お手玉遊びと私のつれづれ

お手玉遊びと私のつれづれ

ゲーム脳をお手玉で改善




■ お手玉による回復の実例




森教授「お手玉でゲーム脳は治りました)

http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2002_11_20_2/content.htmlに行かれましたら3分18秒の動画コンテンツが見れます。

「お手玉をやったことにより、実際にゲーム脳が完全に回復しました」
日大大学院の森昭雄教授は、ゲーム脳対策としてお手玉を推奨している。

お手玉がゲーム脳克服方法として見出されたキッカケは、学生からの“ゲーム脳患者”がいるとの通報だった。
「ゲームをやり過ぎてヘンな子がいると学生が連絡してきて、(森教授の元に)その大学生を連れてきたんです。しかし、よくしゃべったり笑ったりするんです。正常なんです。そうしたら、『薬を飲んでる』というんですね。精神科に行って、もらった薬を飲まないと暴れてしまうというんです。ゲームのやり過ぎでおかしくなってるというのがわかってるんでしょうね」

この学生は、自分でもゲームのやり過ぎが元になって異常をきたすという因果関係がわかっていたという。そこで、彼にブロック(積み木)をやらせてみた。しかし、森教授が開発した脳波測定器(ブレインモニタ)の反応は、β波が微かに上がっただけでゲーム脳の状態は解消されなかった。
森教授は昔なつかしいお手玉に注目した。数個の玉を使うお手玉遊びは、左右の手や玉の状態など物事の手順を考えながらするので前頭前野が活発に働くからである。

「お手玉は集中しないとできませんので、やらせたんです。そうしたら2週間でβ波が通常値にあがりました。しかし、すぐ元に戻ってしまい、安定しなかった。そこで3~4ヵ月継続的にお手玉をやらせてからまた脳波を取ったら、今度はかなり安定してきたんです。ただまだ突然、意識がふっと消えたりするんですけどね。ゲーム脳の人は目の焦点が合わなくて、高齢者のようにぼうっとした表情になるときがあるんです。そのときは脳波がスーっと落ちるのですが、普通の人にはそういう症状は絶対に起こらないんです。今、10ヵ月近く経過しまして、脳波の状態も完全に安定し、人間も変わり、明るくなりました。よくしゃべるし、笑うし。友達からも変わったと言われ、自分自身も変わったと。誰が見ても変わったとわかるんです」
この学生はお手玉のおかげで、ゲーム脳を克服しつつあるようだ。これまで1日3時間以上の時間を費やしていたゲームをやめ、その代わり、10分間をお手玉に、その他は読書や他の学生とのコミュニケーションに使った成果である。
お手玉といっても内容はごく普通。3個のお手玉を使い、8の字を描くように両手で投げる。2個では簡単すぎて効果は薄い。1日、わずか5分から10分、落とさずに連続150回を目指してやってみる。150回がクリアできるようになれば、ゲーム脳からも脱却できるという。

これまで360人のβ波をサンプルとして調べたが(10月30日号NWJ)、前頭前野にβ波が出にくく、ゲーム中になるとまったく出てこないゲーム脳の人が2割いたという。これらの人は総じて1日2時間以上ゲームで遊んでいた。

そうしたゲーム脳を治癒する“特効薬”はお手玉にあったのだ。
「お手玉は前頭前野の活動性を非常に高めるんですね。実際に取ったデータで、脳全体が非常に活動することがわかっています」(森教授)
ゲーム脳1ゲーム脳2

お手玉をしている時とゲームをしている時の情報の伝達経路。理性、情緒を司る前頭葉にゲーム時は刺激が届いていないことがわかる






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