こっぱんの日記

こっぱんの日記

2016.08.07
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カテゴリ: 美術・博物・展示
今日は、午前中はテレビで、NHK俳句、リオ五輪のウェイトリフティング、高校野球開会式などを見た後、句会資料のプリントをしたり、俳句を作ったりして過ごし、午後から出掛け、兵庫県立美術館で開催されている「藤田嗣治展」を見に行った。

藤田嗣治(1886-1968)の絵はこれまで何度か展覧会で見たことがあるが、何度でも見たくなり、猛暑日を押して出掛けることにした。意外に多くの作品が展示されていて、一通り見て回ると1時間半ほどが過ぎていた。

展示は次のように分類されていた。

1.模索の時代(1909ー1918)
 23歳でパリへ。「収穫」など14点。風景画が多い。
2.パリ画壇の寵児(1919-1928)
 乳白色の裸婦像が人気。「五人の裸婦」、「エレーヌ・フランクの肖像」、「自画像」など25点。
3.さまよう画家(1930-1937)
 アメリカ、中南米、中国などを外遊。「カーナバルの後」など23点。

 日本国家の要請で戦争画を描く。「猫」、「アッツ島玉砕」など16点。
5.フランスとの再会(1948-1963)
 戦争犯罪人呼ばわりに耐えかね再びフランスへ。「猫を抱く少女」、「小さな主婦」など36点。
6.平和への祈り(1952-1968)
 晩年は教会用の絵や宗教画を多く描く。「2人の祈り」、「聖母子」など14点。

画像は、パンフレットおよび関連サイトより。左:1929自画像、右:左上より、1917収穫、1923五人の裸婦、1924エレーヌ・フランクの肖像、1932カーナバルの後、1940猫、1943アッツ島玉砕、1949猫を抱く少女、1956校庭、1956小さな主婦、1959聖母子


立派な日本人画家でありながら、日本画壇からは認められず、成功したとはいえ異国フランスで淋しい人生を送らざるを得なかった藤田の胸中が思いやられる展覧会だった。戦前帰国したときは、「宣伝屋、はったり屋、日本画の焼き直しのような洋画、外国人の異国趣味におもねる絵」などと中傷され、少しでも日本国民のためになりたいと思って書いた戦争画で、逆に戦争犯罪人扱いを受け、日本を追われるようにフランスに戻り、異国で生涯を過したのである。
 彼が日本画壇に言いたかったこと。
 1.絵かきは絵だけを描いていて下さい。
 2.仲間げんかはしないで下さい。
 3.日本画壇は早く世界水準になって下さい。







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Last updated  2016.08.11 23:04:16
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