こっぱんの日記

こっぱんの日記

2009.01.11
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カテゴリ: 美術・博物・展示
今日は、一日中在宅で、主としてテレビを見ながら過した。朝から順に、美の京都遺産、皇室アルバム、目がテン、遠くへ行きたい、NHK俳句、報道2001、日曜美術館、報道プロジェクト、女子駅伝、そこまで言って委員会、・・・、笑点、バン記者、ダーウィンが来た、天地人、NHKスペシャル男と女・・・などである。

今日は、昨日見た「浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展」のことを書く。京都高島屋グランドホールで7日から19日まで開催されているもので、昨年9月、同様の展覧会が太田記念美術館で開催されたようだ。

浮世絵は、明治初期に大量の作品が海外に流出し、ときどきこのように里帰りの展覧会が開催される。国内より海外にいい作品が多いというのは浮世絵ばかりでなく、他の美術品、工芸品、寺宝などでも同じことだが、このような展覧会を見るたびに流出が食い止められなかったかと情けない思いにかられる。尤も、海外の美術館で丁寧に保存されたから残っているので、海外に渡っていなかったら、包み紙や燃料に変わっていたり、保存されていても虫食いや退色が進んでダメになっていただろうという見方もある。

浮世絵の収集で有名な海外の美術館で、これまで里帰りの展覧会が行われたのは次の通り。(抜け落ちあるかも知れない)
ボストン、ミネアポリス、ブルックリン、シカゴ、ティファニー(以上アメリカ)、ヴィクトリアアルバート(英)、ギメ東洋(フランス)、キヨッソーネ東洋(イタリア)、ブタペスト東洋(ハンガリー)、ベルギー王立、プーシキン(ロシア)、中国美術館など。

このうち、ボストン、ヴィクトリアアルバート美術館のものは、昨年里帰り展があり見に行った。今回のベルギー王立美術館にも浮世絵だけで7500点も所蔵されていて、そのうち150点が見られるのである。

展示は、絵師ごとに並べられていた。作品は、東洲斎写楽、喜多川歌麿、鈴木春信、歌川国貞、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳ら有名な絵師のものは10~20点のほか、礒田胡龍斎、一筆斎文朝、北尾重政、鳥居清経、鳥居清永、歌川豊春、勝川春草、勝川春好、勝川春英、鳥文斎栄之、鳥高斎栄島、一楽斎栄水、北尾政演、窪俊満、魚屋北渓、柳々斎辰斎、昇亭晴信らの絵師のもの1~3点が見られた。どの絵もじっくり見ていてあきない良品ばかりであった。    
私は、広重、北斎の風景画が一番好きであるが、人物画は、歌麿、写楽のどぎつい作品より春信の洗練された美人画の方が好きだ。そのほか、パズル的要素のある国芳の絵に興味があり、昨日も絵はがき2枚を買った。

絵は、上左から、写楽(四代目岩井半四郎、三代目市川高麗蔵、二代目小佐川常世、初代市川男女蔵の奴)、歌麿(当時三美人、見越入道、野田の玉川)、下左から、春信(五常‐義、鏡台の秋月、五常‐礼、手拭掛の帰帆)、国貞(七代目市川団十郎、菅丞相)の作品。









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Last updated  2009.01.15 08:14:24
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