コイケランド

コイケランド

PR

×

Profile

koike1970

koike1970

Calendar

2009.09.06
XML
カテゴリ: 音楽
 夏木マリが歌っている「 鎮静剤

 もともとは、高田渡の「 鎮静剤 」である。これは、マリー・ローランサンの詩「 Le calmant 」を堀口大學が邦訳したものに、高田が曲を付けたものだ。

 堀口訳は「○○な女よりもっと哀れなのは△△な女です」のパターンを連呼するところが面白い。歌として聴いたときにも、このパターンがあるからこそ、耳に残るのだと思う。
 ただ、どうしても気になってしまうところがある。“哀れ”という言葉は、ローランサンの原詩には全く出てこないのである。
 恥ずかしながら私なりに、原詩に沿って訳出してみよう。



  退屈というより
  さみしいのです。
  さみしいというより
  不幸なのです。
  不幸というより
  苦しいのです。
  苦しいというより
  捨てられているのです。
  捨てられているというより
  一人ぼっちなのです。
  一人ぼっちというより
  仲間はずれなのです。
  仲間はずれというより
  死んでいるのです。
  死んでいるというより
  忘れられているのです。


 堀口訳のタイトル「鎮静剤」が、この詩のニュアンスに適さないのでは?とも感じられるので、冒頭で変えてみた。心を落ち着かせる何か、ということであれば、これが良いと思う。


 退屈で、さみしくて、不幸で、苦しくて、捨てられて、一人ぼっちで、仲間はずれで、死んでいて、忘れられている、そんな女。それは「なぐさみもの」なのだ。

 いずれにせよ、“哀れ”なのは確かなようだが…





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.09.06 19:20:36
[音楽] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Favorite Blog

🔴🔴🔴カーグ島沖で… alex99さん

引越しに伴い転職し… SEAL OF CAINさん

Baucafe  … ばう犬さん
存生記 nostalgieさん
人生朝露 ぽえたりんさん
映画と出会う・世界… 哲0701さん
ricericericecocoa ricecocoaさん
姫君~家族 初月1467さん
南包の風呂敷 南包さん

Comments

コメントに書き込みはありません。

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: