宅後は、野球を気にしながら、「梯梧句会」の出句を清記したり、選句したりした。

その阪神はなんと3夜連続のサヨナラ勝ち、しかも今日は逆転サヨナラだから値打ちがある。巨人も勝ったためゲーム差は6で変らないが、マジックは一つ減って19、優勝確率も96.4%となった。
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Last updated  2008.09.22 09:52:35
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