2歳からの中学受験 by小苺

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2004.10.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
これを期にちょっとまじめなお話。

私は阪神大震災の経験者です。
幸いにも我が家は神戸の市街地から離れた市内だったので、家や家族に重大な被害はありませんでした。
しかし、こんな私でも意外と心に負った傷は深いようで、
今回の新潟県中越地震で情緒不安定になっています。

今度の1月17日で10年になります。
その朝、私は悪い夢でも見て飛び起きるような感じで目が覚めました。まだ6時前で真っ暗でした。
何が起こったかわからず、とりあえず部屋を出て二回から階段の下の母を大きな声で呼びました。
何が起こったかよくわからず、とりあえず階段を下りて母のもとに。

停電こそ何度もありましたが、幸いにも我が家は電気とガスは通っていました。
当時中学3年生で、私の通っている学校では高校入試がなかったのが私には救いでした。とんでもなく動揺していましたから。
私はかなり動揺しており、その日から毎日自宅のコタツに入ってテレビで神戸の市街地の状況を見ていました。

私の通う中学はちょうどその市街地にあり、学校へ行くための交通網は寸断されていました。
ずっと小さな揺れに動揺し、我が家では家こそ問題ありませんでしたが、水がずっと出ない状態が続きました。
母と二人、近所の中学校へポリバケツに水を入れてもらうために何度も往復し、お風呂に水をためて湯を沸かしました。
トイレも流せず、洗面器でお風呂の水を汲んで流しました。
コンタクトの一つ洗うにも水を気にし、手を洗うにも水量を気にしていました。
3週間後ようやく学校までの電車が動き始めたとのことで、
普段の倍以上の時間をかけて学校へ通いました。

その電車の車窓から見える景色はまるで戦場。

普通に生活をしているとありえない光景です。
同級生も一人亡くなったとのことでした。

そして、私の学校はちょうどその1ヶ月前に完成したばかりの体育館があり、女子校でしたので、新しい鏡張りのダンスルームもできていました。
そこが、まだ生徒の誰にも使われることなく犠牲者の遺体安置所になっていました。
もちろん、生徒の私たちはそこに近づくこともなくただ、2時間の授業(安否確認のために行われているようなもの)が終わるとまた時間をかけて自宅に戻るという日々を過ごしていました。


もともと神戸は地震がほとんどない場所。
この大震災ではじめて地震の怖さを知った神戸市民も多かったのではないでしょうか。
そして、度重なる余震の恐怖。
新潟県中越地震のように震度の大きな余震は少なかったように思いますが、ひとたび地震が来ると「この後もっと大きな地震が来たりして!!」という恐怖心が今も付きまとっています。
被害の少ない場所に住んでいた私でさえもこんなに動揺してしまっていますので、今回の被災者の方の辛さが少しでも少ないことを祈るばかりです。

今回の新潟県中越地震の犠牲者は現在20人強。阪神大震災の犠牲者は6000人以上。そのそれぞれの犠牲者には家族が居て、その家族は身内が無くなったことの悲しみと、今現在の衣食住と、今後の不安をいっぺんに背負い押しつぶされそうな気持ちでしょう。
何とかその一つでも安心できる状態に回復するよう一日も早い復興が待たれます。



あまりの情緒不安定さから、昨夜は22時に眠りました。
起きていると説明のできない不安感と涙でいてもたってもいられなかったのです。
説明のできない涙はやっかいですね。
今では震災のことを全て思い出すことはできません。
私には思い出したくない記憶なのかもしれません。

神戸出身だと言うと「地震はどうだった?」と聞かれるのがだいぶ辛いです。
天災ですから。名物ではないですから。傷ですから。





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最終更新日  2004.10.25 14:10:17
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