好きなものは好き♪

Profile

ココアみるく15

フォローする

Calendar

ひとりごと

(0)

昨夜、辻仁成の小説「サヨナライツカ」を読みました。

残り半分を一気に読みました。

映画も公開中の作品で、辻さんの奥様　中山美穂さんが主演です。
賛否両論、辛口のコメントも多いようですね。
私は、映画は見てないのでなんとも言えませんが、不倫を正当化してるだけ！等さまざまな意見が･･･

共に過ごした4ヶ月という短い日々と別々の道を選んでも変わらない2人の想い。
25年後の再会。

当然主人公である沓子に感情移入してしまう訳なんですが･･･

婚約者のいる豊は、迷い・悩んだ末、最終的には自分の将来の人生を優先し、婚約者の光子を選び、完璧な妻である光子と2人の子供達と幸せな結婚生活を送るのですが、それでも忘れられない沓子への想い。

25年という長い歳月を経ても愛する想いは変わらない･･･

小説だよね？実際無理だよね？って少し思いました。

確かにそれだけを取れば、壮絶なラブストーリーだけど、ちょっと冷静になると、じゃぁ豊だけを愛し、支え、良き妻であった光子の思いは？
25年も連れ添ってきた夫が、実は心の中では自分ではなく他の女性を愛し続けたと知ったら･･･？

他にも、滝沢ナエさんの手紙の内容についても考えさせられました。

映画も機会があれば観てみたいです。

　～人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
　　　　愛したことを思い出すヒトとにわかれる

　　　　　私はきっと愛したことを思い出す～　「サヨナライツカ」より