こいくちしょうゆ

こいくちしょうゆ

2006年05月12日
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帰りがけに、同僚に釘を刺された。

釘を刺した同僚は、今月の紙面の方向性を決める担当の役を負おう。

前回の宿直の時、彼の意に反し、春野菜の緑と夏野菜のビニールハウスで、畑が、まるでパッチワーク模様になった三浦半島の写真を載せた。

これは、独断で、ほとんどゴリ押しである。

自画自賛であるが、そんな事情を知らない社内も、読者からも、その写真はすこぶる評判が良かった。

しかし、事情を知っている者達からは…


紙面を見て、
「面白いね! あの写真!」


その人の「今月は、一面の写真を決める当番月なんだ?」
という問いに、「いいえ、私の独断です」と返答。

その答えを聞いた途端に、彼から後の言葉が出なかった。

何も知らない旅人が村人との会話の中で、知らず知らずタブーに触れ、村人がそそくさと退散するシーン。
ミステリー映画によくある、そんな場面のようだった。


東京には、東京の流儀がある。

外様は大人しくしておけ。

言外に感じるプレッシャー。


明日は、宿直。

紙面に載せる写真の決定権は私にある。

しかし、バカバカしくて、「何を載せようか…」などと考える気も起きない。




そんな、こんなで、今晩は、一人でビール3本目。






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最終更新日  2006年05月13日 01時31分47秒
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