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さとヌーさん
ヴィーナスひろりんさん今から13年とちょっと前の7月まで私は転勤で長崎市で働いていました。
住まいは浦上川沿いにある単身寮。
いつもは職場と単身寮の間はバス。
時には浦上川沿いの風に揺れる柳を見ながら歩いて帰るときもありました。
その帰る途中にあった1軒の居酒屋。元気のいい女将さんが一人で切り盛りしていました。
そのお店では大型客船建造に従事していた電気工事士の若いお兄さんたち
(彼らはあとで火災となった大型客船の建造に従事していました)、
バス運転手、
ガス会社の社長などたくさんの人との出会いがありました。
熊本への転勤が決まっても残務整理で着任が遅くなり、熊本の新しい職場の上司からは
早く来てくれと電話がかかってきていました。
長崎での最後の日、あたりはもう暗くなっていました。
正門でお世話になった職場の建物に向かって深々と一礼。
正門から数分歩くとバスの営業所があり始発でもあるバス停に1台のバスが止まっていました。
幸いに私がいつも乗っている路線バスでした。
それに乗って帰ろうとステップに上がると運転手さんが手を上げました。
偶然にも長崎最後の日、最後のバス通勤のバスは居酒屋で知り合った 彼だったのです。
そして私たちを二人きりにさせるためではないかというのは勘違いかも知れませんが
2キロほど先の単身寮近くのバス停まで誰一人乗って来ることはありませんでした。
彼の携帯の番号は今でも残っていますが、それ以来連絡は取り合っていません。
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