プロ野球情報館

2004年12月02日

５０試合に投げて、防御率は１点台。セーブ王を獲ります。年俸は倍増？１億円です

テーマ：阪神優勝！(77)

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久保田セーブ王＆１億円狙う

　ビッグマウスは健在だった。阪神・久保田智之投手（２３）が１日、来季のセーブ王を狙うと宣言。さらに公約達成すれば、約３倍増となる「年俸１億円」の大台までも狙うと公言した。

　前日の契約更改では、２度目の保留をしたばかり。「粘っても、自分の口ではどうしようもない。国語が苦手なんで」と、次回は６００万増の３２００万円でサインする意向を明かした。ただし、あるプランを胸に秘めての白旗だ。

　「こうなったら文句を言われない成績を残します。予定では」と前置きした上で、壮大な目標を語りだした。「５０試合に投げて、防御率は１点台。セーブ王を獲ります。年俸は倍増？１億円です」。来季の契約すら結んでいない状態で、何とも鬼に笑われそうな話ではあるが、トルネード右腕は真剣だった。

　この日は大阪府の豊中警察署で一日署長を務めた。球団の評価が上がらないことで、どこか曇りがちの表情だったが、最後は目標を語ったことで前向きな顔に。「けがなくやれば、成績は残せる」と自信を見せた。

　入団４年目での１億円突破となれば、赤星と並んで球団最速での大台超え。代理人を使うことは否定的だが、公約達成なら「それぐらいは行くでしょう」と、球団への高評価を信じていた。ストッパー構想を抱いている岡田監督には心強い発言で、球団にもうれしい悲鳴になるはずだ。

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