千葉県八千代市の塾「個別学習ヴァージャー」塾長のつぶやき、かなり大声?!(ブログ)
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とりわけ、現代文の小説、随筆の解釈は難しい。今日塾生の子が国語が難しいので夙に知られている、W大・文化構想学部(ここまで書くと最早イニシャルにした意味はないが)の問題用紙を持ってきた。時間帯が早かったせいか、ネットで検索をかけても模範解答例がなかったので、うちのブレーン(妻)と手分けして読んでみた。出典は昨年センター試験において受験生を悩ませた、堀江敏幸氏の「煉瓦工場の退屈」であった。堀江氏の作品は昨今の入試問題としてよく取り上げられているので、それには何の不思議もないのであるが、まさかよりによって自らが教授として在籍されている学部から、この作品が出題されたのだという点に、私は(そして妻も同様に)かなり驚いてしまった。今までにも冗談めかして、「小説の出題はいっそのこと作者本人に作問してもらって、ついでに模範解答も明示してもらった方がいいよね。」などと、知人と話していたことはあったのだが、期せずしてというか、自分の寝耳に水というか、自分の塾生が受験した大学に於いてそんなことになろうとは、煉瓦で後ろから襲いかかられたかのような気分になってしまった。(どうもご本人がかなり介在している、あるいは自ら作問したのかも?と、思われるような設問及び選択肢があった:個人的な見解だが)出題された文章及び設問についてだが、文章自体は例のごとく一文が長く、接続助詞が多用されていて、すらっと一読でスッキリとはいかない文章である。設問も意図が今ひとつ分かり難いものも見られた。そのようなことからか、予備校が公開していた模範解答例にも食い違いが散見された。大学入試の試験問題に関して常々感じることだが、センター試験以外の試験に関しては一部を除いて真相(答)は「薮の中」、おそらくはこれが適当であろうという憶測に頼ったカタチに、頼らざるを得ないものが存在する。選択式の試験ですらこのような状況であるから、記述式に至ってはそれこそ別解の嵐であるといった感じであろう。もちろん、全ての設問の答えが見え難いというわけではないが、他の科目と比較した場合は圧倒的に国語の現代文、とりわけ小説、随筆の類に於いてのそれが最も多いように感じてならない。落とすための試験であるという事情は重々承知出来るのだが、ある程度その後の人生がかかってもいるものだから、賛否両論はそれぞれにあることとは思うが、せめて出題に対しての大学としての「答」くらいは出していただきたいなと改めて感じた。それが自分の大学を大枚はたいて受験してくれた受験生への、誠意であり、礼儀であると私は思うのだが、いかがなものであろうか?煉瓦に対して路傍の小石を投じてはみたけれど、バスの外の退屈な風景のように、黙殺されるんだろうな、おそらく、、、、。
February 18, 2008
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